新型Zはスポーツカーじゅない？

また、書こうかどうか迷ったんですがねぇ・・・。
もちろん「Z34は素晴らしい車でした。
ぜひ欲しいです」と書きたかったんですが・・・・。

先日カレスト座間で新型フェアレディZに試乗してみました。
まずは6MTモデル。
グレードはバージョンST

運転席に乗り込み、パワーシートを前方にスライドさせます。
スカイラインクーペと違って前方視界が良いですね。

クラッチペダルを踏み込むと、エクストレイルと同じ感触です。

エクストレイルは踏み始めが軽く、切れてからが重かったんですが、
フェアレディ、なんと両方とも軽いです。

６MTを動かすとショートストロークで、
グニャグニャとなんとも気味の悪いシフトレバーです・・・・。

プッシュ式スタートスイッチを押すとエンジンが目覚めます。
スターターモータの音はMR20DEエンジンの音にそっくり。
以前のＶＱエンジンのスターターの方が官能的です。

さて、空ぶかししてみましょう。
「ボー　ウー　ボー　ウー　ボー」
・・・・・・？
新車だからなのか、５５００以上回らないんですが・・・・・。
ニュートラル位置で回転が上がらないように制御してるのかもしれませんね。

ギアを１に入れクラッチを繋いでスタートです。
気を使わなくとも普通に走れます。

若干路面の凹凸がありますが、突き上げもなく走行出来ます。

さてカーブです。ノーズの入りが素晴らしいです。
次はヘアピン。

ギアを３から２に落とします。
シンクロレブコントロールが入りますが、
電子制御スロットル車のクラッチを切った時と同じ回転の上がり方です。
「ボー」
微妙です・・・・。（涙）

シンクロレブで回転が合ってるんだろうからとクラッチを早めに繋いで
エンジンブレーキを使ってみます。
「ガクンガクンガクン」
エンジンが思いっきり振動してしまいました。（汗）

クラッチはゆっくりめに繋がないとダメなんですね。

アクセルを全開にしてみます。
速いことは速いんですが、どーもエンジンが
「お客さん、アクセル踏みすぎだよ。早くシフトアップしてよ。
これ以上回転上がると仕事大変なんだから」という感じがするんですねぇ・・・。
この感覚に私が耐えれるリミットが4000回転です。

スポーツカーのエンジンに相応しくありません。
ディーゼルのM9R型エンジンとは、ま逆の性格です。トホホ・・・。

結局エンジンのレスポンスが悪く、回転が重いから
シンクロレブも微妙な働きしか出来ないみたいです。

感想：「この車はＡＴで乗る車なんだな」でした。

さて次はＡＴです。ジヤトコ製の最新７ＡＴが乗ってます。
ＭＴ車とはグレードが違ってバージョンＴです。

Ｄレンジをセレクトしてスタート！
「ボーーーーーーーーーー」
エンジンサウンドが良くないです。（悲）
Ｄレンジだとさすがにスムーズに走行出来ます。

ＭＴモードに入れてみます。
コーナーの立ち上がりから加速してみます。
抜群のトラクションです。
若干、ステアリングが軽くなるのが気になりますが・・・・。

加速しながらシフトアップ！

やはり車体後方にシフトレバーを倒してしまう自分。
この車も車体前方がシフトアップ。
レーシングカーと同じく逆になりませんかねぇ・・・。

と、シフトアップ方向にレバーを倒したにもかかわらず
シフトアップしない７ＡＴ。
お？もうレッドゾーンに入っちゃうぞ？
壊したらまずいので、
さすがにビビリミッターが入ってアクセルを戻します。
すると、ものすごいショックと共にＡＴが２速に入りました。（悲）
この車、壊れてるんじゃないの？？？？
それとも私の乗り方が悪いのか？

ＡＴモードだとシフトショック無いんですが、
どうしたもんですかねぇ・・・・・。

この車、エンジンがバッテンです。
ＭＴではエンジンが回らず音が悪い、ＡＴでは実用域の音が良くない。

スポーツカーを名乗りながら、
エンジンの音や回転フィールが楽しめない。
これはガッカリですねぇ・・・・・。
取説の通り、1600kmの慣らし運転をした後だったら
走行フィールが変わるんですかねぇ・・・(-.-)