じゃばおのブログ一覧

さて、ここまでの燃費に関する日記は、今日までの布石だった
というところもあります笑

かなーりいまさらですが、お祝いさせてください！

ディズィー（※ＤＳ４）、２連覇、おめでとう！！



Ｅ燃費アワード（２０１５－２０１６年）
現在新車発売されている車の燃費比較ランキングトップ10です


燃費達成率部門

１位　　シトロエン　ＤＳ４　モード燃費11.3　実燃費12　　達成率106.2％　　　

２位　　日産　ジューク　モード燃費13.0　実燃費12.3　達成率94.6％

３位　　トヨタ　ランドクルーザープラド（Ｄ）モード燃費11.8　実燃費11.0　達成率93.2％

４位　　三菱　パジェロ　モード燃費7.7　実燃費7.1　達成率92.2％

５位　　トヨタ　ランドクルーザープラド　モード燃費6.9　実燃費6.2　達成率89.9％


燃費達成率部門はカタログ燃費が相対的に低い輸入車や長距離ドライブでの利用頻度が高い中・大型車に有利なランキングです。今年もトップは12.0km/Lを記録したシトロエン『DS4』が2年連続受賞で、カタログ燃費達成率は106.2%という値となりました。
今回はこのDS4が唯一の100％超えランクインでした。（以下略）


前回までの日記を読んでいただくとわかるとおり、「燃費達成率」は、そのクルマを送り出すメーカー側の「誠実さ」をそのまま表していると私は思っています。

ＪＣ０８モードの測定に際してメーカー指定のドライバーが
「普通の人の普通の乗り方」で計測しているから
その乗り方が多くの人の乗り方と、現実に一致しているから
モード燃費⇔実燃費　が一致することになるのです。

ＤＳ４は勢いあまって１００％を超えてしまいましたが（笑）

私は、すべてのメーカーの、すべてのクルマが、このような誠実なクルマ作りをすることを
望みます。

トヨタさん（他のメーカーさんも）、やればできるんですよ。
達成率８割以上なんて。だって、ランドクルーザーで９０％以上を
達成しているんですから！！

ともかくも、ＤＳ４、燃費達成率２連覇、おめでとうございます！！
この「誠実さ」の栄誉は
すべてのＤＳ４乗り、すべてのＰＳＡ乗りのみなさまとともに。

※Ｅ燃費に一つだけ言いたいのは、「燃費達成率部門はカタログ燃費が相対的に低い輸入車や長距離ドライブでの利用頻度が高い中・大型車に有利なランキングです」という部門の紹介の仕方。

「輸入車がカタログ燃費が相対的に低い」のは、ＪＣ０８モード測定の際に指定ドライバーが「ウソ燃費運転」をしていないからです。裏を返せば、消費者をだまそうとする（現実にはありえない運転をする）と、海外では消費者の信頼を失い、訴訟を提起されるからです。

「長距離ドライブでの利用頻度が高い中・大型車」が有利な理由は、モード測定時、「ウソ燃費運転」をしていない、古い型式のクルマやスポーツカーがランクインしているからです。

※三菱自の燃費、国交省自ら検証に乗り出す
http://e-nenpi.com/article/detail/274446


石井啓一国土交通相は28日の会見で、三菱自動車工業が不正操作によって型式申請を行った軽自動車4車種をはじめ、同社が販売する9車種すべてについて検証を行うことを明らかにした。

自動車技術総合機構の交通環境研究所が持つ埼玉県熊谷市の自動車検査試験場で、2日から開始する。環境研では、まずは直近まで販売していた15年6月申請の16型を同社から借り受け、国内法に定めた試験方法（惰行法）で走行抵抗についての走行データ取り、燃費を出す。

引用終


えーっと、三菱が不正をしたのは分かりました。シャシーダイナモに入力する抵抗値（データ）
を少ないものと入力したんでしたっけ？

で国交省自らテストをやり直すと。それは分かりました。
でも・・・結局、例のやり方でやるんでしょ？ＪＣ０８モードのアレ。
つまり

①屋内の施設の回転ローラーの上にクルマを載せて、そこを走らせる
　（実際に道を走らせるわけではない。抵抗は、数値を入力）

②ドライバーが表示されるスピードを追いかけながら運転する



で、繰り返しで悪いですが、

①←実際の道を走らせた場合を全く違うことをしている
②←「燃費専門超絶ドライバー」が超燃費運転するので、一般人の運転とは全く違う

ってのが「ＪＣ０８モード」の「ファンタジー燃費」の原因だと私は考えてるんですが・・・


これまで私はＪＣ０８モードを繰り返し「クソ燃費基準」と揶揄してきましたが
その理由は、「メーカーの悪意」が入り込むスキを残しているところです。

この測定法を用いても、「誠実なメーカー」なら「フツウの人のフツウの運転の仕方」と
燃費が大きく違うと「おかしい」と考えて、②に燃費専門超絶ドライバーを使わないはずです。

