アマゾンから電子書籍リーダーの最新版(Kindle fire)が発売されると同時に、自費出版サービスも開始されたようですね。
電子書籍リーダーの登場により紙媒体特有の重量から解放され、幾冊分もの書籍を簡便に持ち運ぶことが可能となりますね。かばんからリーダーをひょいっと取り出し、電車の中でも学校や職場でも、気軽に読めるようになります。端末は1万円前後からあるようです。
特に読み上げ機能のあるものは、視覚障害をお持ちの方には朗報といえますね。
ただ、純粋に読めればよいというのであれば、スマホをもっていればリーダーとしてハードを買う必要も無いのかもしれませんが。
このほかにも、紙媒体とは違う点も多数あるのではないでしょうか。
その中には、歓迎されるべき点と、歓迎されざる点とがあるように思われます。
紙媒体は昔から存在するため、非常に多くの書籍が既に用意されています。これらのすべてを電子書籍化するのは並々ならぬことですから、売れ筋や新刊本・中古価格が新品価格に近いものから電子書籍化され、それに該当しないものは、電子書籍化までに時間がかかることになります。
また、リーダーにおける画面のスクロールと、紙媒体でのスクロール・・・ページめくりではスピードも簡便さも異なってくるのではないでしょうか。このあたりは実際に使ってみないと判りませんし、慣れや技術革新の問題もあるでしょう。
耐久性の問題もあります。水濡れはどちらも厳禁ですが、落下などには明らかに紙媒体が優位です。ただ、紙魚にやられることも、年に一度の陰干しの手間も無いという利点はあります。
収納性という点ではクラウド依存の電子書籍が圧倒的に優位ですね。個人的に3千冊弱の書籍を保有していますが、その程度でも一部屋では入りきれなくなってしまっています。本は増えるばかりで減ることが無く、かといって、処分してしまうと読みたいとき読み返せないので、ジレンマに陥っています(--;
なお、かなり改善されてきたとはいえ、モニターを長時間見続けるのは、紙媒体を見続ける以上に目への影響が懸念されますので、その点も検討の余地がありそうです。自宅で利用する場合、手で持ってみるより、書見台のようなものがあったほうが良いかもしれません。
加えて、電池の問題があります。バッテリーで最長8時間だそうです。
ホテルなどへの宿泊であれば、充電器持込の許可をもらえれば問題なさそうですが、つい2~3日充電し忘れると残念なことになりかねませんので、電池残量は気をつけていたほうが良さそうですね。
最後に、価格の問題があります。
紙媒体の書籍ですと、お手ごろな古本が見つかることも少なくありません。他方、電子書籍は基本的にすべて新品ですから、値がはることになります。今後そうしたお手ごろな古本が駆逐されてゆくかと思うと、非常に残念でもあります。
紙媒体の書籍と電子書籍。それぞれの特性がありますが、うまく使い分けられるとよいですね。
ちなみに、私はしばらく古本でがんばります。中古の電子書籍が普及し始めたら考えようかなwww
参考としたサイトの記事:
【新・リストラなう日記 たぬきちの首 Kindleが上陸したけれど、本当に私たちを幸福にしてくれる電子書籍に気づいている人はやっぱり少ない】
http://d.hatena.ne.jp/tanu_ki/20121026/1351213540
Posted at 2012/10/28 12:38:53 | |
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