前回、うちの車の不調の修理が謎解きのようだったので、忘れないように記録に残しておこうかと。
また、同じ型お持ちの方のお役に立てれば。。
C-P331セドリック前期型(昭和52年式) AT、ワンキャブ の車お話です。
あ、エンジンはL28型です。
旧車でAT車、ワンキャブの方は余りいないですかねー。
ちょっと滅多にない組み合わせかなぁ。
で、起きた不具合
①走行中、アクセルを踏むと、とてつもない白煙がマフラーから出るようになった。
暫くアイドリングをしていると出なくなる。
②その2週間後位でギアの切り替えができなくなった。
バック、ドライブに入らなくなり、アクセル踏んでも車が動かない。
パーキングは入る。
何回か強く踏み込んだら、何故が少し前進。
この時点で修理に出して見てもらった所、
・ミッションはオイルがなくなっていたので、補充し動くようになった。
・白煙は消えず。
エンジンの6番のシリンダーが油まみれになっているので、そこのバルムステムシールがダメになっていて燃焼室が陰圧になった時にエンジンオイルが入ってしまい、排気に白煙が混じっていると思われる。
因みに、陰圧になる時というのは、アクセルを踏み込んで、その後離した時。で、入り込んだオイルが混じって燃焼され、次にアクセル踏んだ時に白煙がでる。という事らしいです。
これにはエンジンのオーバーホールが必要。
という見解で。
③この時点で自宅に引き取り、とりあえず白煙出てるけど2、3日乗ってみていたら、またギアの切り替えが出来なくなっってしまった。
ので、別途調べてもらったところ…
・ギアはオイルが減っていたので補充。
・白煙はまだ出る。
という状態で、整備の方であちこち一通り調べながら暫く乗っていたら、1週間ほどで、またギアが切り替わらなくなり。
で、開けてみたらミッションオイルがなくなっていた。
ここで、ミッションオイル漏れがある。ということで原因を調べていったら、
ダイヤフラム(バキュームダイヤフラムっていうのかな?エンジンのトルク変化で起こる空気圧変化をミッションオイルに伝える装置)が壊れて、エンジンの方にミッションオイルが流出してしまっていた為、ミッションオイルがなくなってギアチェンジができなくなっていた。
↓
で、このダイヤフラムに繋がっているエンジンからの空気圧をミッションへ伝えるためのホースが、丁度エンジン側は6番のシリンダーの所に繋がっていて、流出したオイルがここへ流れて、6番のシリンダーがオイルまみれになっていて、あたかもバルムステムシールがダメになっている様に見えていた。
(因みにこのホースは本来空気しか通らない。)
↓
更に、このミッションオイルが燃焼室に入りこんで、マフラーからの白煙の原因だった。
と、まあなんか謎解きの様で…
修理の方でも、向こうでずっと乗っていたから気づけたとも。
で、肝心な部品ですが、
ダイヤフラムは、まだマツダのロードスターが同じ会社のミッションを使っていて、そこから部品が調達できました!
これには一安心です。ほんと部品が出ないのが一番キツイ。
出なければ修理できないから…いちからシステム変えるしかなかったりするし。
別途
④エンジンが掛からない。掛りが悪い
ってのも始めの修理中にあったようで、これがまた白煙問題と相まって分かりにくくしていた事でもあり。
デスビが壊れてる?とかも疑われたようだけど、
これはキャブレターへのガソリンの配給と排出のホースが逆に取り付けられてて、キャブへのガソリン供給量が少なくなってたみたいです。
(排出の管の方が配給の管より内部の経が細いから。)
なので、どうしてもキャブの油面を高く設定する事になり、結果、エンジンのかかりが、かぶって悪くなってたのかな?と。
うちの型のキャブのガソリンの配管は写真の通り。
通常とは上下逆に付いているそうです。
クロスして見える方が正解(^-^;
前期型は発展途上、元々のモノを色々試行錯誤変えている途中のモノが多かった様で、この排管も取り合えずスペースある所に付けた感じだったのかな~との見方も(^-^;
まあ、キャブ車の方も少ないですよね…
でも、キャブも今の所問題はなさそうで、稼働しています。
それとプラグへの電通が不安定になっていたそうなので、コード交換となりました
(なんか色合いが近代的になった(^-^;)
デスビも今のところ、問題なく(三菱製!)
結果は
バキュームダイヤフラムの故障
キャブへの排管取り付け違い?
電通の不安定?
ってところかな。
外したダイヤフラムです。
こんな小さい部品でエンジンの回転とかに合わせて変則のタイミング測れてるなんて超カンドーしちゃいました!!(*^_^*)
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Posted at
2017/11/08 22:12:15