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2017年09月05日 イイね!

◎HCRに備える アイテム編 その6「盗難防止装置&ウインカー」

◎HCRに備える アイテム編 その6「盗難防止装置&ウインカー」
先日盆休みの炎天下に敢行した「湖北100kmライド」でテストしたHCR用のアイテム評価第六弾です。
なお、100kmロングライドで使用、評価したHCR用のアイテムは次の通り

その1:日焼け止め「アグレッシブデザイン Sun Protect"Fighter"」(既報)
その2:疲労低減カーボンハンドルバー(既報)
その3:チューブレスタイヤ&ホイール(既報)
その4:シートポジションの変更(既報)
その5:インカム(既報)
その6:盗難防止装置&ウインカー(今回)
その7:モバイルバッテリー
その8:その他(←追加)

今回は「その6:盗難防止装置&ウインカー」について。



ご存じの通り自転車は右左折の合図としてハンドサインで後続車にそれを知らせる義務があります。
止まる合図はストップランプの代わりに下側に手を伸ばします。
しかも、そのまま(片手運転したまま)でカーブを曲がりらないといけませんし、停止しなくてはなりません。途中で止めたらダメなんです。
つまり直進だけ片手運転が出来てもダメで、片手で右左折し、停止も方側ブレーキだけで行えないと自転車に乗ってはいけないという大前提があります。


ここまで書くと曖昧な表現ばかりでアレなので、珍しく今回は引用してみましょう。

◆道路交通法
(合図)
第53条 車両(自転車以外の軽車両を除く。第3項において同じ。)の運転者は、左折し、右折し、転回し、徐行し、停止し、後退し、又は同一方向に進行しながら進路を変えるときは、手、方向指示器又は灯火により合図をし、かつ、これらの行為が終わるまで当該合図を継続しなければならない。
2 前項の合図を行なう時期及び合図の方法について必要な事項は、政令で定める。

ちゃんとこう書かれてますね。
「これらの行為が終わるまで当該合図を継続しなければならない」

つまり、片手運転で直角あるいはそれ以上に鋭角のカーブを曲がりきらないといけませんし、停止するまではブレーキは片手でかけなければならないのです。
勝手な憶測ながら、世の中の自転車乗りの99.999%くらいはこの法律を守っていないと思われます。
言い換えると自転車に乗っているヤツはみんな(交通)犯罪者、でございますね。
ええ、私もこの法律に照らすならば歴とした犯罪者です。

でも大丈夫。(・∀・)
自転車にはハンドサインを出す義務はあるのですが、実はその条項に優先する法律があるんです。
それがこれ。
同じ道路交通法です。

(安全運転の義務)
第70条 車両等の運転者は、当該車両等のハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通及び当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない。

簡単に言うと「片手運転するとヤバいようならムリにする必要なし」ってことです。
安全運転の義務は合図の義務より上位に来るそうなので。まあ、アタリマエですね。死にかけているのに手を挙げるとか出来ませんしね。かと言って直進すると崖なので左右どちらかに曲がらないといけない、なんてシチュエーションで合図出さずにまがったから5万円以下の罰金です、とかなりませんよね。
実際問題として、私は自転車の警察官が手信号を出して右左折や停止しているのを見たことがありませんし、自転車に関して53条はほぼ存在していないのと同じ状況だと思います。
というわけで、拡大解釈すると手信号は出さなくても問題無し、というのが現状です。

でもそれは「法律上」出会って実際にはどうなのかと思うわけです。
個人的には絶対やるべきだと思ってます。
ライドイベントやチームがやっているローカルルールのハンドサインなんてどうでもいいですけど、最低限右左折。できれば停止も合図してしかるべきではないかと。
「法律を守る為」なんかじゃなくて「身の安全」の為、そして「交通社会の一員」となる為に。

とはいえ。
エラそうなことを言っている私も交差点を曲がりきるまで腕を上げてはいません。
コーナリング態勢に入る前にハンドルバーに両手を戻します。もちろん身の安全が最優先ですから。
「右左折の合図は一応したからいいだろう」という甘えがあるのは事実ですが、やっぱり片手でコーナリングなんて不安でできません。路面状態にダイレクトに影響される自転車ならなおさら何があっても対処できるような姿勢でいたいと思いますからね。

こういう事を考えても、いかに自転車がプリミティブでいい加減な状態で放置されているかがわかります。
何が言いたいのかと言うと、
「自転車にもウインカーとストップランプ装備を義務づけろ」って事です。
ヘッドランプとテールランプは、これもものすごく中途半端だとは思いますが、それでも義務化されていると言っていいでしょう。
なのになんでウインカー装着義務は放置? ストップランプ装着義務は放置?

片手でコーナーを曲がらせるよりウインカースイッチを押させろよ、と思います。
もっとも、スポーツ自転車は別にして、世のほとんどを占める実用自転車に乗っている人の意識の低さを考えると、ウインカーやストップランプがついていたとしても、使わないし、バッテリ切れなど積極的に放置とかするのでしょうね。
なんだかんだいってキャンペーンとかイベントとかを除くと警察は通常時は自転車なんて取り締まりませんからね。
「なんで私だけがきちんとしなければならないのか?」って思うにちがいありません。だって連中は意識が想像以上に低い人種ですから。
こういう事を言うと、「歩行者にも付けろや」的な意見も出てきそうですが、まあ、義務化したら面白いだろうなとは思います。もっとも人口が多いところじゃ車間ならぬ人間(ニンゲンではない。じんかん)が圧倒的に短いので、着けていても近すぎて前の人の合図が見えないなんて事になりそうで効果を論じる事すらナンセンスだとは思います。ほら、ラッシュ時の駅とか車内とか想像して下さいな。
それとも「列車内ではウインカーやストップランプなどのシグナル機器の電源は切ってね」とかアナウンスされるのでしょうかね。

閑話休題。
グチが長くなりましたが、私は大昔からできれば自転車にもウインカーはつけるべきだと思っていましたし、今も思っています。
さらに言えばバックミラーも義務化すべきだと考えます。体勢がアレなロードレーサーなどはなおさらバックミラーの必要性が高いはずでしょう。
いや、ロードレーサーの人って前を見ずに下ばかり見ている人もいますのでもはや360°見渡せる魚眼モニタシステムを導入してホログラム的に目の前に映像展開しておくべきでしょうね。

冗談はさておきウインカーです。
「ウインカーを付けたいなあ」と思いながら、不定期にアイテムチェックなどをしていた私ですが、とある新製品の発売のニュースを見て、「コレを導入するかな。でも値段がなあ……」なんて悩んでいる時でした。

とあるアイテムを見つけたのです。
それが、NuBEAM(ヌービーム)NB-600J 盗難防止アラーム・ウインカー付きテールライト【送料無料】



まあ、送料無料はどうでもいいんですが、私の興味を惹いたのは「ウインカーと盗難防止アラームが1セットになっている」という点でした。
はっきり言って「コレを導入するかなあ」と思っていた「コレ」に比べるとカッコ悪くて安っぽい。しかも圧倒的に。
とは言え「コレ」にはない盗難防止アラームがついている。あと、ウインカー単体で考えても価格が安い。

「イイカモ」
と思ったのと
「ポチ」
って押したのはだいたい同時でした。
ええ、けっこう衝動買いでございました。

そして届きました。NuBEAM NB-600J。
予約購入でしたので、正式発売日より1週間も前に届いちゃいました。
で、さっそく使ったわけですが……。

結論から言いましょう。

機能は充分だけど、使い勝手が微妙……。
うーん……。
たぶんもう使わないだろうなあ……。

結論自体が微妙だってーの。(´д`)

なんというか評価が難しいんですよね。
こういう気持になるアイテムって私にしては珍しいんです。はっきりしないというか、プラスマイナスを理解した上で、最終的にスパっと否定や肯定ができない製品に出会うとは……。

詳細の前にまずはNuBEAM NB-600Jの概略です。
本体とリモコンが1セットになっていて、それぞれUSBによる充電式です。
本体とリモコンのペアリングについては既になされた状態で出荷されていますのでユーザー側がペアリングを気にする必要はありません。
出してすぐに使える状態なのは親切だと思いました。



