先日の連休に大阪に戻っており、自宅でゴロゴロしながらテレビの視聴。
地域がら東海では見ない関西電力のCMが流れてまいりまして.....
???と言うのも東日本大震災以降は宣伝活動を自粛していたんですよね。
それぞれ大人の事情がございますから!
今回のPRコマーシャルは、電力会社としてのガス事業参入に伴うイメージコマーシャルらしいのですが、そんなものはどうでも良いし今ここで関係ない.....
私が関電をPRしても意味ないしwww。
俳優の佐々木蔵之介さん出演のこのCM。
すでに昨年4月頃より放映されはじめ、今回視たのがその第2弾!
『挑戦の歴史』と銘うった、たった1分のCMなんだけど.....
決してダムマニアで無い一般市民である私が視ても、何かこう
『ジィ~ン』と来るものがございました。
国家総動員法と言う国策の名のもと進められた日本電力時代(関西電力の前進)黒部川発電所建設における開削事業。
その歴史映像が何とも言えないのです。
まずは迫力の黒4(くろよん)発電所。
旧日電歩道での資材運搬する歩荷(ぼっか)の映像、その1
その2
高熱隧道(こうねつずいどう)掘削時に水を浴びながら作業する作業員。
と、まぁ非常に短い映像ではありますが.....
記録用としてでしょうが、こんな貴重な映像が残っているのですね。
動画はこちらです⬇
その昔、国策と言う名のもとで進められた黒部川流域における電力需給のための発電事業建設工事。
越冬不可能かつ日本有数の雪崩発生地域と言われたこの地での不休での作業。
映画も書籍もドキュメント放送なども多数ございますが、300名以上の犠牲者を出したとか.....
※黒4ダム工事における殉職者数は171名と言われている。
日常おこる水平歩道での歩荷(ぼっか)作業員の転落事故。
最高摂氏166度の高熱隧道内におけるダイナマイトの暴発事故。
また熱中症により次々に倒れて行く作業員たち。
そして最大の惨事、1938年泡(ほう)雪崩による志合谷の作業員宿舎雪崩事故。
※84名の死者(うち47名は遺体を収容できず)
この際1~2F鉄筋コンクリート3~4F木造建築の上部木造部分は600m吹き飛ばされ峡谷の対岸にまで達したとか.....
冗談話ではなく昔のダム工事がいかに壮絶かつ困難な工事であったのかを思い知らされる.....
黒部川第3発電所上流には、幻の仙人谷ダム.....そして阿曽原小屋.....
※ここはPR事業として抽選ではございますが、年に何度か見学会が開催されております。
そう言えば、そんなところにハイドラチェックポイントがあったとか無かったとか.....?
そんな色々と感慨深い気持ちになったその夜.....
『こう言う過去の歴史そして先人に思いを馳せながら、黒部ダムを見学するとまた感動も違うんだろうなぁ!』と
(とりあえず)嫁に問いかける.....
昨年は娘の用事で行けなかったこの地を.....
今年は踏めるかもしれない(仙人谷ダムではございません).....
いや絶対に行きたい!
(強い希望!!)
Posted at 2017/01/12 00:12:21 | |
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