パーツレビューで一気に挙げましたが、遅めの半年点検にかこつけていろいろ取り付けてきました。
S207に採用されていて、S207の車検証がなくても購入できる購入制限がかかっていないパーツです。
一応「より上質になるといいな」と思ってつけたパーツです。サーキットのタイムアタックとかだとたぶん私もこれは選択しないです。あくまでゆるゆる公道走る私の好みに合いそうだと思って採用しました。WRX STIではどちらかというと異端だと思ってます(笑)
シートのチョイスもよりコンフォート寄りですしね。
まず付けたかったのが
彎曲タイロッド(エンド)
限定車に限ってつけられていて標準車は弩まっすぐなタイロッド。
初めなんでだろう?と思っていました。昔から欧州車のタイロッドやサスペンションアームには緩やかな曲線があるのは知っていたんですが、反応性高めるんだら剛性アップ一択で力学的にストレートなほうが有利なんじゃないのと考えていました。
写真はプジョーの彎曲タイロッド
彎曲タイロッドで少し調べてみると、クラウンで採用したことを
喧伝しているのを見つけました。もう一つは
これ。
そこで見つけた効能の絵やクラウンのタイロッドがこんな感じです。
ほうほう。なるほど軸方向の剛性をわざと落とす、というか軸方向にわずかなバネ成分を作ることによって、滑らかな操舵感やキックバックの減少を狙っているのね。
これらから見るとスバルの彎曲具合はほんのちょっと。車の性格からしてサーキット走行みたいな大入力も想定しているだろうからあんまり細いアームで大きく彎曲させられないとは思います。
続いて付けたかったのが今流行の
STI リアメンバーボルト
メンバー止めるボルトを強化品に換えるというもの。先人たちのページを見ると・・・こんなにネジ部の長さが違ってちゃんと入るの?とちょっと心配になります。
標準品でちょっとくびれているメンバー内を通過している部分がそのままの太さで太くて、フランジ厚が厚くて、ネジのタップを切っている部分が長い。
ほほう、
○くびれて無いのはボルト単体の曲げ剛性があがりますね。
○フランジ厚が厚いのは、座面の面圧がより均等になってひいては締結剛性や締結している状態でのボルトの曲げ剛性があがりますね
○ネジ部が長いのは・・・もしかしてBRZのステアリングが限定車が貫通ボルトのように、標準車では届かない部分にボルトが噛むところがあるのでは?と思います。柱の埋まっている部分が長くなれば・・・ボルトの倒れ剛性が上がりますね。
なるほど、どれもメンバーをしっかり締結する(取り付ける)には合目的な感じです。
サーキット遊びなどでガッチリするならば金属性のメンバーブッシュかましてしまえば楽ちんです。が、自分は公道で使いたいので音振で快適性が下がるのは嫌だなぁ・・・。
あと、ブッシュは快適性もそうですが、バーストした時や高速で緊急回避などの大入力が入った時にコンプライアンスステアでバーストした側やアウト側のタイヤのトーがインに向いて車両安定化に寄与するようになっていると思います。それをガッチリ殺しちゃうのももったいないかなぁ。と思ったり。
うちの車はすでに
フレキシブルサポートサブフレームリヤを入れている時点で「メンバーを(ある程度)動かす」方向に舵を切っているのでボルト強化だけでいいかなぁと思った次第です。
そこに追加で
リアクロスメンバーサポートアッパー(ストッパーロア フロント? ST20176AS010)を各支点に入れてみました。BRZで入れている方のページを見たりするとゴムでメンバーの動きを標準時より小さく規制してあげる感じですね。リジットでないので快適性の低下は少なそうだし、メンバーの首振りは減りそう、垂直方向の衝撃はゴムの減衰が入るかな?これもフレキシブルサポートサブフレームリアの動きを阻害思想にはありません。
リアをやったらフロントもというわけで、S207にも採用されている
サポートフロントキットを入れてみました。これはフロントの横方向の補剛ですね。VABで剛性不足を感じているのか?と問われれば私自身は感じて無いのですが、少しでも剛性が上がって質感も上がればいいなというのが採用理由です。
ボディー剛性やサスペンションの取り付け部の剛性は大事 ってよく言われますが、時々ブッシュを支えているボルトを強化しても意味ないと他人をバカにするように強弁する方もいますが・・・私はほんとかなぁ?と疑問を持ちます。
曰くブッシュが変形するから、ブッシュの変形量のほうが大きいから。まあわからなくないですが・・・それならそのブッシュを支える大元のボディー剛性が低くても変わらなくなてしまうじゃないですか?
ブッシュの変形量と比べればボディーの変形なんて微々たるもんでしょ?違いがあってもそれが万人が簡単に感じられるほどの差か?と言われればそれは小さいかもしれませんね。
本業ではないのでネットだけでさらっと簡単にこれくらいしか調べてないうえに専門外なので間違いや思いこみもあると思いますが
ボルトに関する論文その他
その1 ボルト座面の限界面圧に対する有限要素法シュミレーション
http://www.fml.t.u-tokyo.ac.jp/research/thesis/h22b-morizumi.pdf
その2 フランジ厚/ボルト径比がボルト締結構造体の静剛性に及ぼす影響
https://www.jstage.jst.go.jp/article/pscjspe/2009S/0/2009S_0_1047/_pdf
その3 ボルトのフランジ厚さUPで締結剛性UPが可能
http://car.watch.impress.co.jp/img/car/docs/643/687/html/07.jpg.html
あ、本業だと一つの発表するのに参考文献をいくつも読みます。10から20は当たり前。
まあ、めんどくさいことは置いておいて安全に問題ない範囲で法規を侵さなければ好きにいじってるのにケチ付けなくてもいいジャンよと思います。
それに加えて
リアのスタビリンクと
フロントのスタビブッシュをS207でつかわれている強化品?に交換してみました。
交換してから乗っていると・・・個人的には我が意を得たり♪
リアのひょこひょこ感は少なくなっています。
ゆっくり車線変更したり少し早めに車線変更してみても動きのつながりが良くて確かに滑らかな感じがします。
京葉道路には工事で白線を剥がした痕があるんですが、そこにタイヤ載せたり、そのラインを跨ぐ時にステアリングの取らレが少ないのも実感できますし、ザラザラびりびりした雑味が減ります。
裏を返せば少しダイレクト感が減ると同意なのかなぁ?と思ったりもしますが個人的には狙っていた方向→少し動的質感が上質になった感じがします。
9号小松川線から都心環状線に入って1周してみると。個人的にはだいぶ○でした。
コーナーで安心してインに文字ぴったんとつけます(笑)
じゃあ人に勧める?と聞かれると・・・細々費用がかさんでコストパフォーマンスはちょっと悪いので誰にでも勧めるといった感じではありません。だったら手っ取り早く安い車高調入れてほうが大きく変わると思います(良いか悪いかは別にして)。
こんなところでも思った以上に変わった感じがして個人的にはよかったなぁ。と思うと同時に次は限定車狙うか?なんて思ったり。でも限定車は下手にいじると・・・いじり性能低下になりかねないしなぁ(笑)
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Posted at
2017/04/25 01:24:18