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2017年05月17日 イイね!
[試乗インプレッション]マツダ・アクセラスポーツ 22XD L Package先日アクセラスポーツの「22XD L Package」(FF/6AT)をテストする事が出来た。MC後モデルは1.5Lのディーゼルエンジン搭載車が試乗車の大半だったから絶好の機会となった。
テスト車はトップグレードの「22XD L Package」で2WD/6ATモデル。車両本体価格は308.8万円(税込)である。それにメーカーOPとしてCD/DVDプレイヤー+地上デジタルTVチューナー(+32,400円)とBoseサウンドシステム+9スピーカー(+108,000円)を追加装備していたのでフルオプション仕様だ。ボディ色はソウルレッドプレミアムメタリック(+54,000円)で合計317.5万円となる。オプションがやたらと高価なドイツ車に比べれば恐ろしく良心的な価格設定である。
「アクセラスポーツ」のボディサイズは全長4470mm×全幅1795mm×全高1470mmでホイルベースは2,700mmで車重は1,450kg。Cセグメントの中でも比較的大柄なクルマと言えるだろう。
早速走り出してビックリしたのは、乗り味がかなり洗練されたこと。少なくとも、発売当初に「アクセラスポーツ」の「22XD」をテストした際は、有り余る怒涛のトルクに驚いた反面、割と堅めなサスチューニングに低回転域で特に透過してくるエンジン音。更に若干フロントヘビーな事が印象に残っていたが、最新のMC後モデルは結構しなやかなチューニングになり上質感が俄然高まった様に感じた。まぁ普及モデルとして「15XD」シリーズを加えたからには、「22XD」が上級志向になってもおかしくはない。ナチュラル・サウンド・スムーザーの採用でエンジンの騒音ボリュームが下がったことやG-ベクタリング コントロールでコーナリング特性が変化したことも加わり、「22XD」の印象は事前の期待値を上回るものであった。
以前、ボルボ「V40」のインプレッションを報告した際に、"マツダ「アクセラ」がスポーティ方向で、ボルボ「V40」はコンフォートな味付け。アクセラにコンフォート志向の上級グレードを設定したら「V40」に似た味付けになりそう。"と記述したが、それはMC前モデルの印象であった。MC後の「22XD L Package」ならボルボ「V40」にも負けないしなやかさを感じた。勘違いして欲しくないのは、コンフォート寄りの旦那仕様ではない。最近は一時期流行したアジリティ優先で体育会系のガチガチセッティングは既に時代遅れ。しなやかで良く動く足に加え、粘り強くネットリと路面を捉えて離さないセッティングが今風。「アクセラ」は見事にキャッチアップを果たしたと言える。
但し、インテリア全般の質感や色遣いはボルボ「V40」の強み。「アクセラ」は相対的に少し退屈で面白みのないデザイン。質感も後塵を拝していたのは残念。この辺りはコストの絡みもあるから根深い問題だが、次期型の課題だろう。
「22XD L Package」で高速道路へ入ると元来のスポーティーな性格が顔を出す。アクセラのボディに最高出力175ps/4,500rpm 最大トルク42.8kg-m/2,000rpmのアウトプットはある意味過剰とも言えるレベルだから、長距離移動はすこぶる得意科目。喜々として高速コーナーを抜けていくあたりは流石。標準装備の電動スライドサンルーフは開口面積こそ小さめだが、やはりフレッシュエアを感じながらドライブするのは心地よいものだ。
約200kmを走破した今回のテストで記録した燃費は16.7km/L。私の「デミオ15XD」に比べると見劣りする数値だが、走りのパフォーマンスを考慮すれば破格の数値と言える。同等のパフォーマンスをガソリンエンジンに求めたら2桁の燃費は厳しいだろう。
そろそろ結論を。MC後モデルとなり走りの印象が大きく変わった「22XD L Package」。アクセラの上級モデルとしての貫禄も充分。「15XD」より+40万円程度が必要となるが、その価値はある。私がアクセラを買うなら「22XD L Package」の4WDで決まり。あとはミッションを6ATか6MTかで悩むんだろうな....。残念なのは外観。MC前のシャープなデザインの方が好みだったかな。


↓MC前のフロントフェイス。こっちの方が好みだったかな。
Posted at 2017/05/17 23:12:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | 試乗インプレッション | クルマ
2017年05月08日 イイね!