取り付けについては、どちらもワンタッチの取り付け台座がついたゴムバンドを介して行います。
常識的に考えるとリモコンはハンドルバー。本体はシートポストに取り付ける事になります。
ただし、公式webサイトの取り付け例写真はサドル後方なんですよね。
実はこの手のウインカーって、自転車本体に付ける場合はここがベストなんじゃないかと思うんです。
私が考える事はたぶん普通の人も考えるのでしょう。なのでwebサイトの写真も「一番効果的かな」と思われる場所に取り付けてありました。
が。
付けてみるとわかりますが、ゴムバンドでロードレーサーのサドル後方に固定するのってちょっとムリがあります。
ゴムなので伸ばせば取り付け可能なのですが、段差などの強い振動が加わるとゴムである事が災いします。つまりゴムが伸縮して、外れちゃうんです。
私もまずはサドル後方に取り付けていたのですが、本体にちょっと体が当たっただけでも反動で外れたりしてイヤな予感はしていたのですよね。



で、実際に路上で走り出すと、最初の段差を乗り越えた時に外れて落下しました。
外れやすい理由は、サドルのレールが左右並行じゃないからだと思います。
上の方が広くなっているのが普通だと思いますので、つまり広くなっている上方のみでひっかかっていて、ゴムバンドの上部と下部とでテンションが違う。なので外れやすいのでしょう。
並行になっているシートレールなら上手くいくのかもしれません。
以後はなくなくシートポストに取り付けて使用しました。
もちろん、シートポストに取り付けてからは落下など経験はしておりません。




さて、使い勝手です。
当初の目的であるウインカーとしての機能は普通に充分です。
ハンドルバーに付けるリモコンボタンにLとRが書かれています。これはもちろんセブンイレブンカフェのLとRとは違い、レギュラーとラージではありません。
Lを一度押すとウインカーが15回点滅します。同時にピッピッピという音がなります。
個人的には「カッチカッチ」というあのクルマ的なウインカー出してまっせ音の方がいいなあ、なんて思いましたが、これは光だけでなく、音で周りの注意喚起を促すという目的を持ったものなので、いいことだと思います。
15回が長すぎる場合はもう一度押すと止まります。
ただし信号待ちの場合は15回なんてすぐ終わっちゃいますので、信号で止まる時は長押しをするといいでしょう。
そうすると30回になります。
まあ、切れたらもう一度ボタンを押せばいいので長押しが面倒だって思う人もいそうですが(はいはい。私がそうです)。

残念ながらストップランプ機能はありませんが、テールランプ機能はついていますので、点滅や点灯、それぞれ二段階の明るさから選べます。電源を入れると最後にチョイスしたモードで立ち上がるのも、自転車用ランプ系によくある仕様でわかりやすいし使い勝手がいい点です。
それからハザードモードなんかもあります。
もちろん「消灯」モードもあります。
これは普段はウインカーとしてのみ使う場合のモードです。
消灯モードにしておいても、電源自体が入っていればウインカーはちゃんと作動します。
私は消灯モードで使用しました。
なぜって、常時点灯しているテールランプが別にあるからです。

次に盗難防止アラームです。
これは本体がセンサーとなり、リモコンスイッチ側に信号を送ることで「バイクに何らかのショックが加わった」事を知らせる仕組みです。
アラームは音と光の両方がデフォルトです。
ちなみに本体側とリモコン側、両方から音が出ます。
音が出るとちょっとアレだな、と思う場合は音を消すことも可能です。
もちろん本体側、リモコン側それぞれで設定できます。
つまり本体は音を鳴らすけどリモコンでは光の合図だけ、という設定が可能です。
この装置を使うのはだいたいレストランとかカフェに入る時でしょうから、その設定にする人が多いんじゃないかと想像しております。私はその設定で使いました。

もちろん、ライド中はアラーム機能はOFFです。アタリマエですね。(・∀・)
バイクを離れる時にリモコンをブラケット台座から外して、リモコン側になるアラームスイッチをオンすれば監視開始、という事になります。

室内でテストをして作動する事を確認し、実際のライドでも使ってみました。
とある場所でバイクから離れた時ですが、ちゃんと作動しました。(・∀・)
リモコンの異常を知らせるアラームが光っていたのに気付いてバイクのところに行ってみるとアラームが鳴っているだけで、そこには誰も居ませんでした。
「そこ」とはバイクラックがあるところ。つまり他の人がバイクをかけたり書けてあるのを外したりする程度の振動で作動するということです。
ご想像通り、鳴るのが前提のテストでした。
なので本体側の音は切っておいたつもりだったんですが、うっかりして警報音が鳴っていて、ラックからバイクを下ろしたであろう人にはご迷惑をおかけしてしまいました。
「なんかわからないけど、面倒だから早く出発しよう」とか思われたでしょうね。本当にすみません。

ということで、バイクラックに置くと鳴りまくるからめんどくさいよ、というかあんまり意味はないよ、という事がわかっていただけると幸いです。

さてバッテリの保ちですが、テールランプとして使わない私の場合はまったく問題になりません。
数ヶ月保つんじゃね? とか思っちゃいます。
自然放電とかでそうはいかないのでしょうけど。
ちなみにテールランプとして暗めの点灯モード(「点灯モード1」というのがこれだと思われます)で15時間というのがカタログスペックです。

という感じで、盗難アラームは電波が届く距離ではきわめて有効ではないかと思いました。
電波が届いているかどうかは、リモコンが長めの間隔で赤く点滅していれば圏内ということなので、こちらもわかりやすいと思います。
テールランプとしても点灯時間が長いので、通勤で夜間走行をする人にとってもきわめて実用的。むしろバッテリの保ちが良すぎて充電し忘れる事を心配する方が良さそうです。むしろ明るい方で点灯させてこまめにバッテリを充電するクセを付ける方がいいかもしれません。
ウインカーもきちんと働きますし、総じてリモコン操作にはストレスがありません。

リモコンといえば、昼間でもテールランプを常時点灯させる私の場合はメリットを感じませんが、そうでない人にとって手元でテールランプのオン・オフをコントロールできるのは非常に便利じゃないでしょうか。
具体的にはトンネルです。
テールランプを常時点灯させないひとは、トンネルに入る前にバイクを止め、降りるなりしてテールランプのスイッチを入れる必要があります。
(※私は明るさ&振動センサつきで自動的に点灯するオートテールランプをセカンドテールランプとして装着しているのでそのままトンネルにも突っ込めますが)
それが手元でサクっと出来るんですから大変便利なのではないでしょうか。
通勤などで夜間に走る人であっても「おっと、テールランプのスイッチを入れ忘れてた」なんて事もあるでしょう。
その場合でも手元スイッチで一発ですから、これはマジで便利だと思います。

そうそう、もう一つ機能がありました。
個人的にはおまけ機能だと思ってますが、防犯アラームを流用したブザー機能もありますので、これを付けておけばいわゆる「ベル」は必要ありません。
どうせ鳴らさないベルですから、オールインワンだと少しでも軽量化になりますし、ハンドルバー周りを一つでもすっきりさせる役にも立ちます。

以上。ざっとこんな感じです。
「おすすめか?」と問われると「(機能を)必要としているのなら推奨」と言ったところ。
「大いに推奨」とまでいかないのはもちろんネガティブ(だと私が思っている)な部分があるからです。

・ネガ1:横幅の問題で、人に依ってはペダリングで脚が当たる

形状を診ていただくとおわかりいただけるかもしれませんが、横に長い製品です。
従って取り付けがシートポストの場合、何らかの拍子に脚にあたる事があり、って微妙に曲がります。
少なくとも我が家の場合は100%当たりました。
結局二人とも、曲がったまま走っている時間が長かったようでつまりはけっこうカッコ悪い状況でした。
振り返って確認しない限り、自分では曲がっているのかどうかはわかりにくいので、ウインカーを出しても後ろからは見えにくい状態になっている可能性があります。

