GWに入って4月30日~5月1日に岐阜県の鬼岩温泉へ母と僕たち夫婦の3人で行ってきました。
鬼岩温泉は、3年前の正月に家族4人で訪れた温泉です。それが父と一緒だった最後のドライブになってしまいました。
前の週に父が他界し、金曜日に葬式をあげました。母とは、一段落したら温泉にでも行こうと話していました。そして、こうして父との最後の思い出の鬼岩温泉に行ってきたのです。
<4月30日>
僕が昭和の日まで仕事だったので、午後からのんびりと家を出ました。クルマものんびりカーのシュピーレン(ライトエースバン・キャンピングカー仕様)。豊田松平インターから東海環状道に入って瀬戸品野インターで出ました。非力なバンも毎日の遠距離通勤で高速走行にも余裕が感じられるようになりました。コンチネンタルタイヤの乗り心地も安定性も上々です。後席に座っている母も、「乗り心地、悪くないよ」と言っていました。 インターを出て、R248を北に向けて走り、多治見の虎渓山永保寺に行きました。
永保寺は室町時代開山の庭園の素敵なお寺です。東濃地方の中心都市多治見市街を抜けると、そこはまるで京都山科と錯覚しそうな空間になるのです。3人でお参りをし、ぶらぶらと美しい庭園を散策して駐車場に戻りました。
駐車場ではキャンカーのシュピーレンはティールームになります。荷室部分の部屋でテーブルを囲み、お湯を沸かしてコーヒータイムです。
多治見永保寺からR19で土岐に向かい、道の駅「志野織部」で父の仮仏壇にお供えストお菓子と美濃焼の食器を買ったりして、予約しておいた鬼岩温泉湯元館に行きました。
まずは温泉です。天然ラジウム泉の温泉は、父の死からお葬式後の細々とした仕事までの疲れを癒してくれるような感じがしました。
飛騨牛ステーキなどの晩ご飯もおいしくいただきました。母と久しぶりにたくさん話をしました。今までは話好きな父がいたので、母はほとんど聞く側の人でした。hりゃでまったりと過ごした後、二度目の温泉にも入ってきました。
父のいない初めてのドライブ初日の夜、母は気持ちよさそうに眠っていました。母の心労を少しでも取り除いてあげられればと思いました。
<5月1日>
目覚めてすぐにラジウム泉のお湯で朝風呂。いい気持ちです。そして、おいしい朝ご飯。新緑に包まれた鬼岩温泉はマイナスイオンたっぷりの空気で、豊田に住む僕たちにとってはまさに別天地です。
チェックアウトをすませ、鬼岩公園を散策しました。山から流れ落ちるいくつかの小さな滝と明るい緑の木々、そしておいしい空気。そんな素敵な世界でも、高齢の母は石段を登るのが少しつらそうでしたが、「私は丈夫いから大丈夫」と言いながら小さくてかわいい花を見つけてはうれしそうな顔をしていました。父が他界して一番つらかったのは母です。それでも、死ぬまで父に愛され続けた母は幸せな女性だと思います。
鬼岩温泉から自宅までは高速道路を使えば小一時間で着きます。中央道土岐インターから豊田松平インターまで一気に走り、お昼前には家に着きました。
また四十九日の法要が終わったら、家族3人で来ようと話をしています。
Posted at 2016/05/08 23:32:15 | |
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