2013年04月28日
こんにちは。しんぼぽんこです。
今回から318is編です。
1999年3月上旬にE39を手放し、残ったのはわずかな精算金と大きな脱力感でした。そのまま、10日くらいはボーッとしてました。しかし、世の中とは皮肉なもの。春の嵐が吹いた瞬間、私の涙も吹き飛び、潮目が変わります。臨時収入がありました。手放す前に入ればね〜。ほんとう皮肉でした。頭金カッコつくから、またローン組んでなんか買おうかなとなるあたりがどうしようもないクルマ馬鹿ですね。ま、さすがに賞与払いはもうやめようと思いました。そこだけは進化ですね!
予算は精算した残債までの金額、260万前後と決めました。4割キャッシュ、6割ローンの割合で月2.5万の60回払いに設定して、あとはこれに当てはまるクルマを探します。まず、以前試乗したスバルレガシィB4MT車。金額云々よりも周囲の反対が予想以上に大きく却下。次におニューになったマツダマークが新鮮なマツダRX-7、FD3S。たまたまショールームに展示してあり、訪問。あまりの運転席のタイトさに痺れ、乗りこなせないのは百も承知で商談申し入れ。一番安い265馬力のグレードタイプRBのMT車290万円を希望します。リヤウイングなしかつリヤワイパーなしだったと記憶しています。セールスが試乗を勧めてくれましたが、さすがに固辞しました。そうすると、夜の誰もいないショールームで展示車のエンジンをかけてくれたんですね!空ぶかしすると、ぎゅぁ〜〜ん!という滑らかに非常によく回りそうなフィーリングでした。何気に結構気に入りました。値引きも40万位していただき、お返事させて頂きます。とショールームを後にしました。
RX-7のカタログを見ながら、乗りこなせるんだろうか?どうみてもMT初心者が乗るクルマではありません。1240キロしかない車重に265馬力。しかもロータリーエンジンはレシプロエンジンより小型軽量です。誰かにどんなクルマか聞きたい。でも乗っている知人もいないし、WEBのブログも当時はまだまだメジャーではありませんから雑誌に書いてること以外は調べようがありません。仕方ないので、E39シュニッツァーで散々世話になった行きつけのショップに電車で出向きます。
店長に売却の事実を報告すると、なぜうちに言ってくれないのよ〜。と残念がられました。わたしも、このショップ、中古車販売はやってないけど、ここに頼む方法もあったなあと後悔しますが、もう今更言っても仕方ありません。すべて後々の教訓ですね!
そして、本題。店長に尋ねます。
私「実は次のクルマは、マツダRX-7にしようかと思ってます。どんなクルマなんですか?」
店長「そんな、どこに飛んで行くかわからない危険なクルマはやめておきなさい!」
次回に続きます。読んでいただきありがとうございました。
Posted at 2013/04/28 23:55:41 | |
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E36 318is coupe | クルマ
2013年04月18日
こんにちは。しんぼぽんこです。
今回は、会社業績悪化によりE39の維持に悩む話です。お見苦しい話で申し訳ありません。
会社の春闘は暗礁に乗り上げ、何も決まりません。個人的にはベア有無よりも賞与の有無が最大の懸案でした。賞与払いが25万と結構な金額でしたので賞与カットになると不払になってしまいます。2月半ばくらいでした。最悪の事態に備えてE39シュニッツァー売却を検討します。残債のある売却なんて出来るのか?!当時、輸入車買取自体がメジャーではない中、売却検討の一報を担当セールスに入れました。数日後出てきた金額が、3月中旬までに売却で320万でした。金額の高い安いは全く分からず、ただ残債を精算してお釣りが来る金額でほっとしたのを記憶しています。
いま売るべきか売らないべきか?また、年間いくら価値が落ちたことになるのかを計算しました。525iコンフォート、車両だけで新車580万、32ヶ月距離4.2万キロで320万。年間100万円値段が下がる計算です。ただ、いじるのに掛けた費用100万くらいってあまり反映されてないなあとがっかりしました。しかし、今は320万だが、グズグズしているともっとさがるんじゃないか?
