ブレーキパッド交換　②

次はフロントのパッド交換です。

リアと同じく、ジャッキアップし、タイヤを外しましょう。

リア同様、キャリパーの裏側に上下各１本のボルトがあります。
今度はリアとは違い、下側のボルトをはずします。
17mmのメガネを使いましょう。
固くてボルトが回らなければ、ブレーキクリーナーを吹き付けながら回しましょう。

ボルトがとれたら、がばっと上に開きます。

リアと同じように上側のボルトを緩めて下側に開くこともできるのですが、ブレーキホースが短いため、パッドが交換できるほど開ききりません(^_^;)

開いた後は、上部をできればひもか針金でサスペンション等に固定しておくことを勧めます。
でないと何かの拍子にいきなりキャリパーが落ちてきて手がギロチン状態に・・・(´ﾍ｀;)

写真でパッド間についている針金（＝パッド押さえ）が見えると思いますが、再利用するのでなくさないように注意しましょう。

外した純正パッドと、交換するエンドレスパッドの比較です。
減りの早いフロントでさえ、思ったより結構残りはありましたね・・・(^_^;)

あとはリア同様、純正シムを移植してパッド交換します。
向きに注意！

ちなみにリアもそうですが、パッド交換の際、細めのサンドペーパーを用意しておき、パッド材面をさっとペーパー掛けしておきましょう。
一緒に、縁を少しだけ丸く削っておくと鳴き防止になります。

フロントも同じく出てきているピストンを押し戻します。
リアは１ピストンですが、フロントは２ピストン仕様です。

このとき、ピストンの付け根のゴムパッキンをよく観察しましょう。
ここのゴムがぼろぼろになっている場合、ブレーキキャリパーのオーバーホールが必要となってきます。

押し戻した状態です。

フロントは２個あるピストンを同時に押し戻さないとダメです。
片側ずつやると、必ずもう片側が出てきます(^_^;)

こちらも組み直す前にブレーキクリーナーで綺麗にしておきましょう。

後は逆の手順で組み付けていきます。

先に外していた、パッド押さえの針金もちゃんとつけましょう。
SSMにはちゃんと付くよう、純正同様に取り付け用の穴が開いてました。

こちらもさりげなく青パッドでいいかんじ～♪

タイヤを元に戻して完了です(^o^)

くれぐれも、ブレーキペダルをあおってピストンだしをするのをお忘れなく・・・

ところで、皆さんはちゃんとホイルナットをトルクレンチで締めてますか？
ちょっと高いけど、是非持ってほしい工具です。
ちなみに僕のはPROTOというメーカーのもので、エルグランドは12kgfで締めています。
（締め付けトルクはナットの材質によって異なりますので注意！）