整備手帳にHALTECH Transient throttle調整をUPしました。
Transient throttleの項目では、アクセル開度の変化率に対する補正が可能です。
HALTECHでは、燃料補正、点火補正の両方が調整できます。
補正のベースとなるMAPは、スロットル開度と回転数から燃料増量値を決めます。
注意点は、このMAPはアクセル開度変化率が最大のときのMAPになることです。
アクセル開度変化率とは10msecあたりのスロットル開度の変化量です。
これ以外に、アクセル開度変化率に対する補正MAPや、水温補正、点火補正もあるため、どのようなシチュエーション、どのようなアクセルの踏み方に対しても燃料の増量値、引き去り値をセッティングすることが可能です。
このセッティングは、特にアクセル開度が0%のときのセッティングに”個性”を出すことができます。
具体的にはヒールアンドトウをするときです。
ただ単に、レスポンスビンビンのセッティングにすることもできますが、街乗りの低回転時などに軽くブレーキを踏みながらヒールアンドトウをする時など、ちょっとだけアクセルをあおりたいときなどは、レスポンス重視にすると回転が合わせにくくなったりします。
このような時、低回転時のアクセル変化に対する反応を少し鈍くすることで回転が合わせやすくなったりします。
当然高回転時や、負荷がかかっているとこからの踏み返しなどは、レスポンス重視でセッティングします。
まぁ、実際にはパラメータが多すぎて、なかなかベストセッティングに持っていくのは難しいのですけど。
ちなみにTransient throttle とは、日本語でよく”加速増量補正”と言われているものに相当すると思いますが、この日本語は自分にとっては、いまいちピンときません。
おそらく、accel enrichmentナントカ、みたいな英語を直訳して、”加速”と訳したのではないか?・・・と、想定しています。
スロットル過渡応答補正・・・とかのほうがわかりやすいと思うのですが・・・
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HALTECH | クルマ
Posted at
2013/06/22 23:01:03