[試乗インプレッション]トヨタ・ヴィッツ 1.3L "F" 退屈の極みだが。  退屈なクルマのインプレッションを綴るのは極めて苦痛で、どうにも筆が進まない(笑)。
宮古島で借りたレンタカーはトヨタ「ヴィッツ」。モデルは中期型の1.3L(NA)でグレードはベーシックな「F」。価格は145万円のクルマだ。
今更トヨタのデザイン下手に文句を言っても仕方がないが、好んでカメラを向けたくなる様なクルマではない。とりあえず当ブログ掲載用途に1枚だけパチリ。あとは沖縄の綺麗な海の写真でも。
さて、久し振りに対峙したトヨタ「ヴィッツ」。レンタカーとして正直乗りたくなかったが、たまには嫌いなクルマの検証も悪くはないと自分を諭す。
結論から言ってしまえばインプレッションを書くのが一番難しいタイプ。どうにも掴みどころのない薄味なクルマだ。但し、「ヴィッツ」にとってある意味「褒め言葉」なのかも知れぬ。紆余曲折、妥協の結果として「そうなってしまった」訳でなく、トヨタは狙って作り込んだ結果なんだろうと思う。
私のような辺境のクルマ好きには全てが中庸で退屈の極みとしか表現出来ないクルマだが、世の中全ての人がクルマに「FUN」を求めていないことは理解しているつもり。何も考えず・感じずただ黙々と目的地まで移動出来る様にと刺激の少ないクルマが好まれる事もあろう。それなりにお安い価格と最低限の品質の両立も性能だ。退屈ではあるが、問題視する程おかしな挙動はなく、なんら移動に不便はない。以前のトヨタ車は「80点主義」と言われたが、「ヴィッツ」は頑張っても65点。満足も無いが不満もない。故障が少なく実用の道具として淡々と長く乗るクルマなのかも。
私はクルマを趣味の対象として捉え、色々と蘊蓄を求めてしまう。一方、趣味・興味の対象外となる冷蔵庫や洗濯機を選ぶ際は余計な新機能など全く不要。少し枯れて価格もこなれた型落ちモデルが丁度良いと思うクチ。クルマをそんな風に選ぶ人がいても不思議ではない。トヨタもそんな消費者心理を理解し、「ヴィッツ」はトヨタのブランドイメージを崩さない最低限のレベルで設計されているのかも知れぬ。何とも寂しい事ではあるのだが。
トヨタから「ヴィッツはお安いクルマなんだからコンナモンですよ」と諭されている様な気がしてならない訳だが、やはりそれでも文句は有る。
特に据わりが悪く左右5~10度程度が不感症地帯となるステアリングと、ライバルから10年以上は遅れたCVTの不甲斐ないラバーバンドフィーリングは酷い。ドライバーの意思を伝える重要なインターフェースがここまでガサツなクルマで良いものなのかと疑問。正直、現行型ダイハツ「ムーヴ」の方が数段マトモ。是非乗り比べて欲しい。
ついでに言えば、内装も納得がいかない。安い素材で全般的にテカテカしている上に無駄な曲線が多いからどうにも目障り。自爆スイッチみたいなハザードや100円ショップの玩具にも劣る質感のエアコンダイヤルなど突っ込みどころは満載だ。本来コストとデザインは別物。カネをかけられないなら、デザインで挽回すべきだろう。
宮古島でレンタカーの「ヴィッツ」に乗った後、沖縄本島ではマツダ「デミオ」のレンタカーに乗り換えた。もう座った瞬間にドライビングポジションが至極マトモな事に驚く。そして走り出せばステアリングの正確さ。エンジン・ミッションのダイレクトな切れ味と爽快な回転フィールにホッとした。「ヴィッツ」と「デミオ」は同セグメントであり、世間ではライバルと認識されるが、似て非なるクルマ。全く次元が違う事は乗ってみれば大抵の人が即座に気付くハズ。(この差が判らない人はある意味幸せ)残念なのは、トヨタのラインナップ中でしかクルマを選ばないって人が結構いる事か。まぁ本人が満足されているなら何ら問題は無いのだが。
さて。どうにも筆が進まないので、今回はこの辺で終わりにするが、願わくばトヨタが本気を出して開発したコンパクトカーとやらを見てみたいものだ。トヨタは「やれば出来る」のか「頑張っても出来ない」のか是非検証してみたい。まぁCセグメントとなる「オーリス」の出来栄えを見る限り、あまり期待は出来ないのだが...。

↓インテリアのデザインはどうにも目に馴染まない。


Posted at 2017/05/08 23:45:39 | コメント(0) | トラックバック(0) | 試乗インプレッション | クルマ
2017年04月26日 イイね!
