皆さま 大変ご無沙汰しております(^_^;)
さて、前回(なんと去年のクリスマス頃!!放置し過ぎですみません)には我が家に弟のバード君が来るきっかけとなりましたスティーブ・マックイーン最後の主演作「ハンター」のお話をしましたが、
今回は、小さい頃ベータマックス(若い方はご存じないかも!!)に録画したテープを伸びてしまうほど見、サウンドトラックをビデオからカセットテープに落として聞きまくった「バニシングin60"」についてです。
↓
・・・ではなく、
無論 こちら!!!!!
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この映画を初めてTVでみる前だったか後だったか、今では記憶が定かではありませんが、親父が会社の知り合いの方から「数日家族旅行に行くから、おたくのバン貸して~」と言われて、親父の330セドリックバンと交換で数日預かったのが、なんと
'71or '72の黄色のMach1!!!
親父もこの車を面白がって、人の車なのに我々チビ兄弟を乗せて、あちこちドライブに連れて行ってくれました。
時間差なくTVと現物を見てしまったおかげですっかりMustangの虜となって、以降何台もプラモデルを作り、ミニカーやチョロQを集め、遂に現実にMach1に乗るまでに至ったのです。
・・・が、ビデオテープが伸びてしまう位何度も観た大好きな映画なのですが、
私は現在発売されてるDVD版を持っておりません。
阪神大震災でベータマックスのテープを紛失して、しばらくこの映画を見ることが出来なかったのですが、ニコラス・ケイジ主演「60セカンズ」公開に合わせてDVDが発売になったのを知り、速攻TSUTAYAで借りて早速再生したものの・・・
・・・・・「画だけバニシングin60"!?」(T-T)
あまりのショックで半泣きになりながら、まさに"Mach"の速さで、借りて一時間も経たないうちに返却して以降、まともにDVDバージョンは見たことがないのです。
後で知ったのですが、なんでもDVD化の際、制作側と音楽版権者が著作権を巡って揉めにもめて、訴訟問題にまで発展したものの結局オリジナル音源を使用できなかったそうで・・・(ToT)
この度そのリベンジと言っては何ですが、昨年私に代わり新しくMach1のオーナーになって下さった方が、VHSで保存しておられたオリジナル版をDVDに焼いてくださったので、ぜひ皆様と共有させていただきたいと思い、音楽や歌が挿入されているシーンを幾つかアップ致します。
日本語吹替え版・日本語歌詞対訳字幕付き版で、H・B・ハリッキーの吹替えは、あの"ねじねじマフラー"でお馴染みの中尾彬さんです。
古くからの「バニシングin60"」ファンの方々には「これぞオリジナル!!!」と言わしめる感涙モノとして、
またオリジナル音源版をご覧になった事の無い方々には、音楽の違いだけで映画の雰囲気がガラッと明るく変わる例として、またDVD版ではダラダラ間延びしてるだけに見えたシーンは、実は登場人物の心情を代弁するかのような歌が挿入されていて、意味を持つシーンへと変化するものとして観ていただけると思います。
古いVHSから焼いてあるので、決して画質・音質は良くないのですが、ぜスピーカーやコンポ、ステレオシステムなどに接続して音を聞いていただけると、低音が効いてより細かくDVD版との効果音の違い・音楽の違いがご理解いただけると思います。
(全ての動画で右下の枠をクリックしていただくとフルスクリーンでご覧いただけます。)
まずは、オリジナル音源版のみ三点、
アトリー トラに追いかけられる
オリジナルの雰囲気はこんなにユル~いのです。
港の車庫で
国際タワーへ
ビンセントトーマスブリッジを通過してハーバーフリーウェイに合流
及び造成地でのチェイスからハーバーフリーウェイへ
まずはDVD版(1:25~3:58の箇所 及び 7:14~この動画のラストまでをご覧ください)
オリジナルの持つ明るい雰囲気・心地よい疾走感は何処へ・・・(ToT)
「ビンセントトーマスブリッジを通過してハーバーフリーウェイに合流」のオリジナル音源版
ミュージックビデオの如くシーンの展開と音楽の転調が見事にシンクロしてます(^-^)
「造成地でのチェイスからハーバーフリーウェイへ」のオリジナル音源版
DVD版と全然雰囲気が違います! やっぱりこうでなきゃ!!
クライマックス レドンドビーチでのジャンプシーン
DVD版
・・・・・(-"-;)
オリジナル音源版から
這々の体で逃げてきた主人公の心情を表わすこの歌とジャンプシーンのスローモーションが
見事にシンクロしているからこそ、そのあとの通常スピードでのジャンプも活きてくると思うのです。
エンディング
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Posted at
2013/04/22 21:31:08