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小林あにのブログ一覧

2023年03月07日 イイね!

宇津谷隧道・やまだいち・旧東海道本線 石部隧道

2023年2月12日日曜日、弟の誘いで静岡市駿河区登呂にある安倍川もち屋「やまだいち」へと行ってきました。訪れるのは2018年2月以来、5年ぶりになります。2020年9月にもお店へ行きましたが、この時は新型コロナの影響で休業中でしたからね。

お店へと向かう前に1か所寄り道。宇津谷隧道へとやって来ました。


丸子側の坑門。何度も訪れているトンネルなので、もう特筆すべき事柄はありませんけどね。


坑門がどんどん苔に浸食されています。きれいに剥がしたくなりますが、これはこれで風情と言えなくもない。


内部は、側壁部分が焼過煉瓦、アーチ部分が赤煉瓦で積まれています。


雰囲気を壊さないよう、暗めの照明が灯っています。






岡部側の坑門。




土留めの石垣。


こちらはトンネルの西側にある案内板。






引き続いて、旧東海道の宇津ノ谷峠を登ります。




多少埋もれているのかもしれませんが、天下の東海道とは思えない道幅の狭さです。この狭隘・急坂な峠道では、明治になって早々にトンネルを掘削しようとしたのも頷けます。


峠の東側にある地蔵堂跡。




雁山の墓。案内板によると、俳人だった雁山は旅先で音信不通になり、駿河の文人仲間が墓碑を建てたが、実際は生存していて82歳で亡くなったとあります。生きていたのがわかってからも墓碑を撤去しなかったのは、ちょっとした酔狂だったのでしょうかね。




ただの山道にしか見えない旧東海道を下っていきます。




宇津ノ谷集落側の峠道の入口付近にある馬頭観音。


こちらは光背に嘉永五年(1852年)の年号があります。


こちらは大正五年(1916年)の年号。すでに宇津谷隧道がある時代ですが、大正当時からこの場所に立っていたのでしょうか。


旧東海道(明治期車道)へと出てきました。左側が宇津ノ谷集落、直進が宇津谷隧道へと向かいます。




宇津ノ谷集落の眺め。峠直下の集落ということで休憩場所として栄えたそうです。


この後は「やまだいち」へと移動。長らく休業していたせいか、お店は順番待ちするほどの混雑。周りの会話を聞いていると、関西方面からのお客さんもいるようでした。

ちなみに私はお雑煮を食べました。冬にこのお店へ来ると決まってお雑煮を食べています。


弟としてはこれで今回の目的は達成。あとは私の勝手で、もう1か所寄り道しました。


やって来たのは、これまた何度も訪れている旧東海道本線 石部隧道。一時は手入れをしている人がいたようですが、この篠竹の繁茂ぶりから見て、また放置されている状態に戻ったようです。


トンネル内のガラクタもそのまま。


トンネル付近の海岸の様子です。












































風雨や波の力により破壊され続けている遺構ですが、今のところはまだまだ巨大な残骸が海岸のあちらこちらに無造作に転がっています。あと何年、何十年残り続けるのかわかりませんが、今後も様子を見に時折訪れたいと思っています。弟はもう飽きたようですが(笑)。




出入口となる水路を登り、「駐車場」へと戻ってきたら、入れ違いにジムニーがやって来ました。車から降りてきたのは「つなぎ」を着た若い女性の二人組。その服装や靴、装備から見て、廃線・廃道趣味の人達だったのかな。


Posted at 2023/03/07 14:03:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | ドライブ・廃道・廃線跡 | 日記
2019年06月23日 イイね!

東海道本線旧牧之原隧道と宇津谷隧道

今日は、弟が安倍川もちを食べに行きたいということで静岡市までドライブしてきました。

自宅から袋井市までは、国道1号や旧国道1号・旧東海道を辿りながら移動。思っていたよりも時間がかかってしまったので、袋井ICから東名高速に乗ります。

弟が、藤枝市と静岡市の境にある「宇津谷隧道に立ち寄りたい。」とのことで、一旦、相良牧ノ原ICで下りて、ふたたび国道1号で向かうことにします。

ここで、「このルートだとJR東海道本線金谷駅の前を通るな。」と思い、金谷駅のロータリーで車を停めさせて私だけ下車。駅横の有料駐車場の中を歩いていきます。

やって来たのは、東海道本線旧牧之原隧道。金谷駅構内の名古屋方にあります。


トンネル延長は、「鉄道線路各種建造物明細録第一編」によると3272尺8寸。メートル換算すると991.75mということになります。明治22年(1889年)の東海道本線全通当時、同線最長を誇るトンネルでした。


