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2012年11月24日

[フルモデルチェンジ]マツダ・アテンザ 渾身のモデルチェンジで3代目へ

[フルモデルチェンジ]マツダ・アテンザ 渾身のモデルチェンジで3代目へ 早いもので、マツダ「アテンザ」が3代目へ移行した。昨年の東京モーターショーで「雄(TAKERI)」として展示されていたスタディモデルが市販化された。スタイリングは古典的かもしれないが、クルマとして素直にカッコイイと言えるデザインが良い。最近は変に威圧感を強調したり、ブランドの統一感を表現するために、風変わりなフェイスを強要される事が多くなっている中で、清々しいくらい美しいクルマのプロポーションを追い求めたのは賞賛に値するだろう。私の勝手な判断基準では、アウディA4やBMW3シリーズとアテンザを比較しスタイリングでアテンザを選ぶ人がいておかしくない。まぁ不当にマツダの評価が低い日本でそんな人は少ないかもしれないが、欧州ではどんな評価が下されるのか楽しみにしたい。国内ではレガシィ...アコード...カムリ...ライバル不在の美しさだろう。既に実車も見ているが、写真以上に美しいクルマである。
歴代アテンザは「セダン」「ワゴン」「ハッチバック(5ドア)」の3ボディ構成であったが、新型は「セダン」「ワゴン」の2ボディとなった。最近は欧州でも5ドアハッチは衰退気味だから仕方が無い。噂の「クーペ」が本当だとしたら、ハッチバックを落とした事も納得がいく。このデザインテーマでクーペを作ったらカッコイイだろうね。無理の無い価格帯で大人がサラッと乗りこなせる流麗なクーペ。世界的にも空白地帯なマーケットでもある。RX-8が生産中止となった今、マツダにはアテンザ・クーペを大いに期待している。その時は借金してでもオーダーするつもりである。
アテンザの「売り」はスタイリングだけではない。「CX-5」に搭載され、バックオーダーを抱える大人気となっている「クリーンディーゼル」エンジンの搭載である。しかも、いよいよディーゼルエンジン+6MTが提供される事となった。欧州では当たり前の組み合わせだが、国内では体験する事が困難であったディーゼル+MTが楽しめる日が来るとは感無量である。是非、今後はCX-5にもMTを追加して欲しい。無責任かもしれないが、ゆくゆくはアクセラやデミオにもディーゼル+MTが設定される事を夢見ている。私はコンパクトなクルマが好きなので、アテンザをマイカー目線で見るとボディが大き過ぎる印象が有る。賞賛に値するこのクルマにとって、唯一かつ大きなネガティブポイントである。
アテンザのボディサイズは、セダンで全長4860mm全幅1840mm全高1450mmでホイルベースは2830mm。ステーションワゴンは全長4800mm全幅1840mm全高1480mmでホイルベースは2750mm。ワゴンの方が全長で60mm短く、ホイルベースは80mmも短いのは珍しい。セダンは需要地(北米や中国)に焦点を当てた結果と理解すべきだろうか。いずれにしても、アテンザは結構大きい。VWの「パサートヴァリアント」が全長4785mm全幅1820mm全高1530mmでホイルベース2710mmとアテンザよりコンパクトな事がわかる。メルセデスベンツのEクラス・ステーションワゴンよりは僅かに小さいが、「大きくなった」と多方面から文句を言われているスバル「レガシィ・ツーリングワゴン」でも全長4790mm全幅1780mm全高1535mmでホイルベースは2750mm。アテンザのボディサイズが日本でのセールスにどの程度影響を与えるのか心配ではある。まぁ新型アテンザの流麗で美しいデザインはコレくらい寸法に余裕が無いと出来ないのかもしれない。あとは何処まで許容出来るかだ。
新型「アテンザ」はマツダのフラッグシップとして、今回のモデルチェンジを機に若干上級シフトを目指しているようで、内外装の質感もアップしたが、価格も相応にアップした。ベースモデル「20S」が250万円~トップグレードの「XD L-Package」が340万円。6MTモデルは「XD」で302.6万円となっている。価格は値上げに見えるかもしれないが、全てが新開発の「フルSKYACTIV」で固められたアテンザは決して高くは無い。それよりも、3年・5年後の再販価値を維持していく事が大切だと思う。マツダは値引きに頼った売り方をせず、地道な改良を続けてアテンザを磨いて欲しい。それが最終的にはマツダのブランド価値向上へ結びつく。
実は、既に某所で短時間であったが新型「アテンザ」のディーゼル+6ATを試乗済み。アイドリング時は僅かにカラカラとしたディーゼル特有のノイズが聞こえてくるが、少しでもアクセルを踏み込めば気にならなくなる。更に、回転が高まっていくとマツダらしいスポーティなサウンドに変わっていくのが印象的だった。パワーに関しては一切の文句なし。吸い込まれるような...ワープするような....怒涛の加速を体験できる。私は数年前にベンツの「Eクラス(E320CDI)」でクリーンディーゼルの初経験をしたが、それに匹敵する驚きを感じた。もちろんボディもステアリングもブレーキもそのパワーを受け止めており、300万円ソコソコのクルマとしては破格のパフォーマンスと言って良い。これは長距離ドライブが楽なクルマだろう。ビジネスや趣味で長距離ドライブが多い人には燃料費も含め、これ以上の選択は無い。改めて、アテンザのディーゼルをじっくりと試す機会を設けたいと思う。
トヨタや日産製のクルマを買おうとしている方は「マツダだから」と敬遠せず、一度試乗してみる事をオススメしたい。生ぬるく適当に仕上げられたクルマでは味わえない、本物の自動車というものを体験出来るだろう。全てはそれからでも遅くは無い。




