一週間のご無沙汰でした、辛口おやじです。
先ずは皆さまへ暑中お見舞い申し上げます。
「夏の風物詩」といえば、花火に海水浴に甲子園 ...
いやいや、暑い日が続き涼を求める今のこの時期、忘れちゃならな
いのが「怪談」でしょう。
お化けや幽霊などの怖~い話は、暑くても避暑地へ行けない我々庶
民がお手軽に涼しむための強~い味方です ! (笑)
本日は私、辛口おやじが皆さまを涼しくして差し上げると同時に 「あなたの知らない世界」 へといざ
ないましょう。
フッ、フッ、フッ、Ψ(`▽´)Ψ
ではさっそく。
怪談 ・ 呪いの市松人形
押し入れに一体の市松人形が眠っていた。
厳重に包まれて桐の箱に大事そうに入っており、その為あって保存状態は素晴
らしく良かった。
長く黒い髪、白い肌、赤い蝶の刺繍が入った着物。
これは高く売れると質屋に持っていった。
質屋もその人形をたいそう気に入り、ガラス窓の一番目につく場所に飾った。
ある日、一人の少女が店の前を通りかかった。
少女はその人形を一目見て気に入り、すぐさま両親にねだって買ってもらった。
それからしばらくは少女の格好の遊び相手となった。
しかし少女も大きくなりそんな人形があった事などすっかり忘れてしまい、中学
入学の日ふと人形の事を思い出した。
やっとの思いで探し当てた人形はかつての姿は微塵も無くそれはそれはみす
ぼらしかった。
髪はぼさぼさ、着物はすす汚れていて腕は割れていた。
しかしその割れた腕の隙間からなにやら黒く長いものが出ていた。
少女は気になりよく見てみるとそれは髪の毛だった。
何故髪の毛が?そう思って引っ張ってみるとするするするするとどこまでも抜け
ていった。
さすがに奇妙に思いその人形を叩き割ってみたところ、中からミイラ化した1、2歳
の赤子が長い髪の毛に包まれ姿を現した。
少女は悲鳴をあげ倒れ込んだ。
それから数十年の月日が流れた。
その少女も今やすっかり年老いてしまい孫までいた。
たまたま遊びに来ていた孫は押し入れの奥からなにやら箱を取り出してきた。
見たこともない箱だった。
しかし孫が箱を開けた瞬間老婆は腰を抜かさんばかりに驚いた。
そう、確かにあの時に寺で供養し焼き捨てたはずの人形が新品同様な状態で
眠っていたのである。
そんな驚きを知らず老婆の孫はその人形を気に入ったようだった。
そして孫は老婆にせがむ。
「ねぇおばあちゃん、この人形私にちょうだい」 . . .
下の動画ですが、勇気のある方のみどうぞ。
部屋の明かりを落とし、邪念を捨て一心不乱にご覧下さい。
また、ボリュームは少し大きめが良いでしょう(笑)
人形の供養を行う神社は全国にたくさんあるようですが、全国的に有名なのが和歌山県にある
淡嶋神社でしょう。
境内のあらゆるところに無数の人形が置かれており、日本の数ある神社の中でも特に異質な雰
囲気を放っているところだと思います。
例の髪の毛が伸びる人形がある事でも知られているところですね。
事実なのかどうかは知る由もありません。 が、しかし我々は人形に不思議な何かを感じること
があるのは事実だと思います。
特に精巧に出来ているものはなおさらで、私も幼い頃に明治生まれの祖父祖母から目、鼻、口
のあるものは魂が宿るゆえに粗末に扱ってはいかんと教えられたものでした。
持ち主たちの手から離れてしまった、つまり捨てられてしまった人形たち。
なにを思っているんでしょうね。
無表情ではありますが、どこかしら寂しげな雰囲気も感じます。
・・・ というわけで、いかがでしたか今回のお話。
少しは涼しくなりましたか?
えっ、鳥肌が立ったて?
フッ、フッ、フッ、
そうですか、
フッ、フッ、フッ、
おーっと!
ダメです!
後ろを振り返らないで !!
また来週~♨
Posted at 2015/08/01 23:02:55 |
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