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2009年10月11日

[フルモデルチェンジ]ホンダ・ステップワゴン

[フルモデルチェンジ]ホンダ・ステップワゴン ホンダは「ステップワゴン」をフルモデルチェンジした。4代目となる新型「ステップワゴン」は、「みんなの楽」=“皆楽”をキーワードに、ホンダお得意の低床・低重心パッケージをベースとし、家族みんなが楽しく、楽に移動できるクルマを目指して開発した。見ての通り、初代/2代目を彷彿とするボックスフォルムに回帰。今となっては「日産セレナに似ているね」と言われてしまいそうだが、本来はステップワゴンの方がカクカクだった。先代の開発時にホンダは「低床・低重心パッケージ」をベースにライバルと同等の室内容量が確保出来るのならば、全高は低い方が走りも安定して喜ばれると考えたのだろうが、実際の消費者はより広く見える背高のカクカクした日産セレナを支持した。もちろん、基本的にホンダの考えは正しいと思うが必ずしも正義が勝たないのが日本の自動車市場。3代目ステップワゴンは失敗作と言うほど売れなかったわけではないが、ライバルの日産セレナには完敗した。そのリベンジに燃える意気込みが4代目からはビンビンに感じられる。
先代から全長を50mm・全高を45mm拡大することで、室内高1,395mmとクラス最大のゆとりある室内空間を実現。数値以上に、見た目のボリューム感はもはやマイクロバス。もちろん、これは初代/2代目のステップワゴンの特徴でもあったわけで、原点回帰は成功したと言えるだろう。個人的にはオデッセイやストリームのような目をつり上げた"バカ面"じゃないのもイイ。いまでも2代目ステップワゴンはほのぼのしていて悪くないと思う。
新型の最大の特徴は「3列目床下格納シート」を採用したことだろう。利用頻度が低い3列目が床下に格納しておけるのは荷室が広く使える。ライバルは左右跳ね上げが多いから、これはセールスポイントになりそう。先代で話題になったフローリングフロアも引き続き設定有り。
パワートレーンは2.4Lを廃止し、2.0L i-VTECエンジンに一本化。バルブタイミング制御と同時に、DBW(ドライブ・バイ・ワイヤ)によってスロットルバルブを最適に制御する可変吸気量制御により、吸気抵抗によるポンピングロスを大幅に低減し、燃費性能を向上。更に、トルクコンバーター付CVTを2WDに採用。燃費はクラストップの14.2km/Lを達成(2WD)。これは「平成22年度燃費基準+25%」に該当するので取得税と重量税が75%軽減される。
一見して、新型ステップワゴンのモデルチェンジは手堅く、消費者のニーズにも合致していてヒットの予感がする。スタイリングも先代よりも広く受け入れられるだろう。ただ、一点だけ難点を指摘するとすれば安全装備については全然ダメだ。過去に何度も指摘しているが、このタイプのミニバンは子供のいるファミリー層が好んで買う。予算的にも色々と制約がある中で、カーナビや電動スライドドアといった高額オプション品に目を奪われてしまい、使うかどうか判らない安全装備をメーカーOPで注文することは難しい。残念ながら日本人の意識なんてそんなものだ。VSA(横滑り防止装置)やSRSサイド+カーテンエアバッグはトップグレードの"Li(320.8万円)"しか標準にならない。それ以外はメーカーOP設定なのだが、調べて行くと「VSA(横滑り防止装置)」と「SRSサイド+カーテンエアバッグ」は両方同時にオーダーが出来ない。トップグレードの"Li"が両方装着されているので技術的要因で排他設定になっている訳ではないだろうから、理解に苦しむ。2009年に登場した最新型としてはあまりにもお粗末。事故に遭遇し、薄れゆく意識の中で後悔しても遅い。ユーザーの意識が変わらないならば、変わるのはメーカーが先だと思うのだが.....。


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Posted at 2009/10/11 17:04:43

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この記事へのコメント

2009年10月11日 17:41
このクラスは安全装備がおざなりになりがちですよね、
理解してもらうのが難しいのと他社との競争が厳しくて見た目の大きさと価格重視になってしまうのは判りますが。

あとこの車の補助ミラーと3列目は結構すごいですね、
シート薄っぺらなのかなとも思いましたがそこまで極端にも見えませんし。
コメントへの返答
2009年10月23日 0:09
3列目シートの床下格納は賛成です。その替わり、2列目はキチンと3名掛け出来るようにして欲しいですね。ヘッドレストが左右2名分とか信じられないです。
2009年10月11日 22:38
同時に、乗員人数分のヘッドレストも
最上級モデルにしか装着されないようですね。
最新モデルだけに、残念…
「安全に金をかける」ように我々が変われ、
というメーカーからの安易な暗示でしょうか…
コメントへの返答
2009年10月23日 0:11
わざわざ作り分ける事もないでしょうに....って思います。ヘッドレストくらい気前よく全員分付けておいて欲しいですね。
日本人の安全意識の低さについては低所得者層が拡がっている時流をみても難しいでしょうね。メーカー側が変わっていかないと....。もはや法規制するしかないのかな。哀しい話です。
2009年10月12日 14:42
走行中にウォークスルーを歩き回る子供を放置するオーナーが
安全装備にお金を出すとは到底思えないっす。
コメントへの返答
2009年10月23日 0:13
仰るとおり。まぁそんな親は正直、論外ですよ。給食費も払わなかったりする輩ですから。自由という言葉の意味をはき違えている気がしますね。そう言う人達にステップワゴンが人気があるのだとすれば、ホンダも落ちぶれたモノです。
2009年10月13日 5:07
 はじめまして!

価格表見てみました。ほんとに両方付けられないみたいですね。
コメントへの返答
2009年10月23日 0:14
そうなんですよ。カタログを読んだだけでは同時装着出来ないことが判らないようになってるんです。訳が判らんです。
2009年10月13日 13:33
ホンダのウェブ見積では、スパーダのZとZiも同時装着可能みたいですが、
初期モデルでは生産されていないのでしょうか…。
ホンダはこういうところで消極的かつ融通が利かないのが頭にきます。
他の要らない物と抱き合わせになるのも理解できません。
最初は積極的だったマツダも、最近はトーンダウンしているのが気になります。
何にも設定しない日産はそれを通り越してますが。
コメントへの返答
2009年10月23日 0:17
スパーダのトップグレードはVSAとサイド・カーテンバッグが標準ですが、334.8万円もして買う人いるか?って感じです。中間グレードのZは261.8万円でVSAは標準。サイド・カーテンバッグがメーカーOPです。私はエアロ系が嫌いなので説明省いてました。

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「@(ご) 下取価格って愛車の通信簿みたいなものなので、低い評価をされると買い換える気が失せますね。更に言えば自社銘柄の価格提示としては低過ぎて残念です。私もヤフオク売却経験有ります(^o^)。」
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