レースが
悔しい結果に終わったので,次回に向けて今回の攻略結果を残しておきます.
まず決勝で走らせたのは8号車.2017年10月の月間ランキングによると47.479 が出ており,同じチームの上司も47.6まで出しています.
一方,私は決勝の2本目で出した 48.072 が自己ベストなので,大体あと0.5秒は上げられる計算になります.
それを踏まえつつ,決勝2本目をLAP+で解析してみると以下の通り.
6周目の 48.076 ベストラップな訳ですが,何と全てのセクターでベスト3に入らないという,何だかよく分からない纏め方でタイムを出していました・・・.仮に全てのセクターでベストを叩き出したとすると(タラレバベスト),47.703 まで上げられるので,上司と同等のタイムを出せる可能性があった事になります.
では,細かく見て行きましょう(青:ベストラップ 緑:タラレバベスト).
1コーナー(1つ目の赤丸)
ホームストレートを抜けて,コーナーと感じない緩い右の旋回.ここはクリップにつかず,大外を回ってヨーを消しながら2コーナーにアプローチするラインが王道のようですが,クリップについても失速感(舵を入れる事による抵抗)は少なく,続く2コーナーのアプローチも特別苦しくなかったので,距離重視のラインを選びました(±0秒).
2コーナー(2つ目の赤丸)
上司曰く,「向きを変えるだけのチョンブレで良い」「君のブレーキが長過ぎる」と指摘された通り,ここは最後まで上手く攻略出来ませんでした.セクターベスト(緑)はチョンブレを試した時で,ここだけで0.4秒も稼ぎ出しています.
S字コーナー(3つ目の赤丸)
セクターベストのように高い速度で進入するとカートの向きをなかなか変えられないので,3コーナーでアウトに膨らんでしまい,続く4コーナーが苦しくなります.ベストラップは2コーナーの進入から強めのブレーキングでフロント荷重を発生させつつ,それを3コーナーまでキープしたのでボトムは低いですが,アクセルONは早いです.
バックストレート(4つ目の赤丸)
4コーナーをアクセル全開でクリアしたので,ベストラップ(青)の方が車速が伸びてます.これで遅れは +0.05秒まで縮めました.
複合コーナー
ヘアピン状の左コーナーは「早めのブレーキングで向きを変えて,後は全開!」と上司は言ってましたが,私がそれを試すとリアが出過ぎてラインが安定しなかったため,途中で止めました.上司から「ピットから見てるとブレーキランプの点灯が見えないんだけど,まさかノーブレーキ?」なんて言われるくらい,どうやら私は奥でブレーキングしているらしいのですが,実際,フロントにしっかりと荷重を掛けてボトムスピードを維持したまま旋回出来るので,走ってて非常に気持ち良く,レース中も,このコーナーで前走車に追いついたり,後続車を引き離したりして,一つの武器になっていました.
ヘアピンコーナー(5つ目の赤丸)
今年改修されたヘアピン.以前のいやらしい形状に比べれば,随分とスタンダードなコーナーになったので安心して攻められましたが,調子に乗り過ぎると,セクターベスト(緑)のように終端速度は上げられても,ヘアピン出口(6つ目の赤丸)で曲がりきれずにタイヤを横に使ってロスしてしまうため,一番神経を使うコーナーでした(0.2秒遅れ).
シケイン(7つ目の赤丸)
前のヘアピンでアウト側に寄ってしまうと,シケインにインベタで進入する形となり,どうしても縁石に乗ってしまいます.ライン的には縁石に乗るのは全然OKなのですが,このカート(CRGセンチュリオン)だと,縁石から下りた後に跳ねてしまい,また,その跳ねがなかなか減衰しないため,トラクションが掛からないような印象でした.私はそれを嫌って,縁石に乗らないようなラインを選んだのですが,そうすると舵角が大きく,アクセル全開でも僅かながら失速してしまいました(0.3秒遅れ).
高速右コーナー(最後の赤丸)
最終コーナーはクリップを奥にとって,大外からアクセル全開で進入し(勿論ノーブレーキ),リアタイヤが滑らないギリギリの舵角を探りながらクリアしていきます.ここはいかに最小の舵角でクリア出来るか?が勝負で,成功すれば車速が伸びていきますが,失敗して少しでもリアを滑らすとホームストレートの通過速度に如実に影響が出ます(0.35秒遅れ).
最終コーナー
ホームストレートにつながる緩い右コーナーですが,ここは手前からインに寄せていくと,縁石から下りた時と同様に車体がバウンシングしました.路面がバンピーなのかな?と思ったのですが,上司は「そんなの感じなかったよ?」と言っていたので,走らせ方と車体の剛性の問題なのかな?と思いました.
最後に,ベストラップのライン取りです.
こうして見ると,1コーナー,複合の左,ヘアピン,高速の右は,もっとアウトに寄せられますね.ワイドにラインをって旋回速度を高めれば47秒台は見えたのかもしれません.
以上,石野攻略でした.
今回の走行を振り返って思ったのは,上司と大分意見が食い違う点.上司は7号車→8号車に乗り換えて「曲げ易くなった」と言っていたのですが,私は「リアがルーズで乗りにくい」印象でした.上司はリアを振り回して1発で向きを変えるのを好むようですが,私はリアのグリップをキープしたまま,フロントに荷重を掛けて曲げていくのが好みで,バックストレート後の複合コーナーを代表例に走らせ方が全く異なるのが分かりました.
・・・って,書いた後に思いましたが,私の走らせ方,またFFの走らせ方じゃないですか!
だからカートはMRですって!(笑)
Posted at 2017/11/08 22:13:32 | |
トラックバック(0) |
レンタルカート | 日記