・ネガ2:取り付けスペースに悩む

これも「人に依る」と思いますので私の場合、と断っておきましょう。
でも、参考にはなるのではないでしょうか。
我が家の場合は朝練のご近所ライドを除き、イベントやロングライドであれば間違いなくサドルバッグを装着します。
すると後方から見てサドルバッグで隠れないような位置に装着する事になるのですが、実はそこにはGARMINの後方レーダーが既に装着されているのです。
足の長い西洋人ではないので、シートポストがものすごく出ているわけではありません。
むしろ私は平均よりはシートポストがけっこう出ている方じゃないかと思いますが、それでもサドルバッグを吊すと、NuBEAMを装着する位置はそれほど自由にえらべないのです。
「人に依る」と書いた通り、GARMINの後方レーダーを付けている人なんてほとんどいないでしょうから、それこそほとんどの人は取り付け場所には困らないかもしれませんが……。
実際問題としてGARMINの後方レーダーを取り付けている人って、実は自分達以外に誰一人見たことがありません。
「買った」という人は知ってますが……。

・ネガ3:ウインカーボタンとしてのリモコンの使いにくさ(ボタン自体ではなく、装着位置の問題)

これも人によりけり、かつ工夫次第である程度の改善が出来ると思いますが、少なくともハンドルバー上に括りつける方式では実際問題としての装着場所はドロップハンドルの場合はハンドルバーの中央付近、つまりステムの横あたりになると思います。
スイッチ自体がそこそこ大きいので、根元といえど、ここを占領されるのはちょっとストレスが溜まります。
せっかく導入した「いろんなところを握ってねハンドルバー」の機能がややスポイルされるんですよね。



ちなみにリモコンスイッチ取り付け角度ですが、リモコンを地面と水平、つまり上に向けているとチト不便です。それだとハンドルバーを握りながら押すには手首をぐるっと向こう側に回すようになりますので、スイッチ自体は手前側に向けて装着したほうがいいと思われます。

まあ、ネガはこんな感じなので、ご参考までに。

で、総合的に△、×じゃないのに使わないだろうな、と思った理由ですが、いくつかあります。

◆「取り付け場所」がない

GARMINの後方レーダーがなければ導入決定だったと思いますが、これをつけるとテールランプが3つ、みたいな冗長性に加え、そもそも「超カッコ悪い」んです。
加えて「脚に当たって曲がる」というオプション付きですからね。

◆リモコンスイッチが使いにくい

テールランプではなくウインカーとして見た場合はリモコンスイッチの使い勝手がいいとは言えず、つまり「ウインカースイッチを押す事がおっくうになる」状況だったのです。
バイクでウインカーを使うという行為自体が習慣化されていないから、という側面もありますが、なんというかこう「コレジャナイ」感があるんです。
オートバイに長く乗っていた事もあって、ウインカーボタンは普通にグリップを握った時のポジション(バイクの場合はブラケットポジションがコレに当たると思います)で、親指を伸ばせばそこにある、という「シームレス操作感」というか「ポジションをわざわざ換えなくても使える位置」が必要だと思います。
また、オートバイのウインカースイッチって、アタリマエですがカチっとした剛性感がありますよね。
NuBEAMのようなゴムバンドでハンドルバーに括りつけたリモコンボタンの場合、どうしてもソリッドなカチっとした操作感など臨むべくもなく、グニャっとした感触がして、押すたびに「ああ、コレジャナイ」と思うわけですね。
あと、基本的にウインカーボタンとして見ると、リモコンのボタン、デカ過ぎです。

というわけで、バイク用のウインカーは今後普及していくのかどうかわかりませんが、メーカーさんはスイッチに対する意識を高めて開発して欲しいところ。
理想はブラケットポジションのまま、指を伸ばすだけで操作できる方式で、かつソリッドな操作感が得られるものです。

◆実は我々の場合、盗難防止アラームの必要性をあまり感じない

だったら盗難防止アラームとして使うのはどうか? と考えましたが、今まで特に必要としていませんでしたし、だいたい持ち歩いているワイヤーロックすら使うこともないのです。
アラーム?
しかもあの大きさで?

まあ、要らないよね、という事になりますね。
とは言ってもあるにこしたことはないので、超小型軽量で、取り扱いに面倒がなく、かつ見た目にまったく影響しないようなスマートなものが発売されれば単機能であっても導入したいとは思いますが。


◆あらためての結論。
「帯に短したすきに長し」
「惜しい」
「でも機能としてはいいものだと思うし、動作も安定していてわかりやすいプロダクトなので、細かいネガが許容できるならおすすめできる」
みたいな?
Posted at 2017/09/05 16:35:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自転車 | 日記
2017年09月05日 イイね!

◎HCRに備える アイテム編 その5「インカム」

◎HCRに備える アイテム編 その5「インカム」◎HCRに備える アイテム編 その5「インカム」

先日盆休みの炎天下に敢行した「湖北100kmライド」でテストしたHCR用のアイテム評価第五弾です。
なお、100kmロングライドで使用、評価したHCR用のアイテムは次の通り

その1:日焼け止め「アグレッシブデザイン Sun Protect"Fighter"」(既報)
その2:疲労低減カーボンハンドルバー(既報)
その3:チューブレスタイヤ&ホイール(既報)
その4:シートポジションの変更(既報)
その5:インカム(今回)
その6:盗難防止装置&ウインカー
その7:モバイルバッテリー
その8:その他(←追加)

今回は「その5:インカム」を。

まずは「インカムとは?」ですね。
収入?
いや、それは「ダブルインカム・ノーキッズ」というか、昭和的な単語解釈ですな。
もっとも調べてみると今回の「インカム」というのは「Baby in car」とか「オープンカー」と同列、すなわち和製英語のようで。
もともとの意味あいは「インター・コミュニケーション」=内輪での会話システム=近距離通信機みたいな感じ。
ようするに走りながら手ぶらで会話出来るトランシーバーみたいなもの、という理解でいいかと思います。
そういうわけで今回は和製英語だという事を理解しつつ、それでも「インカム」という単語を使っていきたいと思います。



現在ではオートバイでツーリングするライダーの間ではけっこう普及しているアイテムのようなイメージを持っております。
まあ、個人的なイメージなので実際問題どれくらい普及しているのかはまったくわかりませんが。
ラリー競技しているとかじゃないか切り、四輪同士だったら別に必要無いんですよね、インカム。
同じ車内にいるもの同士だったら今のクルマなら普通に喋れば会話ができます。アタリマエですね。それくらい現代のクルマは静かだってことですね。
複数のクルマ同士の会話はって言うと、今はもう必要に応じてケータイ電話を使えばいいだけです。
ハンズフリー装置がいくらでも出てますし、私の車もそうですがもともとメーカー側で標準装備しているクルマも多いです。

でもモーターサイクル、つまりオートバイ同士だとなかなかそうはいかない。
基本的に自動車ほどのハンズフリーが装備出来るモーターサイクルは少ないでしょうし、そもそもモーターサイクル同士のコミュニケーションってグループライドなので短距離でOK、というかむしろ短距離専用でOKです。
さらに言えば、モーターサイクル同士ではなく、同じモーターサイクルに乗っているライダーとタンデムライダーとの会話が重要です。
以前と違って高速道路でタンデム走行が許されてからこっち、タンデムライダーとの会話需要は高まったものと思われます。
まさかケータイ電話同士でいちいち通信しあうとかちょっとアレですからね。
そういうわけで常時通話が可能な手放しで使えるトランシーバー的なモノがドンピシャ。

そんなわけでインターカムはそれなりに進化していったのではないかと勝手に考えるわけです。

翻ってモーターのないバイク。
一部の特殊なバイクを除き、こちらは基本的にタンデムライダーはおりません。
青春の一ページとしてアニメ的にお約束な違法なタンデムライダーは存在しますが、その場合、バイクはロードレーサーではありませんので私の範疇で語るべきシチュエーションではなさそうです。

つまりバイク同士で会話を楽しみたい=そうだ、インカムがあるじゃないか、という事で導入してみました。
「インカムがあるじゃないか」とは言うものの、実の所選択肢がそうそうあるわけではありません。
需要と供給のバランスなので、まだまだモーターサイクル程の「要求」がないのでしょう。
まあ、週末ライドをしていても、すれ違うサイクリストは圧倒的に「お一人様」が多いのがこの趣味? の実情です。
お一人様がインカム?
要りませんよねー。(・∀・)

たぶん、我が家のように「走る時はいつも一緒」というパターンは少数派だと思われます。
でも言い換えるといつも二人で走っているいわゆる「ペアサイクリスト」やあとは「仲の良い同士」というか決まった少人数グループにとっては常時会話が出来る環境ってけっこう求められると思うんです。
ペアでも別に男女ペアである必要は無く、仲間二人もしくは三人っていうのはそれなりにいつも会話をしていたいと臨んでいるのではないでしょうか?

