【備忘録】ECUリセット(その後)

【概要】
エンジン回転数1,500〜2,000rpmで軽いノッキングが発生していたため対策の一つとして行ったECUのリセット&スロットルバルブ清掃。
ECUリセット後も完全には解消できなかったノッキング。
この1週間での対策走行にてほぼ解消できたので備忘録として記録する。

【ノッキングの原因の仮定】
なぜノッキングが発生する様になったか。ECUリセットと同時に行ったスロットルバルブ清掃と合わせて考察した。

春に初めて実施したスロットルバルブの清掃後、低回転域でアクセルが軽くなったというか、トルクアップを感じていた。初めて清掃であった事から完全にはカーボンの除去はできていないという認識はあった。今回の清掃ではウエスにカーボンが付着しなくなるまで指の届く範囲を清掃した。スロットルバルブが汚れているという事はエンジン内部もそれなりにカーボンで汚れているはずだ。ネットで色々と調べると、シリンダー内部のカーボンなどが燃焼時に点火プラグによる火炎とは別にカーボンが燃える事で異常な燃焼を起こしノッキングが発生する事があるらしい。普段、街乗りチョイ乗りが多くアクセルを深く踏み込まないためカーボンの発生は多いはずだ。

【エンジン内カーボン除去】
エンジン内のカーボン除去方法を調べると、PEAという成分が含まれる燃料添加剤を使う方法、エンジンを高回転で回して排気ガスの排出の勢いで吹き飛ばす方法が見つかった。
エンジンを分解清掃する方法もあるがこれは論外。

今すぐにできる方法はエンジンを高回転で回して排出する方法であるのでこれを試した。

アクセルを踏み込んで高回転にするのが一般的な方法であるらしいが一般道ではなかなかアクセル踏み込みでの高回転は難しい。
そこで、国道バイパスなど片側2車線道路で流れに乗って赤信号で止まる際にパドルで2速までシフトダウン、エンジンブレーキをかけて高回転で回してみた。(後続に注意が必要)
これを何回も続けた。
だいたい3,500〜4,500rpmまで回すこと数十回。
勢いよく排ガスが出れば良いと思うしガソリンの節約にもなる。

【結果】
排ガスによる燃焼室内のカーボン排出ができたかどうか、ましてや燃焼室内のカーボンが原因かどうかも不明ではあるが、エンジンブレーキによる高回転を繰り返した結果、概ねノッキングが解消された。
どれだけの期間(走行距離)持続するかはこれから検証が必要である。

【まとめ】
今回の作業で日常使用で発生する様になっていたエンジンのノッキング対策にはある程度効果が得られたと思う。
また、エンジンの低回転域でのトルクアップ(納車時点に回復)も体感できた。
定期的な作業と周囲の状況など安全性の確認のうえエンジンを高回転(最大トルク発生回転数辺り)で回してあげることもエンジンの好調維持には有効な手段であるのかもしれない。

今回は作業を含め素人考えで実施した事であるので全て実施者の自己責任となる事を忘れてはならない。