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2017年11月04日 イイね!

[東京モーターショー2017]このイベントの存続に危機を感じた。

[東京モーターショー2017]このイベントの存続に危機を感じた。東京モーターショー2017も明日(11/5)で閉幕。クルマ好きにとっては二年に一度の祭典が終わってしまう。今年はモーターショーを楽しみに日々過ごしてきた(笑)からチョット寂しさも感じる。
今回は一般公開初日となる10/27の「プレビューデー」(2万人限定/3500円)と、平日(11/1)の午後にも訪れたから都合二回行くことが出来た。
道産子の私が子供の頃から憧れていた東京モーターショーへ初めて訪れたのは1999年の第33回。当時は千葉の幕張メッセで開催だった。この時に発売間近の「ニュービートル」と運命的な出会を果たし、その翌日にはまだワーゲンとアウディが併売されていた頃のファーレン店に「ニュービートル」の予約へ駆け込んだんだっけ。当時は24歳。若かった...。それ以降の東京モーターショーは毎回欠かさず参加している。ちなみに、会場が東京ビッグサイトへ移転したのは2011年からである。
さて、今回の東京モーターショーを一言で表現するなら「無策」。「衰退」と表現しても良いが、「衰退」は先細る国内の新車販売動向を鑑みれば止むをえない。しかし、国内メーカーの「無策」もしくは「無気力」には怒りすら感じている。
東京モーターショーはリーマンショック直前の2007年(第40回)では日産「GT-R」の発表が記憶に残っているが、開催日数17日間で来場者数142.5万人を記録した。それに対し今回(2017年)は開催日数10日間で約80万人前後と予測されているから、随分と日数・来場者共に減った。それだけ東京モーターショーのプレゼンスが低下したのだろう。(1日当たりの平均来場者数は変わってないが)
しかし、私が一番ガッカリしたのは国内メーカーの「無策」ぶり。正直、全てのメーカーが「お付き合い」程度のスタンスで参加しており、この国のモーターショーを盛り上げていこうとする姿勢がまるで感じられない。国内メーカーですら「適当」に出展するようなローカルイベントに海外勢が参加するはずがない。正直、このイベントが今後も開催出来るのか...と心配にすらなる。
なにも短絡的にクルマ好きが喜ぶ「スポーツカー」の出展が少なかったと文句を言っているのではない。もちろん、そういう夢のある華やかな出展が少なかった事も「退屈」な印象を与えた事は否めない。海外のプレミアムスポーツブランド(フェラーリ・アストンマーチン・マクラーレン・ランボルギーニ等)に出展して貰えなかった事も原因だろう。
それ以前に、ここ数年間に出てくるであろう新型車の告知も少なく、次の愛車を探す楽しみすら満たされなかったのは異常。海外勢もワールドプレミアが無く、他所の焼き直しか、市販車の展示のみ。過去に東京で重要なワールドプレミアをしてきた「MINI」ですら撤退していたのは結構ショックだった。
時代は変わり、SNS等のネット環境の発達でクルマという高額商品の広告宣伝手法も変わっていくのはある意味必然。
各メーカーのクルマが一堂に会するモーターショーは、新興国の様にクルマを所有することが憧れであり、ステータスでもある市場では有効だろう。しかし、日本の様な成熟市場では折角の新型車発表のニュースも他社・車と重複してしまうことで宣伝効果が薄れると考えているらしい。
ならば、モーターショーではなく、他所とバッティングしない個別の新型車発売イベントを企画した方が、SNS等で広く拡散が期待され宣伝効果が高まるのだとか。まぁそれも時代の流れかもしれぬ。さりとて、減ったとはいえ決して少なくない来場者が入場料を払ってでも訪れているこのイベントをどう
していくつもりなのか。その中途半端な態度が見え隠れしていたように思う。
今回は自工会会長の西川氏(日産社長)が、不正問題で東京モーターショーのホスト役を開催直前に辞退し、急遽豊田章男会長代行が務めることになったが、そもそも国内市場をまるで軽視している日産の人間に東京モーターショーのホスト役なんて務まるハズもない。そろそろ慣例による持ち回りを改め、やる気のある会社や人間がイニシアチブを取っていく体制に改革していくべきだろう。
この国の課題を近未来のクルマがどう解決していくのか。別に「スポーツカー」の展示だけがモーターショーではないだろう。待ったなしの超高齢化社会・過疎化や、電気自動車の普及を阻む集合住宅・駐車場事情など、日本の自動車メーカーが取組み、発信していくべきテーマは幾らでもある。
なんとも消化不良な内容だった今回のモーターショー。次回は何かが変わると期待したい。
それにしても事前の噂では「次期スープラ」、「S2000後継」、「次期フェアレディZ」、「シルビア復活」、「トヨタ2000GT復活」「カプチーノ復活」....等々の美味しそうなニュースが飛び交っていたが、結局はどれもこれもガセネタに終わった。次期「ジムニー」も展示されなかった。やはりクルマ好きとしては期待していたんだけどね。少なくとも、日本は(数値上では)好景気である。このタイミングでも楽しいニュースが実現しないのであれば、いつ実現するんだ...と哀しくなる。最近旧車の人気が高まっているのも無理はない。私もそろそろソッチへ行こうかな...。
(追記)
公式発表によれば、東京モーターショー2017の総入場者数は、前回(2015年 第44回ショー:812,500人)に比べ94.9%の771,200人となった。予想していた80万人を下回る結果となり、次回のモーターショーでどう立て直すのか期待したい。



Posted at 2017/11/04 13:50:26 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ | クルマ

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クルマとカメラが大好きで布袋寅泰の音楽を愛聴するヤツです。 随分と長いこと転勤で各地を転戦しましたが、ようやく地元北海道に戻ってきました。 現在はマツダ「ロ...
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