で、いつも会話していたいので「併走」しながら走っているサイクリストを頻繁に見かけます。
特にライドイベントやサイクリングロードではしょっちゅう見ます。というか規模が大きいとアタリマエの風景みたいな?
サイクリングロードでも「併走」は×ですが、クルマが来ない=自分達は安全という身勝手な理由でタガを外しちゃうのでしょうが、あれ、けっこう良い迷惑なのでやめて欲しいところです。

そこでインカムですよ。
「自転車程度のスピードでインカムとか大げさだな」
って思う人もいらっしゃるでしょう。
かく言う私も多少はそう思ってます。主に見た目で。
でも併走しないで走っていると、実際問題として会話は信号待ちの時くらいしかできないのですよ。
声って主に前方に向かって行く為に、指向性が強いんです。
なのでスリップストリームが効くほど近く(速度にも依りますが、およそ1m以内)を走っていたとしても、顔を後ろに向けてけっこう大きな声を出さないと前の人の声は後ろの人には聞こえないものです。
指向性の問題で、逆に後ろの人の声は比較的前に届きますが……。

でも、単純におしゃべりをするだけでなく、前方を走っている人の方が後ろの人よりもいろいろな状況発見が早いので、安全のためにそれらの情報伝達が早期にできるに越したことはありません。
現在、ベテランの方々は、それらの情報伝達を「ハンドサイン」という合理的な手法で行っています。
穴があったり枝が落ちていたりするのを見て指さししたりするアレですね。
意味あいは「ここに注意」というもの。
後続者はそのハンドサインを見て、同じサインを、自分の後続に伝えるという手法です。

それはそれでいいと思うのですが、個人的にはあまりに原始的かつ中途半端にすぎると感じています。
否定はしませんし、むしろそういう注意喚起はライドイベントなどのマスなグループライドではやらないより絶対にやった方がいいのは明らかでしょう。

原始的で中途半端だと思う理由はいくつかありますが、一番の問題は「それ(ハンドサイン)を誰もがとっさに出来るわけではない」という事です。
まず大前提としてハンドサインを出す際、ライダーは片手運転です。たまさかボトルから給水していた時に路上に枝を見つけるとハンドサインを出すときは両手放しをしないとダメな可能性もあります。
敢えて書きますが、両手放しをして安定走行ができるライダーって、ロードレーサーを趣味にしている人の何パーセントくらいいるのでしょうか?
もっとレベルを下げましょう。
走りながら安定してボトルから給水できるライダーって、ロードレーサーを趣味にしている人の何パーセントくらいいるのでしょうか?

普通に出来ちゃう人はできない人の事がわからないのでしょうが、できない人は一定以上います。
さらに「走りながらの給水をやっている」人の中にも、実は「毎回ドキドキしながら不安の中でやっている」人がけっこういるはずです。
厳密な事を言うと走りながらボトルの水を飲む行為は「安全運転義務違反」に抵触する可能性があります。
なので本来はあまり褒められるような行為ではないはず。
「停車してから飲む」が正しい給水方法でしょう。

ま、給水が安全運転義務違反になるとかならないとかを議論したいわけではありません。
かく言う私も基本的には停車してから給水するスタイルをとっていますが、シチュエーションによっては走りながら飲む事もありますので人の事をとやかく言える立場ではないですしね。

前振りが長くなりましたが、インカムです。
選択肢がほぼないので、選んだのはX-RIDE サイカム B-1。その「2台セット」という製品です。
1台分だけ買っても何の意味もありませんから、二台分はアタリマエですね。
ちなみにこのインカム、4台までペアリングできますので、小グループや親子4人とかでもOKです。
ただし、通信はペアリングした順番の直列方式なので3台以上ペアリングする場合は、注意が必要です。
例えばA-B-C-Dという順番でペアリングしたのに、走る順番がA-D-C-Bとかになって、そのうちBの人が遅れ始めて圏外になったりすると、たとえAとDの距離が近くてもAとDの人は圏外になる仕様です。
ペアリングの順番はくれぐれもよく考えて(あまり考えてもアレですけどね)。

私達の場合は二人のみで使用しますから、そういう難しい事は考えずにただペアリングすればOK。圏外だとアタリマエに繋がらないだけで考える事はありません。
仕様は以下の通り。

X-RIDE サイカム B-1
・Bluetooth バージョン : Bluetooth ver.4.1
・主なBluetoothプロファイル : A2DP、AVRCP、HFP、HSP
・連続通話時間 : 最大10時間
・待機時間 : 最大15日間
・通信距離 : インカム通話 最大500m
・防水性能 : IPX4相当
・バッテリー : 400mAh
・充電時間 : 約2.5時間
・本体サイズ : 90mm x 65mm x 20mm(片側)
・本体重量 : 74g(左右セット)
価格:16,800円(税抜)、2台セット 29,800円(税抜)



私がこの手のアイテムを選ぶ際に一番のポイントとするのは「バッテリの保ち」です。
このサイカムB-1は仕様上は「最大」で10時間とありますので、私達の普段のライドではまずバッテリ切れを心配する必要はなさそうです。
通話時間の長さに比べて充電時間が短いのもメリットだと思ったのでポチりました。
まあ、バッテリ容量が400mAhしかないので2.5時間はむしろ「長い」んですけど、そんな事より絶対的な時間の方が運用上は重要ですからね。

通信距離は500m。
さすがバイク用で培ったテクノロジー。
我々的には本当に充分すぎるほど充分です。
途切れるとすれば、上りで同居人に千切られる場合くらいでしょう。
それ以外で500mも離れる事はまずありませんし、呼びかけて返答がないということは500m以上離れているということでそれ自体が異常サインだと思えば何もないより気付くのも早くなると言うものです。

とは言え、10時間も500mも所詮は「カタログデータ」です。
シェイクダウン? は30kmコースの朝練でしたが、その程度は保ってアタリマエ。
なので100kmライドで本格運用です。
「みせてもらおうか。B-1の実力とやらを」
というわけで、簡単なインプレです。

湖北100kmを休憩含み、グロスで5時間半程度で走りました。
その間、休憩時もスイッチは入れたままです。
結果としてバッテリについてはまったく問題なし、です。
10時間保つかどうかはわかりませんので、確実に保たせるつもりならHCRでは10分程度であっても、休憩時にモバイルバッテリから充電を行った方がいい気がします。
もしくは切れた時点で素直にあきらめるか。

さて、肝腎の通話品質ですが、ここで少し補足説明を。
インカムというと、両耳もしくは片耳にイヤホンもしくは耳を覆うスピーカーを被せる方式をイメージしませんか?
私はします。
でもそれって自転車を運転している時には「違法」ってことになります。
サイカムB-1は耳を塞ぎません。
耳の近くにスピーカー(φ30mm)を置くという方式で耳を塞ぎません。周りの音をいっさい妨げることがないので安全性については問題がないと言っていいと思います。少なくとも使っていて検挙される謂われはない製品でしょう。

実の所、使いはじめる前はこう思っていました。
「これだと音は聞こえにくいんじゃないの?」と。
周りの音と混ざってしまい、実用に耐えないのではないか、あるいはマイクに向かって大声で怒鳴らないとダメなんじゃないかと。