[試乗インプレッション]マツダ・デミオ "13C" 感動の再会とネコ。  ここ半年くらい不本意ながら(?)多忙だったので、リフレッシュを兼ね沖縄へ。今回宮古島にも初上陸を果たした。
沖縄本島と宮古島のどちらでもレンタカーを手配。本島はいつも通りマツダ車を指定。宮古島は走行距離も限られるから、あえて何も指定せず当日のお楽しみにした。
まずは本島で借りたマツダ「デミオ」の話から。
那覇空港でレンタカーを借りた経験のある方はお判りだろうが、那覇空港ではレンタカー会社選びが重要だ。もちろん価格も大事な要素だが、限られた旅の時間を失うのは避けたいものだ。皆さん考えることは同じで、午前中出発でお昼前後に那覇空港へ到着する時間帯が最も混雑する様だ。特に空港から離れたアウトレットモール「あしびなー」に近い豊崎地区に営業所がある「OTSレンタカー」や「オリックスレンタカー」は観光シーズンになると周辺道路が渋滞する影響で送迎バスの運行ダイヤがパンク。私の経験では空港到着からレンタカーで走り出すまでに二時間以上かかったことも有る。
その点、マツダ車が得意な「タイムズレンタカー」は空港の近くに営業所があるから到着してスグにレンタカーで出発が可能。私は当面那覇空港では「タイムズレンタカー」で決まりだ。
さて、沖縄本島の旅には今回もマツダ「デミオ」のガソリンモデル「13C」が割り当てられた。ワザワザ沖縄まで行ってマイカーと同じ車種を借りるというのも芸のない話だが、「ヴィッツ」「パッソ」「マーチ」あたりの出来損ないカーに乗って旅をするのは真っ平ゴメン。楽しいドライブが苦痛・苦行になっては意味がない。
今回借りた「デミオ」君。どこかでお会いしたような.....。早速パソコン内部の写真データを調べてみたらビンゴ。昨年9月にも沖縄を訪れており、その際に借りた「デミオ」と全く同一個体であった。レンタカーで久し振りの再会を果たすというのも珍しい経験だ。
それにしてもこの「デミオ」君は写真の通り猫にも好かれているようで、複数の猫がデミオから離れようとしない。クルマの良し悪しを見抜く猫。なかなかのものである。大半の日本人にはその眼力がないと言うのに。下の写真3枚目は顔面に生々しい傷のあった猫。喧嘩に負けたんだろうか。野良猫の世界も厳しい。写真4枚目はまだ子猫位のサイズ。元気に育ち生存競争を勝ち抜いて欲しい。なにも餌になるものを持ち合わせておらず、写真だけ撮って静かに退散。
それにしても「デミオ」はBセグメントのコンパクトカー中で最も美しいボデイデザインだと思う。オーナーの贔屓目を抜きにしてもだ。これが「デミオ」ではなく不細工番長の「パッソ」だったら...。確実にカメラを向ける事はない。
クルマを選ぶ基準はひとそれぞれ。荷室のサイズ・形状やシートの倒れ方、車中泊の快適さが何より重要と言う方もいる。販売店やセールスマンとの人間関係で選ぶこともあるだろう。別にどれも間違いではない。だからこそクルマ選びは面白く、深いのだと思う。
現在新車で買えるクルマの中で、軽自動車も含め、100万円台のクルマを比較検討してみると、現行「デミオ」はかなりお買い得である。先日、マツダは「デミオ」の全機種に先進安全技術「i-ACTIVSENSE」を標準装備とする事をリリースした。具体的には低速走行時に前方のクルマとの衝突回避をサポートし、被害を軽減する自動ブレーキ「スマート・シティ・ブレーキ・サポート[前進時](SCBS F)」、徐行・停車時に前方の障害物が検知された状態での急発進を抑制する「AT誤発進抑制制御[前進時]」、車線変更時に斜め後方の車両を知らせる「ブラインド・スポット・モニタリング(BSM)」、駐車場などでの後退時に横から近づく車両を検知し接触の危険を知らせる「リア・クロス・トラフィック・アラート(RCTA)」の四点が全車標準となる。
私が最もお買い得と判断する「デミオ」のグレードはガソリンモデルの「13S」。147.9万円で5MT/6ATが選択可能。上記の先進安全技術「i-ACTIVSENSE」を標準装備する他、SRSサイド・カーテンエアバッグやステアリングのチルト・テレスコも標準。この価格帯でここまで安全装備・快適装備が一通り揃うクルマは珍しい。更に望むなら、LEDコンフォートパッケージ(97200円)を追加すると贅沢装備まで追加される大盤振る舞い。これで合計157.6万円。後席と荷室はスタイリングの影響で広々・快適とは言えないが、実用上困ることはない。もう少し「デミオ」は評価されても良いクルマだと思うのだが...。