しかし、国家事業として建設された東海道本線の最長トンネルならば、シンボル的存在としてそれなりの意匠を施して、大臣クラスのお偉いさんに起毫してもらった篇額を掲げていてもおかしくないものですが、いたって標準的な仕様の坑門で篇額も無しなんですよね。

ご覧の通り、現在は役目を終えて廃トンネルとなっており、内部は土砂や粗大ごみで埋め立てられています。駅や人家に近い場所なので封鎖は安全管理上やむを得ないものですが、現存する東海道本線開通当時の遺構として、坑門付近だけでもきちんと整備して見学できるようにしてくれると嬉しいですけどね。












さて、この牧ノ原トンネル、3本の単線トンネルが並列する状態です。


なぜこうなったかというと、最初に一番右側のトンネルが明治22年(1889年)に開通。次に東海道本線の複線化により真ん中にあるトンネルが明治36年(1903年)に開通。最後に一番左側のトンネルが昭和50年(1975年)に開通。一番新しいトンネルの開通に合わせて、真ん中のトンネルの改修工事を実施。昭和52年(1977年)に真ん中のトンネルの改修工事が完了したことにより、一番右側のトンネルを廃止したという流れになっています。

さて、次にやってきたのは宇津谷隧道。東海道宇津ノ谷峠の改良のため明治9年(1876年)に開通しましたが、その後火災で崩落。明治37年(1904年)に復旧して現在のかたちになったそうです。






昨年10月に一人で訪れたばかりなので、そのほか特に記すような変化はありませんでした。






















この後は登呂遺跡の横の「やまだいち」を訪れて昼食。夕方までには自分の車を車検のために車屋さんへ引き渡さなければいけないので、早々と高速道路で帰宅しました。
Posted at 2019/06/23 21:53:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | ドライブ・廃道・廃線跡 | 日記
2019年06月17日 イイね!

旧北陸本線山中隧道と旧金ヶ崎隧道

2019年6月16日日曜日、あいにくの天気の中でしたが、ちょっとドライブしたいなと福井県敦賀市まで出かけてきました。

最初に来たのは、旧北陸本線山中隧道。何度も何度も来ているので今さらな場所ではありますが、私としては距離的にも暇つぶしにも丁度いい所です。




まずはスイッチバックの引込線トンネルへ。


このトンネルは引込線なので行き止まり。空気の流れがないため靄が立ち込めていてフラッシュが使えず、まともに撮れたのはSLの煤煙抜きの排気口だけ。


ここはこれくらいにして、隣のトンネルへと移動します。


あらためて今庄側の坑門です。




トンネル内に入ってみるとこちらも霞んでおります。風は吹き抜けているんですけどね。


フラッシュを焚くと靄の水滴で真っ白になってしまうので、そのままの状態で撮ってみます。実際のトンネル内の雰囲気に近いですね。




晴天の時でも漏水の多いトンネルですが、この日は雨天だったのでより多く水が噴き出しています。




ある程度奥まで入ったら靄も晴れてきたので、フラッシュを焚いて撮影開始。




電線か通信線の支持具でしょうか。


粉吹き煉瓦。


雨のように漏水が降り注ぎます。




天井一面の白華現象。


経年によるものか、煉瓦積みの表面はけっこう凸凹してます。


列のゆがみも見て取れます。


側溝から水があふれて路上一面に流れている所もあります。


本来の煉瓦アーチと補修された煉瓦アーチ。補修した部分に煉瓦は使用されておらず、何らかの補修材で塗り固めて線刻をしたもの。幅がバラバラなので、もう少し丁寧にやってもらえるといいかなと。登録有形文化財ですし(笑)。