結論。
◎:「もはやサイカムB-1なしのサイクリングは考えられない」(・∀・)

いやあ、想像以上に便利というか、サイクリング中に普通に会話が出来るのってちょっとした事のように思えるけど、実に素晴らしい。
まずは音声品質ですが、これが私の予想などはるかに上回る高品質。
かなりクリアに聞こえます。
もちろん耳の近くに比較的大きなスピーカーがあるとはいえ、周りの音も普通に同時に耳に入るわけですから、周りの音がうるさいと当然ながら相対的に聞き取りにくくなります。
が、それは普通に歩きながら会話をしていても同じ事です。
つまり周りが騒がしいと聞き取りにくいけど、そうじゃなければ普通に会話が出来ちゃうレベルというわけです。
別段大声を上げなくても、普通に話す程度でオッケーです。
もちろんボリューム調整ができますのでうるさければ下げればいいですし、もう少し大きい方が良ければ上げれば良いだけなので、最適な音で通話が可能です。

距離ですが、500mはさすがに言い過ぎかな、と思いました。
もっともこの距離は周囲の電波状況に大きく左右されるので「どこでも500m」じゃなくて「条件が超オッケーな場合は500mいくよ」と好意的に捉えておくべきでしょう。
実際としてはだいたい300mくらいまでは問題なく通話ができました。
個人的には充分だと思います。
長電話の代わりではなく、同じ空間を共有している状況下でのおしゃべり用なので。

さて、インカムの効能です。
既述の通り、注意喚起には絶大な威力を発します。
腕を伸ばして指さしてクルクル回したりするより「枝あるよ!」「バラストが!」「ウヘ、犬のウンチ発見」とか即反応できますし、何より具体的な伝達が可能です。
「速い」
「具体的」
こんなのハンドサインじゃ逆立ちしてもムリでしょうね。
サイクリスト用手話なんてのができれば通信内容は具体的にすることも可能でしょうけど、まあゲンジツ的じゃないですね。
やっぱり声ですよ、声。
言葉なんですよ、人間って。
「まずロゴスありき」って言うじゃないですか。
あ、私は信心が全くない成り行き仏教徒です。(・∀・)

宗教の話はさておき、注意喚起には絶大。
あと、経路確認なんかも事前に、しかもその気になれば密にできます。
「次を左ね」
「直進じゃないの?」
「え? ナビ画面だと左なんだけど」
「直進しても同じところに出るはず。むしろ近い」
「なるほど。直進だと幹線でクルマが多いんじゃない? 左折した方が田舎感のある道だけど」
「うむ。左折で」
「了解」
なんてのもあるし、うっかりしてて
「おいおーい、どこ行くんやぁ? ここで右折やで~」
なんて大声出さなくてもすぐにツッコミが入ります。
「待たずにゆっくり先行ってて、追いつくから」
「らじゃー。全速力で逃げる」
「おいおい」
的なやりとりも普通にできます。



給水なんかも
「そろそろ水飲もうか」
「止まるなら日陰がいいかな」
「了解。道端に止まっても邪魔にならない日陰を発見したら止まります」
止まる時も予め止まる場所を伝えられるので前の人に急に止まられてヤバイ、なんてこともありません。
「あの辺りで止まりま」
「はいなー」
的に。

こういう業務連絡的なものは当然として、それよりインカムの真骨頂は「リアルタイムに感動を共有出来る」事でしょう。
「感動の共有」と書くと大げさな感じですが、要は
「あ、オロナミンCの看板や!」
「おお。サビサビですな」
「かろうじてソレとわかるレベル状態ですな」
「ああ言うのでもヤフオクとかだと高値で取り引きされるんだろうか?」
「うーむ。もしそうなら既に盗まれてるかも」
「なるほど」
みたいな、些細なことを話題にすることが出来るってことなんです。
これが今までだと、休憩時の会話になるわけです。
「そう言えばさっきサビサビのオロナミンCの看板あったでしょ?」
「え? どの辺?」
「○○あたり」
「ふーん、全然気付かへんかった」
で終わり。
それも覚えていたら話題にする程度です。
それがリアルタイムにやりとりできるわけですから、そりゃあ楽しくないはずがないじゃないですか。
「今日はアイス食べる?」
「きな粉とワサビ行ってみようかな」
「ミソにチャレンジしたいけど、失敗するとガッカリ感がモチベーションに響くから、やっぱり黒ごまかな」
「並んでないといいねえ」
などと「これからのお楽しみ」について他愛のないやりとりも可能。
もちろん、
「おお、梅花藻が咲いてる! 可憐やなあ」
「ホンマや。初めて見るけどこれは可愛いなあ」
「さすがにハリヨは見られへんか」
「ハリヨ?」
「絶滅危惧種」
「ふーん」
「ちなみにハリヨはトビウオ科なんですぜ?」
「ええ? マジ? 飛ぶの?」
「ウソです」
「ウソかい!」
「トゲウオ科。以前読み間違って『すげえ、トビウオ科が淡水魚にいるのか』って思った事があって」
「なんやソレ」
などと、文字通り感動の共有とその後の他愛ないボケ話などもお手の物。
※ちなみに梅花藻は醒井宿を流れる堀で見られます。今が旬。

休憩のタイミングなども立ち止まった時じゃなくて、いつでも相談しながら出来ます。
ちょっとしんどいかな、なんて思っても走り続けている時って大声で声かけしにくいし、田舎道だと信号ストップもないしで、なかなか意思疎通しにくいもの。
もちろん本当にしんどいな、と思った時は声を出しますが、たいがいその時は既にレベル5。
それが簡単に、レベル1くらいから相談しつつ5になる前に適当な場所で休憩する事が可能になるのでお互いムリしなくてすみます。
「けっこう走っているけどそろそろ休憩しようか」
「まだ大丈夫そうだけど」
「まだ大丈夫な時に休憩しとかないと。本当にダメになってから休憩してもリカバリできないしね。効率悪い」
「だったら座れるところがいいかな」
「○○にする?」
「いいね」
と、まだまだ余裕がある時に休憩ポイントの「○○で休憩」という目標ができるとモチベーションを保つのも簡単です。
もちろんロングライドではだいたいの休憩ポイントを予め予定として考えてはいますが、その日その時間の体調や天候(風など)で予定通りに行く事は希ですから、こういう「リアルタイム会議」が出来ると大げさではなく疲労軽減に繋がります。

そうそう、懸念していたことがもう一つありました。
「風斬り音」と「上り坂の時はお互いの『はぁはぁ』が耳にはいってうるさいのでは?」というものです。
しかしこれらは杞憂でした。
風斬り音はまったく気になりません。これはまあ想定内ですが、驚いたのが「はぁはぁ」音(?)。
ノイズリダクション的なアルゴリズムでうまいことやっているのでしょうけど、基本的に息づかいはあまり聞こえません。多少は聞こえているのでしょうが、外界の音と混ざることでマスクされているのでしょう。その程度のレベルです。
もちろん心拍が250を越えて「もう死ぬかも」的な状況下の、つまり一定以上の音量になると聞こえますが、普通のヒルクライム作業(ヒルクライムなど「作業」以外のなにものでもありませんよね?)の息づかい程度であればほぼ聞こえないと言っていいでしょう。
これには感心しました。
「はぁはぁいっているの聞こえる」
「いや、全然。こっちの声は?」
「聞こえない」
「おお」
って感じでけっこう感動しました。

というわけで、サイクリングにインカムというスタイルはおすすめです。
あ、会話がない夫婦とかには不必要かもしれません。



×な点。
良いところばかり書きましたが、もちろん「×」つまり今ひとつな部分もあります。

まず、これはけっこう重要な欠点なのですが、「見た目がかっこ悪い(特にマイク)」
このサイカムB-1はデザイン的にもけっこう頑張っているとは思います。そうじゃなくてこの手のデバイスを装着している図がそもそもかっこ悪いというお話です。
サイクルヘルメットのサイドにある黒い箱からマイクがふにゃ~と伸びている図がカッコいいわけがありません。
これは本体及びマイクのさらなる軽量化、ステルス化を頑張っていただくしかありません。