余談が長くなった。昨年9月以来で再会したレンタカーの「デミオ」。走行距離は1.4万キロ。特に劣化やヤレもなく気持ち良くドライブが出来た。但し、マツダコネクトではなく、販売店取付タイプのナビは使い勝手がイマイチ。マツダコネクトは初期の完成度が低く評判を落としたが、最新版は特に気になるネガはなく、価格を考えたら文句はない。ただ、ナビに色々こだわりたい人には物足りないかも。
相変わらずガソリンのデミオは鼻先が軽く、ディーゼルとは全く違う軽快なドライブフィールが爽快だ。ミッションもこのクラスでは贅沢な6ATで、トルコンのスリップが感じられず、キレの良さはディーゼル以上に際立つもの。これにサンルーフかキャンバストップが選択出来れば完璧なんだけどな。今後のマツダには選択肢の幅を拡げる事をお願いしたい。
長くなったので、今回はこの辺で。次回は宮古島で借りた「ヴィッツ」の話題を。



Posted at 2017/04/26 14:30:35 | コメント(1) | トラックバック(0) | 試乗インプレッション | クルマ
2017年04月16日 イイね!
[試乗インプレッション]ボルボ・V40 D4 Inscription  2.0Lディーゼル+8速AT以前から一度試したいと思っていたボルボ「V40」のディーゼルエンジン搭載モデル「D4 Inscription」をテストする事が出来た。2012年9月に本国発表され、日本市場には2013年2月から導入されているから、そろそろモデル末期と言える時期。(モデルチェンジの順番はV60/S60シリーズが先だと思うが。)
今回テストしたグレードはディーゼルエンジン搭載モデル「D4」シリーズのトップグレードとなる「D4 Inscription」で本体価格は414万円。欧州のライバルモデルと比較すると、標準装備のレベルが高く、特に安全装備は万全の品揃え。カーナビやETCまで全部入りである事を考えると、まぁ納得の範囲か。ベースモデルの「V40 D4 Kinetic」は364万円だが、カーナビがオプションで+21万円也。グレード間の価格差は割と小さい。アレコレとパッケージオプションにして追加料金を取ろうとするメーカーより親近感が湧く。
ボルボ「V40」はプラットホームにフォード傘下時代の名残である「フォード・C1プラットフォーム」(ボルボではP1プラットフォームと呼ぶ)を使う。先代のマツダ「アクセラ」とも血縁関係となる。(マツダはBKプラットホームと呼んでいたはず)まぁそんな事は知らなくても良い知識であるが、それを知った上で「V40」を眺めていると、どうしても先代「アクセラ」とシルエットが似ているような気がするから不思議。まぁそんな事を言うのは私くらいなもんだろうが。
「D4 Inscription」は全長4370mm全幅1800mm全高1440mmで車重は1540kg。エンジンはDrive-EディーゼルのD4エンジンと呼ぶ2.0L・4気筒ディーゼルターボで190ps/4,250rpm 40.8kg-m/1,750−2,500rpmを発揮する。決して軽量なクルマではないが、エンジンの出力値を見ればパフォーマンスに不足が有るはずもない事は判る。ミッションは贅沢な8速A/Tを奢るのはプレミアムブランド故か。
インテリアもプレミアム志向の造りとなっていて、スカンジナビアンデザインと言われる北欧のエッセンスが心地よい。少なくともドイツ車とは全く違う空間。このインテリアを気に入ってボルボ「V40」を買ったとしても後悔はしないだろう。細かいことを言えば、カーナビの7インチモニターの配置が類型的で古臭く感じたが、日本市場向けのナビは三菱電機製がインストールされていて実用上の問題は感じなかった。
ボルボ車は以前から思う事だが、室内空間の優しさと言うか、特別な刺激を感じさせず、包み込まれるような居心地の良さが魅力。長距離ドライブのお供にはピッタリだろう。
エンジンを始動すると、それなりにディーゼルエンジン特有のカラカラ音が室内にも透過するが、普段デミオのディーゼルエンジン音に慣れているから何も気にならなかった。一般的にはどうなんだろうか。
