koufaxのブログ一覧

（プップ～！！）

内藤「何っ？」

ちょこ「何だYO！」

マリア「あら！あんた達、こんなところで何してるの？」

ちょこ「ちっ！・・・マリアかよぅ～！見て分からないのかよ～！」

内藤「そうだっ！邪魔せんでくれ！」

マリア「あら、そう！せっかく食事にでもつれていってあげようかと思ったのに・・・」

ちょこ「どうせ、また吉○家だろ？
　　　前に牛丼一杯の為に死ぬところだったYO！」

内藤「私は、卵と味噌汁をつけてくれるのであれば、考えなくもないが・・・」

ちょこ「MASTER・・・そこまで落ちたかYO！」

内藤「うるさい！吉○家の牛丼は最高なのだ！！」

マリア「何をけち臭いこと言ってるの！
　　　今日はフランス料理よ！ねぇレビン！？」

レビン「そうだニャ、キャビアをおなか一杯食べるんだニャ～♪」

ミュウ（キャビア！？）
　　「あっ！あなたは・・・
　　　その艶々した黒毛、くりっとした大きな目・・・
　　　も、もしや・・・二年前に生き別れになったおにいちゃん！！」

ちょこ「えっ、え～～～！！！」

ミュウ「おなかすいた・・・」

ちょこ「自分ばっかりいい思いしてYO！
　　　あの誇り高い『内藤則』は何処に行ったんだYO！」

内藤「え～ぃ！うるさいうるさい！
　　人が生きていくというのは大変なことなのだ！
　　そのためには・・・
　　BMぐらい貰ったっていいじゃないか！」

ちょこ「ふんっ！いい思いできるのも今のうちだけだYO！
　　　いずれMASTERなんか飽きられちゃって、ボロ雑巾の
　　　用に捨てられるんだよぅ～～
　　　こないだも若いオペレータをとっかえひっかえしてたしよぅ～
　　　30男は用済みなんだYO！」

内藤「何をぉ～！お前だってまゆみと熱い友情で結ばれている
　　なんて思ったら大間違いだぞ！
　　なにせ、まゆみには彼女が出来たらしいからな・・・
　　ザラついた舌しか能がないお前こそポイッと捨てられるんだ！」

ミュウ「おなか・・・」

内藤「うるさい！今重要な話をしているところなんだ、邪魔をするな！」

ちょこ「そうだよぅ～！いまいぞがしいんだYO！」



ミュウ（な、何なのよぉ～、この人たち・・・
　　　すごく毛並みがいいからお金持ちのとこの猫だと思って
　　　引っ掛けたのにぃ～・・・
　　　これじゃ出てきても猫飯が精一杯じゃない・・・
　　　ここは早々に切り上げて、次のカモを見つけないと・・・
　　　で、でも本当に、おなかが空いて動けない・・・）

内藤「ちょこ！ひさしぶりだな・・・」

ちょこ「MASTER!!」

内藤「どうしたんだ？お前らしくもない・・・
　　ん！？こちらのレディは何方かな？
　　よろしければ紹介してくれないか？」

ちょこ「こいつはミュウ。」

ミュウ「お兄ちゃん？この人だぁ～れ？」

内藤「お前に妹がいたなんて初耳だな・・・」

ちょこ「ちがうYO！さっきあったばかりだよぅ！
　　　何故かなつかれちゃって・・・
　　　ところで、MASTERこそ何でこんな所に・・・
　　　局長にケツの毛まで抜かれて、ずっとべったりだったのによぅ～！」

内藤「な、なぜ、その秘密を・・・局長と私だけの秘密だったのに・・・」

ちょこ「ほんとに、そんなことをし合ってたのかよぅ～」

内藤（オホンっ！）「そんなことはいいじゃないか・・・
　　それよりなんだ・・・そう！局長がお前のバックアップに
　　私を使わしたのだよ！彼もなかなかいいところがある！」

ちょこ「そうですか・・・」

内藤「ところでだ、お前これからどうする？」

ちょこ「どうするって、帰るんだよぅ～」

内藤「そうじゃない！彼女の事だ・・・
　　残念だが、我々には収入が無い！
　　かといって組織に彼女を預けるなんて出来ないだろ？
　　どうやって彼女の世話をする？」

ちょこ「MASTERはいいですよぅ～・・・
　　　局長からちゃんとお小遣いもらってるじゃないですか・・・
　　　それに知ってますよぅ、こないだ中古のBM買ってもらったのをYO！」

内藤「何をいう！お前だって、まゆみからいろいろ貰ってるらしいじゃないか！」

ちょこ「貰っているっていっても、カツオ節や猫缶の類だYO！
　　　しかも正味期限ギリのだYO！」



ミュウ「お兄ちゃん・・・ミュウおなかすいたよ・・・」

（パンッ！パンッ！）

エージェント1「あっ！」

エージェント2「あっ！」

ミュウ「きゃぁ～～～！おちるぅ～～～」

ちょこ「ミュウ～～～！！！」

（ゴチン！）

ちょこ「いたたたた・・・ナイスキャッチとは行かなかったよぅ」

ミュウ「みゃぁ～ん！みゃぁ～ん！いたいよぅ～、おにいちゃ～ん」

ちょこ「ミュウ、大丈夫かYO？
　　　ほら、痛いの痛いの飛んでけニャ～ぁよぅ～♪
　　　・・・どうだまだ痛いか？」

ミュウ「ううん・・・ミュウもう痛くない・・・」

ちょこ「いいぞ！ミュウは強い子だYO！
　　　・・・しかし、一体何が起きたんだよぅ～・・・
　　　どれどれ・・・」

ミュウ「おじさんたち死んじゃった？」

ちょこ「ああ、死んでいるYO！
　　　だけど、自分を殺そうとした相手をおじちゃんなんて言う必要ないよぅ～
　　　しかし、すごい腕だ・・・
　　　・・・どちらも寸分狂いなく眉間に一発ずつ・・・
　　　コレだけの腕を持つ人間はザラには居ないYO！
　　　・・・もしかして・・・」

エージェント2「そらっ！」

ミュウ「みゅぅ～～～！！！」

ちょこ「やめろYO～！」

エージェント2「動くなYO～！か？ハハハ・・・
　　　　　　動くとこいつの命はないぞ！
　　　　　　助けたかったら、とっとと奪ったデータを出せ！」

ちょこ「・・・その子は関係ないんだよう～！さっき知り合ったばかりなんだYO！」

エージェント1「知り合ったばかりであろうがなかろうが、
　　　　　　この子猫の命はお前に握られているんだ、
　　　　　　よく考えて行動してくれたまえ」

ミュウ「助けてお兄ちゃん！」

エージェント2「何だお前の妹じゃないか！
　　　　　　実の妹を見殺しにするのかい？
　　　　　　エージェントとしては立派だが、実にひどいヤツだ・・・」

ちょこ「だから違うって・・・」

エージェント1「言い訳がましいな・・・
　　　　　　Ａ２、ちょっと絞めてやれ！」

エージェント2「子猫ちゃん、俺達を恨むなよ
　　　　　　恨むんだったら、そこにいるお兄ちゃんを恨むんだな・・・」

ミュウ「・・・く・・・くるし・・・お・・・ちゃん！」

ちょこ「・・・」