終わりがあれば始まりがあります。
乗換えを意識し始めた時期は新型トゥインゴGTの海外試乗記が公開され出した時期に重なります。
そう、当初の本命はトゥインゴGTでした。
日本導入の可能性が現実味を帯び出し、海外ではキャンバストップ仕様の存在もありました。
もし、これが導入されれば、屋根開き、MT、Aセグメントサイズ、軽量、RR、4シーター、望外のシートアレンジ、小排気量、小回り性能等、WINDの後継として魅力的なファクターは枚挙にいとまがないほどで、走りのバランスがそれらをまとめきれていないようなところが、また愛らしくも思えました。
価格が不安要素でしたが、結局のところ、トゥインゴGTはキャンバストップ仕様の日本導入はないようで、日本仕様の初期ロットはWINDの走行距離が80,000kmに到達するまでに納車が間に合わない見込みから断念されました。
トゥインゴGTの情報収集の中、有明Dで見つけたのが、トゥインゴTCe90 EnergySportsでした。
0.9Lターボに左ハンドルMTで、WINDから最も違和感なく乗り換えられる候補です。
シートヒーター、バックモニターが標準装備の仕様で、走行距離4,000km、価格も射程内でした。
足回りがインテンスと共通なら、キャロルでRST3カスタマイズもできるかもしれません。
ディーラースタッフを始め、どの方面にアドバイスを求めても、賛同が得られませんでした。
そんな候補をカモフラージュする意図で、なんとなく検討しているように見せかけていたのがルーテシアRSです。
憧れてはいましたが、価格的に雲の上の存在でした。
そんなルーテシアRSですが、フェイズ2の発表が近づいた頃になって、走行距10,000km未満でも、本体価格が200万円を切る物件が出回り始めました。
こうして、トゥインゴGT、トゥインゴにフォーカスしつつ、ルーテシアRSの理想的な物件を探すことになります。
時期は8月に入り、好条件の中古物件は、自分が手を出す前に売れてしまっていて、フェイズ2との入れ替わりで手頃になったフェイズ1のデモカー落ちや試乗車落ちを狙うも、そんな物件の選択肢があったのはその2、3ヶ月前のことで、自分の行動が既に後手であったことを思い知りました。
そんな中で、ある物件に目が止まりました。
ネット上での内容を見る限りでは、これまでの同型車と比較して破格でした。
支払いはギリギリのラインです。
WINDのリフレッシュにかかるであろう大まかな費用と下取り額を頭金にしても、生活が破綻しないようにローンを組むと、けっこうな期間になります。
一応商談を申し込むと先客は2人、自分の前に決まってしまうだろうと思っていました。
ところが、内1人は新車に流れ、もう1人は商談をキャンセルし、自分にお鉢がまわってきました。
WINDの下取り額は自分の予想以上でしたが
、諸費用を含めた額面を見て、一度は面食らい、保留としました。
新しく理想的な物件がすぐに入ってくる保証はありませんでした。
このときWINDの走行距離は77,000kmを超えていて、納車までの時間を考えると、その場にある物件の中から決めなければならないような状況で、そうしなければ、選びたいと思える車を選ぶことすらままならなくなりかねません。
ギリギリでも支払えるならと、その日のうちにもう少し突っ込んだ内容の商談を申し込みました。
参考までに新車での見積もりは、どう足掻いても、現実的なラインでは支払えそうにありませんでした。
次の商談で、日常生活が破綻しない範囲で、期間もほどほど(と言っても長い…)のローンプランを見出すことができました。
不安ながらも、晴れて契約となりました。
お盆休み中のことでした。
トゥインゴGTは二世代続けて、本命から陥落していますね(^^;)
物件の実物を初めて見たのは、契約を済ませた後で、このとき全ての謎が解けました。
ここからWINDは中古物件状態で、乗りたくても通勤以外は控えなければならず、8月末にはドライブレコーダーを移植のために取り外していたので、神経を使う日々となります。
今年は涼しくなるのが早く、この時期にオープンで走ることができたことが救いでした。
9/16
なんとか無事納車に漕ぎつけることができました。
新しい愛車はルーテシアRSトロフィー、試乗車落ちの物件です。
最初で最後WINDとの2ショット
WINDの見送りとルーテシアの納車にはりすきぃさんにご一緒していただきました。
赤は自分のイメージにはない色かもしれません。
RS顔に黒ホイールでは、個人的には暑苦しいとも思っていましたが、フェイズ1の2トーンカラーならルージュもアリです。
フェイズ2を初めて見た頃は、LEDライトにときめきもしましたが、何度か見ている内に、インテークブレードとバンパーの馴染み具合や、デジールを踏襲したフロントまわり、ヘッドライト内の白いライン等、フェイズ1の方が好きになりました。
走行距離は現試乗車(全く同じフェイズ1のブラン・グラシエ、走行距離は1,000kmオーバー)よりも少ないです。
こんな物件がなぜ破格で売れ残っていたのか…
かなり早い段階で左ホイールを擦って、中古車物件にまわされたようです。
長く乗っていれば、リムに小傷がつく程度でおさまるだけでも御の字なので、特に気にしません。
本来なら分不相応な車に乗ることができる有り難みに天秤が傾きます。
タイヤ履き替え時に余裕があれば、考えれば良いと思います。
納車後はりすきぃさんのご案内で、晴海トリトンスクエアへ、夜×雨×右ハンドルが怖いです(^^;)
夕食後は、道を間違えて銀座に差し掛かったところで給油アラームがなりました。
WINDと比べてやわらかいトーンで、心臓に優しいです(笑)
慣れない車で銀座の一方通行迷宮をナビなし(額をおさえるためにオプションはつけていません)でさまよい、結局有明Dの近くのガソリンスタンドまで戻りました。
途中でメガーヌRSと併走しましたが、ガソリン残量がよく分からず焦っていたので、素っ気なくなってしまいました。
これでひとまず広い道は大丈夫そうです。
慣らしも兼ねて積極的に動きたいところですが、いかんせん支払いが支払いなので、ほどほどにしなければ、です。
ということで、実用的でラクなありふれた車(?)になりました。
これよりみんカラネームは紅蓮(グレン、既に一部で赤玉ともよばれているようですが…)に改名します。
ルージュフラムは赤の炎、炎の赤と言えば紅蓮という解釈です。
参加コミュニティはさほど変わりませんが、今後ともよろしくお願いいたします。