その結果、①のファンタジー要素は残りますが、「カタログ燃費⇔実燃費」が大きく違わない
かかい離してもせいぜい実燃費がカタログ燃費の８割を切らないくらいになるのだと思います
（現実には、８割でももはや「変動幅の範囲じゃなくね」？と考えなくもないですが・・）

繰り返しますが、実燃費がカタログ燃費の「６割」しか達成できていないクルマなんて
「消費者をだましている」としかいいようがないですよ。

はっきりいうと、「達成率６割」も「達成率５割」も消費者をだましていると言う意味では
ほぼ同罪。つまり、消費者に「不誠実」ということです。
そんなデータは出ないのに、「そんなデータが出るように燃費ドライバーに指示して実施している」
のですから。

では逆に誠実なメーカーはどうでしょうか。ＪＣ０８モードでも②「フツウに近い運転」をすれば
当然、「実燃費に近い数値」が出るはずです。

だから、「誠実なメーカー」とは、実燃費達成率が、「５割」「６割」とかではないメーカー
だと言い換えることができます。単純な話です。

まとめると
一　燃費は、実燃費だけ見ればいい（Ｅ燃費がデータ量も多くよいか）。
　カタログ燃費はＪＣ０８モードの悪用燃費が上位を占めているのでそもそも信用性が０

二　メーカーの「誠実度」は、「燃費達成率」だけをみればいい。「達成率」が５割とか６割ばっかりのメーカーは消費者に不誠実な態度を晒しているのに気づいて、態度を改めるべき。

消費者は、そんなに「燃費燃費」というなら、「燃費達成率上位のクルマ」に着目して買えばよい。
カタログ燃費はそんなに目立たないが「達成率が高いクルマ（１００％に近ければ近いほどよい）」
こそ、信用できるクルマなのだ。

まあ、多くの「クルマ好き」はそもそも「ｊＣ０８モード」の燃費なんてほとんど気にしてない
と思いますが・・・



あ、最後に

国交省さん、ＪＣ０８モードで「フツーの運転」で燃費を計測しなおすなら
世の多くの人が言っているように「他メーカーさんのクルマ」もすべて同じ条件
で燃費を計測しなおしてみることをお薦めします。

たくさんの「不誠実なウソ燃費」が発見されることでしょうね。

三菱自の「燃費不正」で問題視されているJC08カタログ燃費はどう決めている？ (1/2)
→http://autoc-one.jp/mitsubishi/special-2674928/

私の「くだらない」という怒りの源泉は、前２回のとおり実燃費とものすごーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーくかい離した日本「ＪＣ０８モード燃費基準（テストの仕方）」にあります。

自動車評論家、国沢光宏さんの上記記事によると、ＪＣ０８カタログ燃費を計測する際

①シャシダイナモメータと呼ばれる、屋内の固定式装置を使う。車体を大きな回転ドラムの上に固定し、ドライバーが画面に表示される指定速度を追いかけていく
②JC08テストドライバーは超腕利き。F1ドライバーに匹敵するくらいの技量を要求される
とのこと。

実燃費との「差」が出る原因が、まんまこの計測法にあるのは明らかでしょう。つまり

①←クルマは当然屋外を走り、急な登坂もあればＳ字カーブ、下り、いろいろある。それを「回転ドラム」上を走らせてそのデータを取ってる時点で、現実との「差」が出るのは当然
②←クルマを運転するのは、女性、男性、１０代から９０代まで、さまざまな性別、能力の人。同じ人でも、気分によって「今日は加速したい！」と踏むときもあれば「今日は燃費走行しよう」と大人しくすることもある。それを「Ｆ１ドライバー並みの燃費専門ドライバー」が運転し、それを計測してる時点で現実との「差」が出るのは当然

で、これらの差を正面から放置してきた結果
「カタログ燃費は３０です！→実燃費１８」とかいう異常な状況になってしまうんです。

だから、カタログ燃費達成率「６０％」って、全然「ウソ燃費」ですよね？？全く誇れないってこと、気づいてますよね？？各メーカーさん（どことは言いませんが）。

一番の問題は、この「ファンタジー燃費」を「エコカー減税」という税金徴収方法と連動させてしまっているところ。こんなファンタジーを根拠に課税して、ほんとにいいんですか？
二番目の問題は>、「クルマ興味ない層」が、「ファンタジー燃費」を「本当の燃費」だと思い込んでいるところ。日本を代表する「エコカー」たちが、いかに「ファンタジー」なカタログ燃費を表示しているか（ハイブリッド車がほとんど達成率６割代とか）、ほんとにクルマに無頓着な大多数の人が意識しているとは思えません。