敦賀側の坑口まで出てきました。




こちらは山中隧道の先にある伊良谷隧道。カーブしたトンネルなので信号が付いています。


次の目的地へ向かうため山中隧道を戻っていきます。


30分ほど車を走らせてやって来たのは旧金ヶ崎隧道。


この季節、トンネルの周りは鬱蒼としています。


トンネル内からは大量の水が流れ出していますが、気にせず入っていきます。




退避坑なのでしょうか?このトンネルには3か所設置されていますが、これが一番きれいな状態を保っています。


このトンネルを歩いたことがある人ならば必ず目にする廃車両。このサイズの車ならトンネル内でもすれ違えそうですが、今の車のサイズでは厳しいでしょうね。


反対側の坑口からこんこんと水が流れ込んできます。


坑口の外も鬱蒼としています。


すぐそばまで薮が迫っているので、反対側の全景は撮れません。何とか扁額を納めます。扁額には「金﨑隧道」とあります。


経年劣化で坑門部分が剥離してきています。遠からず坑門部分が倒壊することになるかもしれません。


さて、引き返すことにします。




実は、入ってきた側の坑口では水がせき止められて水浸しでした。長靴を履いているのでお構いなしでしたが(笑)。


最後にこちら側の扁額。「吉祥洞」と刻まれています。


土砂降りになったり、日が照ったりと不安定な天気でしたが、ちょっとした気分転換にはなりました。
Posted at 2019/06/17 23:27:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | ドライブ・廃道・廃線跡 | 日記
2018年08月04日 イイね!

しらびそ高原へ行ってきました

今日は母を連れて、長野県のしらびそ高原へとドライブしてきました。

行きは、新東名岡崎東IC-浜松いなさJCT-三遠南信道鳳来峡IC-国道151号-国道418号という大回りルートで向かいます。

ところが、飯田市上村まできたところで、しらびそ高原へと登っていくルートが通行止めになっていることが判明。

幸い、迂回ルートが表示されていたので、そちらへと進みます。

予定にはなかったのですが、迂回ルート上にある下栗の里に立ち寄ります。「日本のチロル」と呼ばれる急傾斜地にある集落ですね。





ここで、しらびそ高原までは行けることが確定したので、先へと進みます。



途中、何度か急な登り坂での行き違いにあえぎながらも、無事にしらびそ高原に到着しました。



最初に、展示されている遠山森林鉄道で使われていた車両をちょいと見物。







次に高台に登り、今回の目的である南アルプスの山々を眺めます。











最近は晴天が続いていたので良好な眺めを期待していましたが、予想に反して雲が多く、今回もすっきりしない結果となりました。

母のほうは、それでも好きな山々を眺めることができたから満足したとのことだったので、まあ良しということで、帰路へと就きます。

帰りの道すがらにも何か所か寄り道しました。

遠山森林鉄道梨元駅の跡地。













旧木沢小学校。

























国道418号の旧道、旧月之島橋。













清水橋(吊り橋)。

















国道418号の旧道、旧清水トンネル。









Posted at 2018/08/05 00:49:26 | コメント(1) | トラックバック(0) | ドライブ・廃道・廃線跡 | 日記
2017年07月01日 イイね!

小刀根隧道と賤ヶ嶽隧道

ここ最近、仕事と私事の両方でバタバタがあり、ドライブへと出かける機会や気力がなくなってましたが、ようやく落ち着いてきたので(特に気分的に。)ちょっと遠出をしてきました。

と言っても、行き先は毎度のパターンで廃トンネル。何度も行っている場所なので、お気楽訪問です。

北陸道木之本ICで下りて国道365号を北上。途中でそれて、柳ヶ瀬トンネルをくぐり敦賀市刀根へとやって来ました。

旧北陸本線小刀根トンネル



何回訪れたのか覚えていませんが、もう憩いの場の一つですね(笑)。











ここから国道8号へと出て、県境の峠を越えて次の目的地へ。藤ヶ崎トンネルの先で旧道へと入り、坂を登っていきます。

遠くに竹生島が見えます。



賤ヶ嶽隧道。国道8号賤ヶ岳トンネルの旧道にあたります。



ここに来るのは3、4回目くらいですかね。











気に入った場所は何回でも訪れますね(頻度に差はありますが。)。特に新しい発見があるわけでもないですが、気楽な「定点観測」気分です。

今回は家を出たのが昼前だったので、2か所回って終了。たまには新規開拓もしたいですが、暑くなってくるとサボり気味ですねぇ(笑)。
Posted at 2017/07/02 01:47:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | ドライブ・廃道・廃線跡 | 日記

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「「新城ラリー大感謝祭」へ行ってきました http://cvw.jp/b/1796277/47670801/
何シテル?   04/21 21:31
「小林あに」と申します。よろしくお願いします。 休日はドライブしたり、廃道となった旧道や峠の古道を歩いてみたり(煉瓦製のトンネルや暗渠も好物ですが、最近は...
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2023/12/10 07:32:18

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