クラッチペダル高さ調整＆ミートポイントと遊びの調整

新車納車直後より以下の事が気になっていました。

①クラッチペダル高すぎ。ブレーキペダルより20mm程高い。。。フットレストから足をよっこらしょと大きく上げてクラッチを踏む状態。

②クラッチのストローク多すぎ。奥まで踏んで足を戻す時かなり手前まで足を引かないといけない。。。往復運動大。これでは素早い操作はしにくい。

③ミートポイントがかなり手前。高さ、ストロークとあいまって操作しにくい。。。

④半クラ範囲も広すぎてダイレクト感に乏しくミートポイントもわかりにくい。

上記のため、シフトアップ、ダウンのクラッチミート時、ここで繋いだぞ！というポイントからかなり足を引いたところで不意に繋がりギクシャクした操作になり易かった。気持ち良いという感覚はスポイルされていた。

この写真はクラッチペダル調整後。

クラッチペダル根元に潜り込み、まずは、写真にある奥側の緑色の部品に当たるストッパーボルトでクラッチペダルの高さをブレーキペダルの高さと同等に調整します。
根元のロックナットを緩めて、次にストッパーボルトを伸ばす方向にする。

次に、マスターシリンダーのピストンロッドの調整をします。
ストッパーボルトを伸ばしたためクラッチペダルを少し踏み込んだのと同じ状態なので、ピストンロッドを縮める方向に調整します。
これもストッパーボルトと同じく根元のロックナットを緩め、それからピストンロッドを回して調整します。
縮める方向に回すとミートポイントは奥に、伸ばす方向に回すと手前になります。

下記に気をつけて調整します。

①ペダルを軽く手で押してある程度遊び範囲がある事。
私の場合、１０～１５mm程度遊びがある状態に調整しました。

②ミートポイントを奥にし過ぎるとクラッチ切れ不良やギア鳴りしやすくなる場合があるので注意。

③ミートポイントを手前にし過ぎるとクラッチ圧着不良で常に半クラ状態になるので注意。

微調整しては試走を何度か繰り返し、満足いく状態になりました。

適度なペダル高さとストローク、少し深めに調整したミートポイントにより、ダイレクト感が増しギアチェンジもスムーズに。
フル加速時のシフトアップや減速時のシフトダウンで感じたミートのもたつきや頼りなさが解消し、さらに運転が楽しくなりました。


なお、参考にして作業される方は自己責任でお願いします。