↓2代目アテンザ 本来の実力を発揮出来ずに、エコカー減税の渦に飲まれた惜作。

↓初代アテンザ 新生マツダのシンボルであり、見事世界中で大ヒットを飛ばした。

↓実は既にアテンザのディーゼル(6AT)を某所にてテスト済み。
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Posted at 2012/11/24 01:23:19

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この記事へのコメント

2012年11月24日 2:13
はじめまして。いつも拝見させていただいておりました。

私はGYアテンザはそのままに、新型アテンザを増車予定のバカ者ですw

時間はかかるかもしれませんが、気合入れて半分の150万貯めます♪


このデザインと大きさを実際に見てみて、ローワン・アトキンソンさんの言葉が真っ先に浮かびました。

「クルマとしての性能も良く、やかましい自己主張もない・・・」



確か、BBCのトップギアの番組中でNSXについてのお話だったかと思いますが、拡幅・筋肉質ボディで威圧感を強調するデザインが主流な今、これはマツダにしか引けない線だな~と感心して帰ってきました。

突然の長文、失礼いたしました。
コメントへの返答
2012年12月8日 14:13
コメント有難うございます。根っからのマツダ・アテンザファンですね。
今回のアテンザはクルマ好きとしても、日本人としても誇らしいクルマですね。
こういうクルマが売れてくれて評価されることを期待しています。
2012年11月24日 10:41
こんにちは(^^♪

はじめまして!!

マツダ、がんばって欲しいです(^.^)

今回のアテンザ、いい車ですよね。デザイン、室内共に、試乗してないので
走る・止まる・曲がるの基本性能はわかりませんが・・・。

CX-5以降、マツダがんばってますね
コメントへの返答
2012年12月8日 14:14
これまでのマツダ車(初代アテンザ以降)も良く出来ていたし、私は評価してきたつもりですが、なかなかセールスに結びつかなかった。
でも、ようやく陽の目を見る時期が来たのかなと感じます。他が足踏みしているからかもしれませんが。
2012年11月24日 16:52
メーカーが思ってたよりも国産のディーゼル搭載グレードに需要があったみたいだし、セダン・ワゴンに搭載してきたのは大きな武器になるなぁ。歴代のデザインはどれもそれぞれ良いねぇ、地味~なカペラの時代が懐かしい・・。
コメントへの返答
2012年12月8日 14:17
カペラの時代にもPWS(プレッシャーウェーブ・スーパーチャージャー)のディーゼルエンジンがありました。あれは知り合いが乗ってましたが、結構面白いエンジンだったと記憶しています。
2012年11月27日 11:18
既に試乗済みとは・・・流石ですね^^

それにしても、ただただ純粋に“美しいクルマ”ですね。
本当にクーペモデルが出るのならば、大いに期待できますね!

コメントへの返答
2012年12月8日 14:18
こんなに美しいクルマが日本のメーカーからリリースされるとは思いませんでしたね。クーペの追加については噂のレベルですが、このテーマでクーペを作ったらカッコイイでしょうね。プジョー406を超えるかもしれません。

プロフィール

「@(ご) 下取価格って愛車の通信簿みたいなものなので、低い評価をされると買い換える気が失せますね。更に言えば自社銘柄の価格提示としては低過ぎて残念です。私もヤフオク売却経験有ります(^o^)。」
何シテル?   06/21 23:22
クルマとカメラが大好きで布袋寅泰の音楽を愛聴するヤツです。 随分と長いこと転勤で各地を転戦しましたが、ようやく地元北海道に戻ってきました。 現在はマツダ「ロ...
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