ワークス(HA36S) IG電源取り［リレー使用］

色々な場所からIG電源を取ることが出来ますが、IG電源はリレーのスイッチ電源にして、主電源はオーディオハーネスのACC電源(5Aまで)にしました。

IG電源は作業スペースが広いライト・ウィンカースイッチコネクタから取ることにしました。

まずステアリングコラムロアカバーを外します。

工程１の写真中央付近にある、手前のコネクタの茶色コードを探します。
（白、茶、赤、白、黒の５本しかつながっていないコネクタです）
これがライト・ウィンカースイッチコネクタです。

このコネクタを外してエンジンをかけ、ライトやウィンカーの操作が出来なくなっていれば間違いありません。


加工する前に通電確認を行います。

ACCオンのみ→×
IGオン、エンジン無稼働→〇
IGオン、エンジン稼働→〇
エンジン停止→×

コードが細く被覆が硬化しているので、切断してギボシ端子を付ける。
2分岐配線を別途作成し、間に挟みます。

ヒューズホルダーを接続。
0.5Aヒューズ管を入れておく。


当たり前ですが、ヒューズを入れ忘れると断線状態になるので動作しません。

一度入れ忘れて焦った経験がありまして…。

エーモンのコンパクトリレーを使用。
ヒューズホルダーの先をリレーの青線と接続。

ACC電源から持ってきたコードをリレーの赤線に接続。

IG電源として利用するパーツはリレーの黄線に接続。今回は外部メーターの電源と接続。

リレーの白線は使用しない。

ヒューズ交換しやすい位置にヒューズケースを配置する。

動作確認をして問題が無ければ戻して作業終了。

ACCオンのみ→×
IGオン、エンジン無稼働→〇
IGオン、エンジン稼働→〇
エンジン停止→×

リレーについては、車載用小型リレーを扱っている秋月電子などの店舗に直接行ける人は、自分で部品を用意すれば、車載小型リレーとヒューズホルダーとヒューズで計300円程度で作れます。エーモンのコンパクトリレーは約1000円です。

必ず耐震性が保証されている車載用リレーを使用して下さい。

あと、ヒューズホルダーに入れるヒューズの規格ですが、私は0.5Aを入れています(0.046Aあればリレースイッチは動作します)が、１Aでもいいと思います。


主電源にしたACC電源についてですが、今回使用したオーディオハーネスのACC電源は5A(60W)までです。

もっと大きな容量が欲しい場合は、純正シガーの配線から分岐して取ってください。ここは15A(180W)あります。
この純正シガーの配線も15Aとは思えない細さで、被覆が硬化しているため、細かな作業が必要になります。