流石に2.0Lの4気筒ディーゼルターボエンジンは極低回転域からもググッと太いトルクを発生し、タイムラグを感じさせない。その反面、マツダのディーゼルターボエンジンに比べると若干高回転側は苦手の様だが、8速A/Tが裏方で良い仕事をしており、十分にパワフルで速い。しかし、得意分野はグランドツーリングだろう。今回ガソリンエンジン車はテストしていないのでその差は不明だが、特に鼻先の重さも気にならなかった。むしろ、「D4 Inscription」はタイヤが225/45R17を奢られているが、クルマのキャラクターを考えれば、もう少ししなやかな足さばきでも良い。その意味でベースモデルの「V40 D4 Kinetic」が205/55R16を履くからこちらにも興味がある。
誤解を恐れずに言えば、マツダ「アクセラ」の「22XD」と全般的に味付けが似ていると感じた。正確に言えば、マツダ「アクセラ」がスポーティ方向で、ボルボ「V40」はコンフォートな味付け。アクセラにコンフォート志向の上級グレードを設定したら「V40」に似た味付けになりそう。エンジンはマツダが活発・高回転型。一方ミッションはボルボが8速を奢るから変速ショックが少なくスムーズに感じた。まぁこの辺は好みの世界と言える範疇かも。現行「アクセラ」はご存じのとおりプラットホームを一新し、「SKYACTIV-CHASSIS」を採用するから既に血縁は無いが、元々は同じフォードグループ。傾向と対策は似るのだろうか。
ちなみに、マツダ「アクセラ」のトップグレード「22XD L Package」(FF/6AT)が308.8万円。約100万円の価格差がある。この差をブランドバリューと見るか、独特なスカンジナビアンデザインの世界観にどこまでエクストラコストを支払えるかと言う問題か。インテリアの質感向上は次期「アクセラ」の課題かもしれない。
ボルボ「V40」は全車にボルボ・サービス・パスポートが提供され、新車から3年間は定期交換部品まで含め追加費用は発生しない。万が一のトラブル時にはロードサイド・アシスタンス・サービスもある。追加費用を払って+2年の延長保証も加え、5年間じっくりと1台のクルマに乗るにはボルボ「V40」案外悪くない選択肢かも。

↓なんとなくシルエットが似ている気がする。

↓現行型の「アクセラ」。22XD L Package 性能を考えるとかなりお買い得。
Posted at 2017/04/16 22:58:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | 試乗インプレッション | クルマ
2017年04月02日 イイね!
[試乗インプレッション]フィアット・500(MC後モデル)1.2とTwinAirの乗り比べ僅かな時間であったが、久し振りにフィアット「500」をテストした。同じ約15分程度のコースだが、まずは「500 1.2 Pop」。次に「500 TwinAir Lounge」。そして最後は過激な「ABARTH 595 COMPETIZIONE」の3種類で走ることが出来た。
コースは市街地+幹線国道バイパスが大半だから、山道や高速道路は含まない。インプレッションを書くには物足りないが、昨年実施したフィアット「500」のMC後モデルを一気に乗り比べ出来たのは良かった。早いもので、フィアット「500」は2007年に本国で発表され、日本には翌2008年3月から導入されているから、既に10年が経過した長寿モデルである。
まずはもっともベーシックな「500 1.2 Pop」から。エンジンは1.2Lの直列4気筒で69ps/5,500rpm 10.4kg-m/3,000rpmを発揮。車重は990kgだから、ターボエンジンを搭載した軽自動車と大差ないスペック。最近リリースされたお買い得な限定車「500 SUPER POP CIAO」なら184.6万円で買えることを考えると、軽自動車と比較検討する人がいても不思議ではない。ミッションはお馴染み(?)のATモード付5速シーケンシャルシフト(デュアロジック)。所謂シングルクラッチ式AMTである。
最近ダウンサイジングターボ等、低回転域からトルクが図太いエンジンが主流だから、「500 1.2 Pop」の1.2L(NA)エンジンは古典的なフィーリングに終始する。アクセルは遠慮なくガバッと踏んである程度回さないと周囲に遅れを取る。相変わらずデュアロジックの散漫な変速フィールも健在で、変速のタイミングでアクセルを抜くとスムーズになる。改良が進み、変速フィールも洗練された事を期待していたが、正直あまり進化を感じない。むしろ、これは「個性」として人間側が受容する必要がある。このエンジンは最もアナログな人間によるMT操作で走ってこそ楽しめるエンジン。本来欧州のコンパクトカーはアンダーパワーなヤツをガンガンぶん回して走るのがセオリーなんだから。
