「そーなん?、こないだ左右いかにも昔のHIDっぽくONにしてからゆっくり明るくなったけど・・・」と、コンビニの横の閉店後の店のガラスの前に止まると「あーらホント、左のロービーム点いてないわぁ」・・・・。
納車されて「ロービームの光り方」やボンネットを開けて見える「防水カバーから出ている配線やバラスト」で、お約束?の「純正のハロゲンと交換に支那製HIDを入れてるんやね」と知ってはいましたが「不点灯」となると「さー、どうしたものか?」と考えます。
# 最近のレクサス等日本車をはじめ外車でも純正(ライン装着)LEDヘッドライトは増えているが、この車の様に純正がハロゲンの場合はLEDヘッドライト用に設計されていないのでバルブだけLEDに交換しても明るくない。
# それと「ヘッドライト用/フォグランプ用LED」は発熱量が多いので「尾側に冷却ファン/フィン」が付くため全長が長くなり、フランス(ヨーロッパ)車のヘッドライトの規格は大概「H7」なのでヘッドライトハウジングに収まりきらなくハミ出てしまう。
特に「H7」は防水カバーで蓋をされる構造の為、蓋がそのままでは閉まらなく加工が必要(HIDの配線を出すだけの2cm程度の穴より大きくないとダメで、またハミ出た部分を防水する何らかの工夫が必要)。
# さらに「この車(206RC)」は狭いエンジンルームに無理やり「2Lユニット」を押し込んでいるので、ただでさえ蓋の後方に隙間が殆ど無いので「そこに」ハミ出すなんて物理的に装着不可能な可能性が「大(ヘッドライトユニットが車に装着状態では蓋すら外すのが困難で、ハミ出るかどうか?の確認・判断すら不可能)」。
そこで改めてネットを色々検索すると最近は「小型化されている」様で、「支那製/半島製LED」では「全長がハロゲンと同等か短く開発に成功!」なんて謳い文句の製品が散見されますが、どれも「製品レヴュー」が「気の毒になる位最悪・・・」。
と、言う事をふまえ「どうするか?」考えます。
①「LEDを入れる(冷却フィン/ファンの問題は未解決、やってみないと判らない)」。
②「ハロゲンに戻す(確実に入るしハイパーハロゲンは明るいが、スグ切れる危険性あり)なんて事も頭をよぎります」。
③「HIDを直す(恐らく支那製HIDでいつから付いているかも不明、どう考えてもパーツの供給なんて望めないし望まない)か、新たに新品にする」
等自分なりに考え、また仲良しのショップの店長と相談(この方は今まで数えられない位、国産/外車問わずハイパーハロゲン交換・後付けHID・LED装着の経験あり)した結果・・・・・。 、
壱:「ハロゲンが無加工で付くのは当然なため、ハロゲンに戻す」は、今更ハロゲンかぁ~・・・、最近のハイパーハロゲンは確かに明るいがスグ切れる(モノも多い)し、それでもやはり後付けのHID/LEDよりは暗いと言う事で「没」。
弐:「もう一度HIDを入れる」は、すでに防水カバーに「穴開け加工」してあるし最近は「バラスト」も昔に比べ小型化されており確実に入るのは判っているが支那製HIDはイヤ(修理は2人の話題にも上がらない)で入れるなら「名の通ったメーカー」がいい(当たり前)が、「ベロフ」なんかだといまだに最低¥50000高ければ¥100000以上するんですよねと言う事でこれも「没」。
参:「やっぱり今は後付けでもLEDやでー」、「支那製でも¥5000も出せば大丈夫やー、オレも付けてるし」との有り難いプロの助言を頂き、ネットを検索します。プロに言われても支那製はイヤだったので、「ベロフ教の信者」ではありませんがベロフのHPを覗いてみます。
「HALOGEN⇒LED(他は純正HID⇒LED)」で出てきた「LEDヘッド&フォグランプバルブ “プレシャス・レイ ゼット”」。
HPでは「”プレシャス・レイ Z”は、ドライバーユニットを内蔵しバルブサイズを極力ハロゲンバルブに近づけることで、ハロゲンバルブを交換する感覚でLEDバルブにアップグレードすることが可能です」・・・・ですって。
これもHPより、
これも、
上側の「図」を見るとバルブ取り付け口金より「40.3mm」飛び出してるんやね・・・。
で下側の「H7ハロゲンバルブと並べた写真」を見ると、結構飛び出していますね~って感じです。
唯一の救い?は「カプラー」が更に下側からでは無く、横側に挿す構造である事ですね。
後は防水カバー内に収まるか?、収まらなくても蓋に加工をしたら「206RC」の超隙間の無いエンジンルーム内に収まるのか?等「不確定要素」が残りますが、無くすには事前に「ラジエーターグリル」を外して「ヘッドライトユニット」を外さなければならず「普通は車を預け」バラして各寸法を計測し入るモノを発注し、到着後・交換・組付け(他、LEDの冷却方式がファンならラジオにノイズが入らないか?とか)・完成と何日か預けなければならないのが普通と言うか「そうせなアカンやろ」ってところですが、そこは「長年のお友達(歳も一緒です・ついでに血液型も)」~。