いま現在考えれば決断は早まったのかもしれません。ですが、当時は情報不足でどうすることもできませんでした。しかも2月下旬になっても春闘の妥結はなく夏の支払いの見込みも立ちませんでした。
決して飽きた訳ではないし、いつまでも乗っていたい。しかし、出した結論は売却でした。今なら残債を精算できるんだし、お釣りも来る。落ち着いたら、身軽な金額の車を買おう。MT車に挑戦できるじゃないか。
手放す前の日に箱根に行きました。芦ノ湖パーキングに停めて、ボーっとクルマを眺めながら、これでよかったのか?100万もかけていじってこれでいいのかよ?と自問自答。。。翌日は引き渡すまで都内へラストドライブ。日中は天気がよかったのに、夕方になるとなぜか雨が落ちてきました。本降りです。クルマが泣いているかのようです。六本木の交差点でわたしの前に同じ雨に濡れる白のF355がいました。いい音でした。長い信号でした。「俺をかっこいいなと思うなら、ここまで来てみろよ。」とF355が私に言っているようでした。。。あれから14年、フェラーリではないけど、ポルシェ911に乗っている自分がいます。左ハンドルです。MT車です。もしあのとき、E39 525iをそのまま乗り続けていたらたどり着けなかった領域かもしれません。
次回に続きます。読んで頂きありがとうございました。
Posted at 2013/04/18 19:02:51 | |
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E39 525i sedan | クルマ
2013年04月12日
こんにちは。しんぼぽんこです。
今回は、素人の考えるベンツ、ビーエムの違いについてです。あくまで、私見ですので、お手柔らかにお願い申し上げます。
知人が探しているW124をヤナセで発見し一緒に見にいき、なぜか私が試乗することになりました。試乗して数メートル走っただけで、その良さに愕然としましたね。ベンツ初体験だったのですが、4.8m近いクルマとしては、本当に取り回しがいいことにまず驚きました。BMWもよく切れますが、それ以上によく切れると感じました。また、もっさりした動き出しなんですが、トルクの厚みでグイグイ引っ張って行く感じでドライバーに対して、「本当に走り出すんですね?いいんですね?」と再確認しているゆとりみたいなものを感じましたね。当時はそのままDレンジに入れると2速発進だったんで尚更ですね。そして動き出したあとの直進安定性はかなりよかったです。中立付近の遊びが多いのでしょうか?カーブを曲がるときでも、ゆったりとしたタイミングで切らないとダメで、BMWを運転しているのと同じタイミングで切ると綺麗に走れません。スパッ、スパッとした動きを求めるならBMWですね〜。動力性能は525Iの2.5Lに対して、E320は3.2Lでしたから全然違うんですが、エンジンを回して走るBMWに対して、回転数を上げずトルクでグイグイ引っ張って走るのがベンツなんですね。ほんと、これがベンツか!と思う位違いを感じカルチャーショックでした。思想の違いを除いて、E39が優ってるなと感じたのはボディの硬さくらいですかね。
クルマ経歴としてベンツばかり乗っているとなかなか他のクルマに変えれないという話を聞きますが、単なる見栄だけでなく確実にクルマの性能差があるからそういう話になるんだなと感じましたね。
ウンチクが長くなりましたが、知人は後部座席から試乗している私の背中に「もう、これでいいわ〜。買うわあ〜」を連発。セールスにすれば、内心間違いなく「毎度あり〜」だったと思います。そして、試乗が終わります。見積を書いてもらって後日返事をする流れに普通なりますよね。それをなんと、知人は「所用があるのであとはよろしく。」って。もう、誰のクルマの商談か分かりません。ちなみに知人は、このW124を今現在も保有しております。
長い年末年始の休暇が終わり、現実に戻ります。会社は、昨年後半より急に業績が悪化し暗雲が立ち込めていました。もちろん春闘は暗礁に乗り上げます。工場の生産調整による一時帰休や給料のベア見送り、賞与カットの噂が流れます。気候は春になろうとしていましたが、会社は厳冬でした。
E39の車両本体にはあと2年半の残債があります。その額270万くらい。賞与返済できるのか?100万円ほど使ったパーツ類はすべて現金決済していたので、貯金なんかもちろんありません。大ピンチ。。。
次回に続きます。読んで頂きありがとうございました。
Posted at 2013/04/12 01:04:34 | |
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E39 525i sedan | クルマ
2013年04月11日
こんにちは。しんぼぽんこです。
今回から1999年編です。
年末年始の休暇中は、例のごとく普段会えない知人らにE39のモディファイ自慢です。さすがに二度目のホイール換装は呆れ顔で見られました。。。
