軽トレーラーの車検前整備(2/2)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
「軽トレーラーの車検前整備(1/2)」の続きです。
ここから先は牽引車につなぐためヒッチマウントを取り付けます。
21.ヒッチカバーを外してヒッチマウントを差し込み、ヒッチピンでロックします。
22.ヒッチボールが乾いている場合はグリスを塗ります。
2
ジャッキの動作を確認します。
23.ジャッキハンドル回転させることでジャッキがスムーズに上下することを確認します。
24.ジャッキが縮んだ状態でジャッキ横の金具を引っ張り(フリー)、ジャッキ本体を回転させられることを確認します。
25.ジャッキを90度回転させ、水平方向で固定(ロック)できることを確認します。
3
トレーラーをクルマに連結します。
26.ヒッチボールにカプラーを被せてロックし、ロックピンを取り付けます。
27.カプラーを上下に揺さぶってもロックが外れないことを確認します。
28.セーフティワイヤが錆びていないことを確認し、ヒッチメンバに引っ掛けます。引っ掛けた際にフック部分のばねが正しく機能することを確認します。
29.配線プラグをソケットに差し込み、ぐらつきがないことを確認します。
4
電気系のチェックです。ここが最大のヤマ場です。ペダルの操作があるのでできれば二人で行います。
30.クルマのキーをON位置にします。排気ガスを浴びないようエンジンはかけない方が良いです。
31.ブレーキを踏んでブレーキランプ(赤)が点灯することを確認します。
32.ウインカーを左に入れて、左ウィンカー(橙)が点滅することを確認します。
33.ウインカーを右に入れて、右ウィンカー(橙)が点滅することを確認します。
34.非常表示灯をオンにして、左右のウィンカー(橙)が点滅することを確認します。
35.バックギアに入れて後退灯(白)が点灯することを確認します。
36.ライトをONにして、車幅灯(フェンダー前側:白)、尾灯(赤)、番号灯が点灯することを確認します。
37.ライトONのままでブレーキを踏んでブレーキランプ(赤)が点灯することを確認します。
【注意】LEDランプが1個でも切れていると車検に通りません(コレ重要)
5
その他全体のチェックです。
38.駐車ブレーキ用チェーンが付いていることを確認します。いつも車止めを使用しているので、チェーンは使ったことがないですが..
39.フレーム周り、トング、カプラ周囲のボルトが緩んでいないことを確認します。
40.アオリの開閉とロックに問題ないことを確認します。
41.前後、側面の反射板に破損がないことを確認します。
42.その他全体を見回して、錆びの状況、破損や歪みが無いことを確認します。
43.最大積載量表示ステッカーの貼り付けを確認します。
44.最後に、トレーラーを牽引車に連結した状態でその辺を一周し、走行に支障がないことを確認します。
6
補足:最大積載量表示ステッカー
最大積載量表示ステッカーが剥がれたり汚損していたりする場合は、テプラ等で作成したものを貼り付けて上から透明テープで保護すればOKです。
なお、数百円程度で市販されてもいますが、「最大積載量:積めるだけ」は貼らないようにね。
7
補足2:「軽トレーラーの車検前整備(1/2)」でタイヤを外した際に、左右のタイヤ溝の残りを確認し「記録」することを記載し忘れていました。
8
問題がなければ、もしくは問題を解決したら定期点検記録簿を作成します。
特にコレといったフォーマットは規定されていないようなので、ネットから拾って来るなり、牽引車のものを参考に自作するなりでOKです。
次回、「軽トレーラーのユーザ車検」に続きます。
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
関連コンテンツ
関連整備ピックアップ
関連リンク