相談?した結果、まず「ベロフのH7」を買う。
それをショップに持ち込み「車をバラす」。
防水カバーを加工しても、エンジンルーム内に物理的に入らなければ「その時考える」、なんなら近くの「オートバックス」に「ハロゲン」を買いに行く。
もう完全な「見切り発車」です(笑)。
早く作業を開始しないと休みに入ってしまうので、直接「ベロフ」に電話し在庫を確認、午後2時頃でしたがスグにネットで手続きすれば「当日発送可能」である事も確認します。
夜はネットで「206のヘッドライト(ラジエーターグリル)の外し方」を予習し、翌日到着しました。
H7・6500K・3600lm(4500K・3600lmもラインナップされています)で、¥8999(税別)です、ベロフにしちゃお安くないですか?。
パッケージの横にはHPで「穴があく程見た寸法図が」。
以外と「ベロフ」ってパッケージに「お金」をかけていませんね(支那製なんて、「昔のタミヤ模型の箱」みたいな立派な「張り箱」ですからねー)。
出します!。
んー中も支那製はくり抜かれたスポンジに埋めこんであったりしますが、ベロフは必要にして十分って感じの質実剛健さです。
「ロゴ」が誇らしげにモールドされています。
納品書です。
「ベロフの純正ステッカー」でも入っているのか?と思いましたが、本当に納品書だけでした。
いざ、ショップへ。
予習していた通りラジエーターグリル上の樹脂カバーを止めている「樹脂製クリップ」から外していきます。
このショップの店長は、これら「樹脂製クリップ類」を折らず(破壊せず)外すテクニックが「天下一品」です(笑)。
それから「トルクス」を「ラチェット」でクルクルーと外し、「ライオンのエンブレムの裏側下」にあるのも「エクステンション」を付けクルクルー。
で、ここから「金属製のフェンダー」と「樹脂製のラジエーターグリル」を繋いでいる左右の「樹脂製のリベット」を外します。
真っ直ぐ「ラジエーターグリル」を手前に引っ張れば外れるらしいですが、そうすると「樹脂製リベット」の「樹脂製のラジエーターグリル」に付く「根元」が大概折れるそうで、ここは引っ張らず繋ぎ目にキズがいかない様テープを貼って、隙間に「腸ベラ」の様な器具を入れ、こじり折ること無く左右とも外します。
やはり「樹脂製クリップ/リベット類」を外させたら「天下一品」だー!。
ほれ。
反対も
そして「ヘッドライトユニット」の上下にある「ボルト」を、これまた「ラチェット」でクルクルー。
それで「ヘッドライトユニット」は外れます。
「ポジションランプ」・「ウインカー」を裏から外すと、後はHIDの配線とバラストのみでボディー側と繋がった状態に。
「ロービームのHID」を外し、ゴチャゴチャしたHIDの配線とバラストを撤去していきます。
ゴチャゴチャしたHIDの配線とバラストを撤去する作業は「超快感(笑)」です。
そしてメデタク「ヘッドライトユニット」が左右ともボディーから「摘出」されました。
HIDを外した「ロービーム」を裏側から覗いてみる(おー、光が見える)。
さて、これから「見切り発車」で作業を始め、ついに「LED」を「ロービーム側」に固定します。
ここまでは単なる入れ替え(交換)です。
さーさー「どれ位ヘッドライトハウジングからハミ出るか??」。
下の画像で「四角いファンが入っている部分」が微妙にハミ出しているのがわかりますでしょうか?。
ついに「防水カバー」で蓋をしてみます。
蓋にも「ある程度」厚みがあり、内部に空間がありますが、どうでしょう!。
ちゃんと閉まっております!。
加工は少々「雑」ですが支那製HIDの配線を通すために開けた「穴」から「LEDの最後部が見えています。
蓋とはギリギリですが、干渉しておりません、僅かな空間があります!。
成功です。
これなら、「ハイビーム」もH7で車のデザイン上「ロービームより前側」に口金が存在するのでLEDに交換しても蓋は閉まりそうですね。
蓋を外し、LEDにカプラーを挿し「穴開け加工」されている蓋を「パーツクリーナー」で拭き「アルミテープ」を貼り、これで「防水」も出来ました。
反対側もやり、当日は「死ぬほど暑かった」ので、ショップの自動販売機(¥100です!!)で「エヴァンゲリヲンの新作劇場映画仕様のUCCコーヒー」で休憩します。
「おぉー」、LEDが白くて「ハロゲンのポジションランプ」が黄色く「ウインカーみたい」に見えます。
もういっちょ。
完璧・大成功です。
次は「フォグランプ」を黄色のLEDに・・・・なんて事を考えたり(なぜかフォグはH1なんですよね)。
おーっと忘れていました。
今回大変お世話になり、見事なテクニックを披露して頂いた「有限会社シミズカーサービス」の「清水CEO(自分で言っている)」です。
「ピ-スサイン」では無く、「OKサイン」なのが車のショップっぽい(笑)。
帰りに娘に「ケーキ」を買って帰ります。
こんなんですが、もう一段「照射角度」を下げた方がいいかなぁ。