そんな中、ある知人がベンツのEクラスを探しているから手伝ってくれと言ってきました。希望は、W124型後期でE280かE320とのことでした。現在であればWEB検索できますが、当時はまだ一般化しておらず隔週発行の中古車情報誌が頼りでした。ただ、発行までのタイムラグのおかげで問い合わせしても、もう売れてしまいました!というケースが結構ありました。また、EクラスもW210型に移行して数年経った当時でもW124型はなかなか人気があり、良さそうな物件はすぐに売約になっていました。ですので、直接電話して探そうということになりました。ま、運試しですね。
知人がディーラー系のお店で買いたいとのことでしたので、年始の初売りをめがけて近隣のヤナセの中古車センターに二人で数件電話しました。もちろん年始初売り初日です。するとクルマで1時間くらいのヤナセで、94年式のE320右ハンドル距離3.5万キロ、法人ワンオーナー、358万という物件が出てきました。年末入庫でまだ雑誌に出ていない物件です。商談ははいっていないとのことでしたので、すぐ商談予約をして知人と現車を見に行きました。
いよいよ現車に対面です。本当にこの瞬間ってたまりませんよね。現地で完全に知人は舞い上がってしまい、クルマを一瞥するなり、もうこれに決めるわと一言。エンジンもかけず、中にも座らずです。以前から欲しいとは聞いていましたが、よほどピンときたんでしょうね。私は、いやもう少しちゃんと見たほうが。。。と提案して、しばしの時間、外装、内装を見て、助手席での同乗試乗を依頼しました。すると、セールスさんが遠慮せず運転してください!っと言ってくださり、お言葉に甘えます。しかし、知人はぶつけたらいやだから、代わりに運転してくれないかと言ってきました。私はベンツを一度も運転したことがなかったので、困った顔をしながらも内心喜んでいました。しかし、動き出した瞬間、それは後悔に変わります。
W124型、わたしのE39よりいいじゃん!!
次回に続きます。読んでいただきありがとうございました。
Posted at 2013/04/11 00:10:29 | |
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E39 525i sedan | クルマ
2013年04月06日
こんにちは。しんぼぽんこです。
今回は、シュニッツァータイプⅢ+ポテンザS02ポールポジション235-40-18装着後の話です。
トントン拍子に散財が決まり、仕上がりを待つのみになりました。今回はショップに預けずその場の取り切り作業です。ピットからわたしのクルマらしい低音がするので、覗きにいくと作業が終了してピットからバックで出すところでした。見てビックリ。さらに車高が低くなった印象です。245から235にして外径が変わり半径で4ミリ小さくなっているからでしょうか?サイドスカートの真ん中に路面の凹凸が来ると本当にスレスレでヒヤヒヤものでしたが、格好よかったです。また、タイヤ幅が245から235と狭くなりタイヤがその分フェンダーの内側に収まる形となり、遠目に見ると、後ろだけでなく前まで、タイヤの外周の何割かがフェンダーの内側に隠れ、かぶっている状態になりました。前から見ると、245のときに比べると張り出しが減りツライチ感は無くなり、その点は残念でしたが、サイドから見たときの、前後がかぶっている感じがとてもカッコよかったと記憶しています。
走行感覚については、ポテンザとパフォーマのタイヤの違いでしょうか、乗り心地は硬くなった印象です。245と235のタイヤ幅の違いは歴然でした。ハンドル切り始めが軽くなり、クルマの動きも身軽になったように感じました。取り回しに関しては段差にさらに苦労することになりました。半径で4ミリ減は大きく、スロープで斜めに出て以前擦らなかったところで擦ってしまうようになりました。わざわざクルマから降りて見に行く回数が増えました。入るときは入れても出れないんですよね。わざわざバックで出たりして、色々と周囲に迷惑をかけてしまいました。
このホイールで難儀したのは、掃除ですね。スケルトンになっている内側までブレーキダストが付着するので大変です。ホイール用の細いスポンジ棒を買ってきて掃除しましたが、正直面倒でした。ま、最高に面倒だったのは、アルピナのフィン型ホイールの掃除ですが。。。たしかフィン20本分。。。。
こうして、1998年の秋も深まります。MTだなんだいいながらも、やはりマイカーが一番。いじった分だけ愛着がありました。磐梯山に晩秋の紅葉を見に行ったり、タイプⅢにしてからもウロウロしましたね〜。
しかし、不穏な空気が流れはじめます。タイの通貨危機の影響で会社の業績が急に悪化しはじめたのです。
次回1999年編に続きます。読んでいただきありがとうございました。
Posted at 2013/04/06 00:28:07 | |
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E39 525i sedan | クルマ