今日ご紹介する1台は先日の福岡店の作業から、BMWのX1です。
異形パネルの専用ナビオーディオ付のお車に、ベーシックパッケージの取付けを行いました。
昨日のX3同様にベーシックパッケージながら、ドアの上部に付いているスコーカーの交換もパッケージに含まれています。
そのため他の車種よりも価格設定が高いのですが、ツイーターとスコーカーの間に薄い音域が出来るのを防ぐためにスコーカー交換を含んでいます。
交換するするユニットはおなじみのJBLのGX302で、センターに付いているツイーターは鳴らない様にして、スコーカーとして使用しています。
これまで多くのお客様から、「こんな安いスピーカーでいい音が出るのなら、高いスピーカーを付けたらもっといい音がするんじゃないですか?」と聞かれましたが、それが高いスピーカーを付けても音が良くならない・・いえ、逆に音が詰まって聴こえるので困っています。
中には不信に思って他店で高級ユニットを付けられた方もありますが、口径やマグネットが小さい方が実際にはヌケが良くなり、本来の音楽の音に近くなるので、自分でも不思議でたまりません。
BMWのデモカーを2台買って実験しても答えは同じで、正直なところここまでお金をかけて実験したのなら、高い商品が売れた方が得ですが、日常自分が使う車として、また日ごろからコンサートなどで生演奏を聴いていて、その音色に近い音と考えたら、何度組合せを変えても今のパターンが一番良く聴こえるので、本当に自分は商売下手だなと思います。
そんな訳で今回もツイーターはATX-25で、スタンドを使って角度を付けて取付けて、ミラー裏の純正位置は使いません。
フロント左右のシート下にウーファーが付いて、ここの交換はオプションになっていて、今回はベーシックのみの取付けて、ここはノーマルをそのまま使用します。
グローブボックス下にはMDF板を敷いてピュアコンのブラックボックスとコイルを貼り付けます。
同じスピーカーを使っているBMWでも、車種によってリスナーまでの距離や角度で微妙に聴こえ方が違って、また車種・年式で車両アンプの特性が微妙に違う為に、ボックスとコイルは細かく交換して音を確かめて、一番マッチする物を探します。
現在ATX-25ツイーター用のブラックボックスだけで15種類あって、2か月前まで14種類だったのが、このユニットとこのユニットの中間の特性の物が欲しいとなって、以前は中を開けてカスタマイズしていたところを、標準で在庫してストックする様にしました。
入庫した時はバスもトレブルも最大まで上げてもまだ音がハッキリしなかったX1も、ベーシックパッケージの装着でスッキリと音楽が聴ける様になって、同じデッキを使っている様には思えない差が出ました。
その日は雨が降ってジメジメしていましたが、車内の音は予測以上にスッキリしたと、お客様は喜ばれて福岡店を後にされました。
Posted at 2017/07/21 13:48:16 |
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