毎週土曜日の夜に山陽小野田市の竜王山で行っていた351MHzのデジタル簡易無線の伝搬実験は、先週は福岡店での仕事終わりが遅かったので、北九州市の皿倉山で行う事にしました。
レクサスLSに乗って皿倉山のケーブルカーの駅の駐車場に行ったら満車で、仕方なく山道をどんどん進むと、電波塔の手前で鉄のゲートがあり登れなくなって、ここでアンテナを立てる事にしました。
LSのトランクの2本のアンテナに加えて、屋根にマグネット基台で1・8メートル長の固定用のアンテナを立てました。
アンテナは3本あっても無線機は2台で、車載器の30チャンネル機のうちの1台を新規格の82チャンネル機に替えたのに、メーターの振れがあまりに軽く倍ぐらい振れて、これでは正確に電解強度が測れないと、買ったばかりの無線機をメーカーに送ってどうにか修正して欲しいとお願いしています。
そして実験開始の20時が来たら、いつもは30チャンネル機でメーターがフルスケールになる、下関市長府が全く聞こえません。
逆に遠くの長崎県雲仙市は普通はメーター2が6振って、これはおかしい?と思ったら、駐車した位置は標高が500メートルぐらいあるのに、電線が通っていて電波の反射板が近くにあって、下関側がブロックされているのに、長崎県側はかなり強く入って来るという、実験には向かない場所に陣を取った事に気が付きました。
しかも足元が悪く水たまりで靴が汚れて、妻から「どこに行ったらこうなるの?」と聞かれました。
本当は電波等を見上げるケーブルカーの乗り口の駐車場か、ケーブルカーで山頂に登るのが良かったのですが・・
以前に昼間立地調査に行ったら、ケーブルカーがメンテナンス中で動いておらず、それが終わったのでケーブルカーに乗る人が集中して、それで満車だったのでしょう。
昼間の駐車場からの景色はこの様で、やはり海抜が高くても見晴らし悪い場所は電波が飛ばない様でした。
自分の場所からは届かない局ばかりなので、ヤマグチHR915という高校生の局が、お父さんに山口市の禅定寺前山に連れて行ってもらっていたので、実験の進行はそちらにお願いしました。
事前に電波の飛びを調べずに標高だけで場所を選んで失敗した事が過去にもあって、美祢市の桜山は電波設備が沢山あって、ちょっと場所が変わっただけで電波の飛びが全然違い、車で行けなくて歩いてしか行けない展望台が飛びが良いのですが、夜は野生動物が歩いていて一人では行く気になれません。
ちょっとした周囲の金属や地形で電磁波の動きが変わるので、こういった失敗の積み重ねも技術の向上に繋がります。
Posted at 2024/03/19 12:03:54 |
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