次に「500 TwinAir Lounge」。エンジンはユニークな直列2気筒8バルブにインタークーラー付ターボを組み込んだ「ツインエア」。排気量は僅か875ccである。85ps/5,500rpm 14.8kg-m/1,900rpm を発揮。車重は1040kg。独特なエンジン音・排気音がフィアット「500」のキャラクターにマッチしていて面白い。アウトプットも1.2L(NA)に比べると明確に強力となり、加速も頼もしくなる。但し、高回転まで回して走る類のエンジンではない。トルクが太くなったことで、デュアロジックの散漫な変速も幾分マイルドに感じられる。体感的には変速スピードも増しているかのように感じる。渋滞路等のStop and Goを繰り返す様なシーンで多用される向きにはこちらの方がストレスが少ないのではないか。
さて、1.2L(NA)と875cc「ツインエア」。どちらに軍配を上げようかと思い悩んでいるが、結論が出ない。正直、私は洗練度の低いシングルクラッチAMTやCVTの様な違和感のあるミッションが嫌い。残念ながら、10年の月日を経てもデュアロジックはあまり改良が進んでいなかった。リアルに自身のマイカー候補としてフィアット「500」を見ると、どちらにも合格点は与えられないのが正直な感想。
但し、それ故フィアット「500」をダメなクルマと言うつもりもない。古典的な1.2L(NA)と独特な「ツインエア」エンジン共に国内メーカーには無い個性的なユニットだし、偉大な先祖をフィーチャーした内外装は流石のセンスである。結局のところ、このクルマは惚れたら最後。サッサと買って(飼って)慣れるしかない。
さて、最後にサプライズ的に用意されていた「ABARTH 595 COMPETIZIONE」。アバルトシリーズのトップモデル。価格も381.2万円と刺激的。エンジンは1.4Lの直列4気筒DOHC16バルブインタークーラー付ターボで180ps/5,500rpm 23.5kg-m/2,000rpmを発揮するから、ベースモデルとは別格のアウトプットを誇る。
室内はヘッドレスト一体型のSabelt製スポーツシート(カーボンシェル)が嫌が応にもスポーツムードを高める。エンジン音・排気音も思わず笑ってしまう位に刺激的で、今日メーカー純正のチューニングでここまで手を入れてくるのは珍しい。どこぞのショップが仕上げたマシンかと思ったくらい。
ベースモデルの影響を受け、スポーツモデルとして見ると高い座面はどうにも残念だが、それを除けば「楽しい」クルマ。実車版のアーケードゲーム的な乗り味で長距離を走るとかなり疲れるだろうが、刺激的なクルマを探している方は一度試乗してみると良いのではないか。恐らく深夜に住宅街でエンジンを始動するのは気が引けるクルマ。
脚回りもかなり固められているから、相応にピッチングもある。デュアロジックの変速もベースモデルよりハードに繋いでいるようで、散漫と言う印象は無いが、変速ショックは結構大きい。そして野太いエンジン音と排気音.....。眠くなっている暇はない。
そろそろ結論を。フィアット「500」シリーズはドイツ的な自動車価値基準でみれば洗練されていないクルマと評価されてしまうかもしれないが、どのモデルも個性があり、代わりのないクルマでもある。残念なのは私自身が「どうしても欲しい」と感じなかったことなんだろうな。過去乗ったフィアット「500」シリーズの中では1.2L(NA)の5MTモデル「1.2 SPORT」が一番好印象でした。アレを再販してくれないかな...。

過去記事:[試乗インプレッション]フィアット・500 1.2 SPORT(5MT)

Posted at 2017/04/02 21:10:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | 試乗インプレッション | クルマ
プロフィール
「[整備] #ジムニー ラゲッジフラットボックス制作 http://minkara.carview.co.jp/userid/177731/car/2280074/4001872/note.aspx
何シテル?   11/25 15:03
クルマとカメラが大好きで布袋寅泰を崇拝するヤツです。数年おきにアチコチ望まぬ転勤を繰り返す"しがない"サラリーマン。そろそろ地元の北海道へ帰って夢のガレージと家...
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