カッコ悪いから使わないとなるともはや全否定ですからどうしようもありません。
個人的もかっこ悪いから本来使いたくないシロモノです。
そもそも最初の頃は「インカムもいいけど、でもかっこ悪いしアレはちょっとないわ~」と否定していたくらいです。
でも、走り慣れてくるにつれ、カッコ悪さについてはまあある程度妥協しつつ、安全性と「楽さ」を求められる程度の経験値を積んだとでも言えばいいのでしょうか……つまり導入によるメリットを評価する理性が「みてくれが悪い」という感性を抑える事に成功したとでもいいますか……。
これはサイクルジャージにも言えますね。
私達は安全性を重視する立場から目立つ事を重要視してウェアを選びます。
もちろんいわゆる「悪目立ち」は避けますし、ただ目立てばいいというわけでもないので「目立つ」「派手」というキーワードを踏み外さない中で予算や入手のしやすさなども適当に考えてチョイスする感じでしょうか。
単純にウェアとして「いいな」と思えるものはたいがいシックな感じになってしまって存在をアピールするという性能は低いものになってしまいますから。
ならばインカムも同じように考えてはどうか? と思い導入に踏み切ったというわけです。
使ってみると
・カッコ悪いのはそのうち慣れる
・そんな事より便利で楽しいから使わない手はない
という評価に落ち着きました。

さて、既に微妙ないい方で言及はしたのですが、次のネガは充電についてです。
サイカムB-1は充電池式です。軽量化と堅牢性? を考えると正解でしょう。
充電は付属のUSBケーブルを使って行います。
端子は汎用のMICRO USBなので、ありがたいのですが、実はけっこう充電作業はめんどくさい。
理由は2つ。
・普通の汎用ケーブルでは使えない(ものが多い)
・USB端子のカバーの取り付けがやりにくい
2つめの端子カバーを元に戻す作業がやりにくいのはまあ、あまりに細かいパーツなのでどうしようもないというか、人に依るというか不器用だとたたき壊したくなるだろうな、などと思える程度のレベルなのである程度は慣れたり我慢できたりするものなのですが、問題は汎用ケーブルが使えない事です。
端子の形状は確かにmicro USBなので汎用端子なのですが、端子の周りにある開口部が狭いのです。つまりソケットが大きなUSBケーブルは端子にちゃんとささらないのです。
いわゆる「先っぽだけ入っている」状態です。充電はムリです。
もちろん付属のケーブルを使えば問題なく差し込めるので文句をいう筋合いはないのですが、付属ケーブルってムダに長いんですよね。家だけで充電するのであればまあ問題はありませんが、普通の汎用ケーブルが使えるに越したことはないじゃないですか。

そもそも最初に充電しようとしたのは付属のケーブルではなくて、チャージャーに刺さっている汎用ケーブルだったのですが、これがささらない。
「ああ、なるほど」と思って、こんどは手持ちのUSBケーブルをいくつか試してMirkoとにしたのですが、予想に反してほとんど使えませんでした。
なんというか、絶妙にちょっと小さいんですよ、穴。
仕方がないので付属のUSBケーブルを使っておりますが、微妙に不便なんですよね。

最後は「お作法がめんどくさい」というもの。
製品いにはマニュアルとは別にペライチの「注意書き」というべきものが同梱されておりまして、それにはあれはダメ、これをしろ、という脅迫文が書かれております。
まあ、手順通りにやればいいだけです、はい。
でも
注意:ペアリングする時はマイクを装着せず、外した状態ですること。
というのがあって、これを守らないとどうなるかというと
「ノイズが乗るぜ?」

マジかよ。挿してペアリングしちゃったぜ。念のためにやり直すか。(´д`)

注意:マイク端子は○だけど、穴には切り欠きがあるからな。きちんと差し込まないと奥まで差し込めないぜ? あとけっこうキツイからな。中途半端に挿すと音が出ないぜ?

マジかよ。だから音が出なかったのかよ。故障かと思ったじゃん。(´д`)
まあ、ちゃんと読んでから使いはじめたら良いだけなんですが、マニュアル読まずにだだっとやっちゃう私のような人はミスるので、念のため。

ということで、インカム、おすすめです。
みんなでどんどんつかって需要がある事をアピールし、どんどん改良品を出してもらいましょう。

そうそう。
地味ですが○な点をもう一つ。
バッテリ残量のチェックですが、こいつは音声で案内してくれます。
指定のボタン(早送りボタンと巻き戻しボタン)を二つ同時に押すと「音声」で残量を教えてくれます。
「バッテリ残量は90%以上です」
ってな感じで。
なので走りながら「あとどのくらい保つかな?」と思った時にも簡単にチェックできますし、その時点でのざっとしたリミットが計算可能です。
つまり長時間のライドになった時、途中で充電が必要かどうかをライド中でも判断しやすいという仕様です。
言い換えると電源をオンにしないとバッテリ残量がわからないということなので、まあ欠点でもありますね。

以上、「インカム最高!」レポートでした。
Posted at 2017/09/05 16:28:04 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自転車 | 日記
2017年09月05日 イイね!

◎HCRに備える アイテム編 その4 「シートポジションの変更」

◎HCRに備える アイテム編 その4 「シートポジションの変更」

先日盆休みの炎天下に敢行した「湖北100kmライド」でテストしたHCR用のアイテム評価第四弾です。
なお、100kmロングライドで使用、評価したHCR用のアイテムは次の通り

その1:日焼け止め「アグレッシブデザイン Sun Protect"Fighter"」(既報)
その2:疲労低減カーボンハンドルバー(既報)
その3:チューブレスタイヤ&ホイール(既報)
その4:シートポジションの変更(今回)
その5:インカム
その6:盗難防止装置&ウインカー
その7:モバイルバッテリー
その8:その他(←追加)

今回は「その4:シートポジションの変更」でございます。

さて、ポジションについては既に基本線が出て一定の納得をしているにもかかわらず、よせばいいのに今回はスケベ心を出しました。
「ひょっとしたらもっと良くなるんじゃないか」
ってやつですね。さらなる高みを……なんていいもんじゃなく、単なる好奇心です。

で。
今回試したのは「上りが少しでも楽になる(かもしれない)ぜ! ポジション」です。
具体的にはいわゆる「前乗り」にしました。
効能は「上りでペダリングが楽(になったらいいなあ)」というもの。
物理の法則に則った裏付け的詳しい話は面倒なので省きますが、簡単に書いておくと……。
平地と同じポジションで上り坂に入ると、アタリマエですが重心は後ろ寄りになりますよね?
その状態で同じようにペダリングをすると、相対的にペダルにかかる荷重が減り、同じパワーを保とうとするとフトモモ前部、つまり大腿四頭筋に負担がかかるようになります。
なので上りになると勾配に合わせてポジションを前にもって行く事になります。
シッティングの限界を超える勾配にもなると最終的には立ち漕ぎで思いっきり前方に体重を持っていく事になるわけです。

これだけの理由だとシートポジションを予め前方向にしておく、なんて考えは浮かばないのですが、問題は私のサドルです。
特殊な形状をしている為、前後にポジションを移動しにくいのです。ポジション固定型サドル? みたいな?
なんというか、極端に言うと「お尻がはまったらそのポジション以外はある意味前部立ち漕ぎ」みたいな?
要するに「座る」部分の前後幅がほとんどないというモノなのです。



そこで私はこう考えました。
「だったら基本的に前乗りポジションにしておけば、上りではシッティングしたままで地球の重力の力を借りて今までより楽にペダルを回せるのでは?」

結果。
×。大失敗。
そんな魔法のポジション、あるわけねー(・∀・)
むしろいつも以上に疲れました。

前乗りポジションとはつまり、むしろ平坦路で普段使わない部分の筋肉を使い続けることになるわけで、大した距離を走らないうちに、しかも上りどころか平坦路のみの段階で、すでにフトモモの筋肉が売り切れになってしまいましたとさ。
もっともこれは、ある意味で失敗覚悟といおうか、自分の考えが間違っていないだろうという確認作業のようなものだったので、ハナから受け入れられる結果でございました。
要するに「今までのポジションでオッケー」「これからもこれを基準に生きて行こう」という意志固めのための通過儀礼というか「ほら、やっぱりダメだったでしょ?」と自分に言い聞かせる為の「お試し」でした。
もっとも「実は前乗りは私にあったスタイルだった」としても、ポジションをいきなり換えて、すぐに「これはいい」なんてことにはならないでしょう。だってそういうポジションになる事で使う筋肉に耐性がないんだから。
かと言ってストイックに乗り込んで(筋肉を作った上で)比較検討、なんていう作業を行うようなスタイルではありませんのでポジションについては「この先も精度はあげるけど、スタンダードでOK」という考えを固めたってことで。

今回の前乗りについてはざっとですが、3~4cmほど前方に移動させました(適当だったのでmm単位で合わせていない)。
ちなみにこの作業を行った後、シートポストも変更しました。
シートバック、つまりオフセットが「ゼロ」のアルミのものを使っていましたが、2cmほどオフセットしたカーボンポストに戻した格好です。
軽量アルミよりカーボンの法が多少重量が増るのですが、アルミに換えた時には感じなかった振動吸収性の差が、カーボンに戻したことで、実はそれなりに違いがあった事がわかりました。ええ、カーボンの方が和らぎます。つまり乗り心地の面でも戻して正解だったと感じた次第。

ポジションとシートポストの材質を戻した後にそこそこの長距離を走った感触としては「やっぱり全然違う」です。
なのでポジションは大事です、というお話でした。

皆さんも極端なポジション変更をする時は覚悟して臨んで下さいませ。
Posted at 2017/09/05 16:19:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自転車 | 日記
2017年08月25日 イイね!

◎ホノルル・センチュリー・ライド(HCR)に備える アイテム編 その3「チューブレスタイヤ&ホイール」

◎ホノルル・センチュリー・ライド(HCR)に備える アイテム編 その3「チューブレスタイヤ&ホイール」先日のこと。お盆休みの炎天下に敢行した「湖北100kmライド」でHCRを想定したアイテムをいろいろテストしました。
今回からしばらくはそのアイテム群の評価です。
なお、評価の為に準備したアイテムは次の通り

その1:日焼け止め「アグレッシブデザイン Sun Protect"Fighter"」(既報)
その2:疲労低減カーボンハンドルバー(既報)
その3:チューブレスタイヤ&ホイール(今回)
その4:シートポジションの変更
その5:インカム
その6:盗難防止装置&ウインカー
その7:モバイルバッテリー
その8:その他

今回は「その3:チューブレスタイヤ&ホイール」です。



チューブレスタイヤについては別項目で既に感想をいろいろと書いてますので、今回は簡潔に行きたいと思います。
「チューブレス、サイコー!」
これに尽きます。
同じクリンチャータイヤでもチューブド、それに「生きている化石」ともいえる? チューブラータイヤなど、自転車には現在主に3種類のタイヤシステムがあります。
もちろんそれぞれにメリットデメリットがあり、その人その人に「合った」システムがあるので私にとって最高でも他の人にとっては最低かもしれませんので、その辺りは個人の意見を鵜呑みにされないようにお願いします。

私はチューブドのクリンチャーからチューブレスのクリンチャーに変更したわけですが、そもそもの変更理由は
★速度が乗る下りで突然パンクする→大転倒→大けがもしくは死亡 という恐怖心を減らしたかった
というもの。
もちろんチューブレスタイヤの特性がもつ付随効果として
◆乗り心地の改善
も期待していました。
結果としてどちらも思惑通り、いや乗り心地に関しては想像以上に効果があり、もはや「チューブドタイヤなんてもう絶対いや!」と言うほどのチューブレスタイヤ信者になってしまいました。

とはいえ、チューブドからチューブレスに転換したことによるデメリットもあります。
◆シーラントを使用するといろいろとめんどくさい
◆シーラントまで考えると相対的に重くなる
要するにシーラントが必要になった事でシーラントがらみのストレスが発生することになりました。
これ以外はありません。



一般的には「タイヤ交換が超面倒(外しにくく填めにくく、オマケにビードが上がりにくいので空気を入れづらい)」というチューブレスタイヤの宿命、いや呪いともいえる大きなデメリットがあるのですが、私が導入したMAVICのUSTと呼ばれるチューブレスタイヤシステムはそのデメリットがまったくありません。
むしろタイヤ交換はチューブドのクリンチャーより簡単です。だってチューブの入替作業がないんですから。

以前からチューブレスタイヤには興味があったのですが、そのめんどくささが頭を離れず採用できなかったわけですが、その一番のネガがないチューブレスタイヤとホイールが発売されたということで、飛びついた私でございました。



以前も書いたことなので繰り返しになりますが、同じサイズのチューブドからチューブレスに換えただけで、乗り味はまったく別物になりました。
タイヤシステムの差というのはそこまで感覚的に大きな違いがあるんです。
それに比べたらホイールの500gの軽量化とか、カーボンホイール導入とか、アルミスポークなどのマテリアルの違いなんてほとんど誤差みたいなものです(私の場合、です)。

よく言われるのは「日本の道路はとても良好なので、乗り心地とか関係ないでしょ?」というもの。
東京の都心部の、それも車道オンリーしか走っていないとそうなるのかもしれませんが、少なくとも私が走っている道はサイクリングロードだったり郊外の府道や市道だったりで手入れが鏡のような路面ではありません。けっこう荒れたところがありますし、北摂の道路は平日ダンプが行き交っているので路面にはジャリなんかもアタリマエのように浮いてます。
自転車道も何を考えているのか頭を捻りたくなるようなタイルやレンガをちりばめた、ようするにわざわざ道路をガタガタにしている部分もすくなくありません。トドメは道埋め込んだ自転車道と道路が交差するたびに発生する段差の多さです。
一秒を争うようなレースではプライオリティとしては考慮にすら入らないのかもしれませんが、週末にちんたらと景色を見ながらサイクリングを楽しむ立場の私のようなサイクリストにとっては乗り心地のプライオリティはむしろトップに掲げるべき項目ではないかと思います。

そこでおすすめはチューブレスですよ。(・∀・)
ちなみにチューブレスタイヤにすると、今までの道路に絨毯を一枚敷いた上を走っているかのようなフィーリングになります。
今までずっとお尻を浮かせていたようなガタガタ道であっても、普通にシートに座ったままでも大丈夫になりました。

というわけで、時代はもはやチューブレスだな! と思いました。
考えてもみて下さい。このご時世でいまだにチューブを使っているタイヤなんて自転車くらいですよ?
遅れてるんです、自転車界。メーカーも、そして使用者であるライダーも。
なのでみんなでチューブレスに換えましょう。そしてチューブレスタイヤの開発を各メーカーのマストすることにより、より軽量なホイールやタイヤの開発をしてもらいましょう。
そうなればUCIのプロレースでもチューブレスがアタリマエになり、いつまでも過去の異物(チューブラー)を使う必要も無くなりますし、そうなればメーカーもチューブラー、チューブド、チューブレスなんて3種類のシステムを作る必要も無くなっていい事づくめだと思うんですがね。

Posted at 2017/08/25 17:15:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自転車 | 日記
2017年08月25日 イイね!

◎ホノルル・センチュリー・ライド(HCR)に備える アイテム編 その2「疲労低減カーボンハンドルバー」

◎ホノルル・センチュリー・ライド(HCR)に備える アイテム編 その2「疲労低減カーボンハンドルバー」先日のこと。お盆休みの炎天下に敢行した「湖北100kmライド」でHCRを想定したアイテムをいろいろテストしました。
今回からしばらくはそのアイテム群の評価です。
なお、評価の為に準備したアイテムは次の通り

その1:日焼け止め「アグレッシブデザイン Sun Protect"Fighter"」(既報)
その2:疲労低減カーボンハンドルバー(今回)
その3:チューブレスタイヤ&ホイール
その4:シートポジションの変更
その5:インカム
その6:盗難防止装置&ウインカー
その7:モバイルバッテリー
その8:その他

今回は「その2:疲労低減カーボンハンドルバー」です。



さて、皆さんはどうだか知る由もありませんが、私は自転車に長時間乗っていると必ず手がしびれてきます。
片方ではなく両手ともにしびれます。我ながら偏りがありません。(・∀・)
しびれる部位も決まっていて、掌の端(小指側)一帯です。側面も含む感じ。

このシビレは基本的に血の巡りが悪くなる事によって起こる現象のようで、ハンドルから手を離して手をブラブラしたりして血の巡りを戻すと一時的に収まります。
ただし、一度しびれ始めるといったん血の巡りを戻してもすぐにまたしびれる、という繰り返しになり、ロングライドだと中盤からはずっとこのシビレとの戦いになってきます。
ただでさえ筋肉疲労や心肺の疲労があるのに、しびれも加わり、もともと少ない気力がゴリゴリと削られてヘトヘトになってしまうわけです。

もちろん痛みや不快な項目はつぶすに限りますので、当初からコレについてはいろいろと対策を施しました。

・ポジションを換えてハンドルバーのいろいろなところを持つ
 → 一カ所を圧迫しない為だが、実際はなぜかあまり効果無し

・しびれたら手をブラブラさせる
 → 当然ながら一時的には回復するが要するにただの対処療法

・タイヤ交換(23c → 25c)
 → 全体の乗り心地は多少改善するも、しびれには効果無し

・第一回ハンドルバー交換(アルミ製コンパクトタイプcc(芯芯)40cm → アルミ製コンパクトタイプcc42cm)
 → バイクのハンドリングの過敏さは緩和されるもしびれには効果無し

・ステム交換(アルミ製→カーボン製)
 → ステムの振動吸収力に期待したが効果無し。ちなみにたいした軽量化にはならず

・第二回ハンドルバー交換(アルミ製コンパクトタイプcc42cm → カーボンエアロタイプcc42cm)
 → カーボン素材が保つ振動吸収力に期待したが効果無し。ただしエアロハンドルにしたためフラットな部分が出来てパームレストとしてはある程度の緩和策となった。ただしフラット部分のパームレストとしての効果については期待に反してして気休め程度であった。

とまあ、1年ほどかけて以上のような変更を行いました。
要するに愚考を重ねただけで大した改善にはなっておらず、手のしびれについては継続中です。
ちなみに「肘を突っ張って思いっきり体重をかけたフォームで乗っているから血流が悪いんだぜ。ついでに呼吸もダメだからしんどいんだぜ」というご想像はハズレです。さすがに高校時代でその辺りは一通り矯正されていると思われます。

さて。
そんなこんなでいろいろと情報を漁っていて、辿り着いたのが1本のハンドルバーです。
その名はCinelli NEO MORPHE(チネリ ネオモルフェ=ケーブル内蔵型のフルカーボン製ハンドルバー)。









普通のハンドルバーと何が違うかというと、ぱっと見てわかるその形状です。
写真のように下ハン部分がグニグニと曲がっていますので、誰が見ても「ヘンテコなハンドルバーだな」と思うはず。
てもってバー自体も○断面ではなく凸凹しています。そうかかと思うと上面はフラットだったりして、まあ「ヘンテコ」という表現がぴったりなハンドルバーではないかと思います。
ヘンテコな形にはアタリマエですが意味があって、普通のドロップハンドルより多めのポジションをとれるように工夫されているハンドルバーなのです。
あとまあ、指圧的なアレ(グリグリ)ができるというか、ざっと言うとそんなハンドルバーです。

これでハンドルバーはもともとバイクについてきたものをいれて4本目です。
うちカーボンハンドルの二本がケーブル内蔵型。
普通のハンドルバーと違い、ケーブル内蔵タイプのハンドルバーっていうのはバイクを校正する他のパーツと比べても相対的に交換作業は「ハードルが高い」震いに入ります。なんというか、交換にはものすごいエネルギーと、そしてけっこうコストがかかります。総合的にストレスが発生する作業なんですよね。

その理由はいくつかあるのですが、具体的にはこうです。
◆バーテープのまき直し(これは内蔵型とか関係なく発生する)
◆シフトケーブル前後の引き直し作業
◆ブレーキケーブル前後の引き直し作業
加えて、私のバイクに限らず最近のアルミやカーボンバイクフレームは空力と見た目の問題でシフトケーブルやブレーキケーブルは内蔵式になっています。これもまたけっこう面倒なんです。



コスト面ですが、まずは細かい事ですが、ハンドルバーを換えるとだいたいはラインが変わってしまうことになります。そうで無い場合もありますが今回は変わりましたので、ケーブル類、主にアウターの交換が必要になります。短くなる場合は流用できますが長く必要な場合はコストが発生します。
さらに言えば、大概の場合はケーブルの末端を短くカットして末端処理のキャップを被せている関係で、インナーケーブルの流用はアウターケーブル以上に難しい場合が多いのです。
ちなみにケーブルのコストですが、アウターとインナーがセットでDura Aceグレードで3000円/1セット。ですから全部換えるとケーブル代だけで3000円×4で12000円程かかっちゃいます。

実はこのケーブル総取っ替えを私は合計3回やってまして。最近は短期間で連続2回もやってます。今回を入れると短期間で3回です。
なので今回はいろいろと考えて「一辺に全部交換する」事としたのです。
・ハンドルバー
・ステム(ステムが変わるとケーブルラインの取り回しが変わる事があるのでタイミングを合わせた)
・STIレバー(R8000系メカ版)
・フロントディレイラー(R8000系)
・リアディレイラー(R8000系GSタイプ)
ここまで来るとさすがに3回目はDura Aceのケーブルを~なんてのはやめました。新型アルテグラのSTIレバーを買ったらケーブルが付属していたので、アルテグラで充分じゃん、ということでそれを使う事にしました。

そういうわけでケーブル内蔵型のハンドルバーはすっきりして見た目がいいのですが、勢いで買っちゃうとその先には深い闇というか面倒な作業ががあるよ、ということでございます。

さて、グダグダと導入編を書いてまいりましたが、結果は簡潔にまとめようと思います。

◆Cinelli NEO MORPHEは手のしびれに対して効果はあったのか?
 → 効果絶大。100kmのロングライドで、ほとんどシビレを感じる事はなかった。これは古い表現を借りると「山田かつて無い出来事」であった。



 そうなんです。なんというかウソのように手のしびれがなくなりました。
 ライドの後半、微妙に軽いしびれが出ましたが、いつもの手ブラブラで一度リセットした後は再発しませんでした。
 なんか鼻をつままれたというか、騙されているんじゃないかととか、手がしびれる呪いがかかっていたのがこのタイミングで偶然解けたのかとか、プラシーボ恐るべし、とかいろんな事が頭の中を駆け巡りますね。
 この手の問題には個人差がありますし、かなり病理的な部分に踏み込んだ問題であるような気がします。なので「Cinelli NEO MORPHEは手のしびれの特効薬である」などと大きな声で言うのははばかられますが、少なくとも私には効果があったとだけ報告させていただきたく。
 
 ちなみにその後、二度のライドを行いました。週末朝練の27kmと46kmのですが、いつもの私だと27kmの最短コースでもアタリマエのように出るしびれが、二回ともまったく顔を出しませんでした。
 つまり「もう普通のハンドルには戻れない」という、Cinelli NEO MORPHE信者になってしまったということをご報告して今回は終了したいと思います。

「ありがとう、チネリ! ネオモルフェ、サイコー!!(・∀・)」

Posted at 2017/08/25 17:08:39 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自転車 | 日記

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「◎HCRに備える アイテム編 その6「盗難防止装置&ウインカー」 http://cvw.jp/b/1801820/40362151/
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