で、このくだらない「（ファンタジー）カタログ燃費と実燃費のかい離」を修正するためには、カタログ燃費の測定法を変えるしかないでしょう。

私の提案は「ＴＶの視聴率測定と同様の方式（秘密バージョン）」。
発売する新車の中にランダムに「燃費測定器」がついており、販売から一定期間たったのち、一斉に回収してそれを積算して数値を出す、というもの。
いろいろ方法はあると思うけど、これをベースに現実的な方法に修正していけば、「（ファンタジー）カタログ燃費」は、撃滅できるのではないだろうか、とか思ったりします。



表面だけ取り繕っても、みにくいアヒルの子



次回へ続く

http://response.jp/article/2016/04/21/273943.html
↑
引用元の記事（レスポンス）


記事　三菱燃費不正問題を実燃費データから検証する
生産する軽自動車4車種について、国交省に提出した燃費試験データに不正があったことを公表した三菱自動車。「燃費性能を求めるため走行抵抗値を甘くする操作」がおこなわれたというが、実際の燃費はどうか。燃費管理サービス『e燃費』に投稿されたユーザーデータから実燃費を見る。

・・・・フムフム。実燃費を膨大なユーザーから集めている『e燃費』ならではの記事でよさそうだのう。

まず今回不正の対象となったのは、三菱『eKワゴン』『eKスペース』、OEM供給する日産『デイズ』『デイズルークス』の4車種。それぞれカタログ燃費（JC08モード燃費）は以下の通り。

　三菱 eKワゴン/日産 デイズ：30km/リットル
　三菱 eKスペース/日産 デイズルークス：26.2km/リットル
　※各車種の最高燃費グレード参照

これに対する実燃費データは以下の通り。過去1年間の投稿データを参照。参考として競合車種3車種もピックアップした（各車種の実燃費データ値は、全グレードの平均値。競合車種を含めたサンプル数はおよそ300）。

　三菱 eKワゴン：16.85km/リットル
　三菱 eKスペース：14.62km/リットル
　日産 デイズ：16.7km/リットル
　日産 デイズルークス：14.2km/リットル

　ホンダ N-WGN：18.57km/リットル
　スズキ ワゴンR：18.83km/リットル
　ダイハツ ムーヴ：18.60km/リットル

・・・・・・・なんだかカタログ燃費（ＪＣ０８モード燃費）と実測燃費にかなりの差が見受けられるような気がするが・・・気のせいですかいのう？

eKワゴン/デイズが16km/リットル後半、eKスペース/デイズルークスが14km/リットル中盤、カタログ燃費に対する達成率はおよそ50％台半ばとなっている。競合車種が18km/リットル台であるのと比較すると、同タイプのeKワゴン/デイズ比でもおよそ2km/リットル程度の差があることがわかる。

・・・・・・カタログ燃費から見た実燃費が５０％台半ば？そりゃあ、「カタログ燃費がウソ」だと証明されたようなもんですわな。だって「３０」だと思って数値が実際は「１５」なんですよ。それで「本当は３０なんですけど、変動幅だから。実際は１５だけど３０と同じだから許してね」って言われても、「ばかこくでねー！！」と一喝しますよね。常識に照らすと。ウンウン、やはり三菱はとんでもない不正をしてたんですね。

いっぽうで、カタログ燃費（最高値）で見るとN-WGNは29.4km/リットル、燃費達成率は63.2％と10％近くも差があることがわかった。

・・・Ｎ－ＷＧＮは不正はしてないＨ社の製品で、三菱と比べてすごい差があるでしょ？っていいたいのね。
フムフム。「燃費達成率は６３．２％と１０％近くも差があることがわかった」

ふ・ざ・く・ん・な！！

この記事は「三菱と１０％も差があった」に力点を置いてるのだろうが私には「燃費達成率は６３．２％で」のほうが重大じゃ！！
えーと、なんですか。６３．２％「しか」達成してないんですか？
いやいやいやいや、それ「まるっきりウソ燃費」ですやん！だって、「１００」だと思ってた数値が実際には「６３．２」なんでしょ？「数値は１００なんですが、変動する数字です。実際は６３．２だけど、１００だと思ってください。」ってのは、常識からすると全く通らない話ですよ？

私は「Ｈ社が不正を行っている」と言っているのではありません。
「１００」だといいながら「変動幅があるから１００より少なくても勘弁な。ほんとは６３．２だけど１００だと思ってくれていいから」
という状態である、「ＪＣ０８モード基準」自体がクソだ、と言っているだけです。
そして、そんな「クソ基準をもとに算出されたウソ燃費」が、せっせと垂れ流され、それを基準に「エコカー減税」対象が選ばれるという・・・全くちゃんちゃらおかしいわ！

いい加減にしよーよー。ちゃんと実測値との差がせめて２０％以内に収まるような基準にしよーよー。

↓
http://e-nenpi.com/enenpi/jc08achieve?defact=carname_hybrid_best
e燃費は、いろいろな「燃費ランキング」を発表していますが、特に私が気になる特定の種類のランキングを貼っておきます。もちろん「燃費達成率」の「パーセンテージ」を見ましょうね。
・・・私なら「恥ずかしくて表歩けねえべ」となりそうな達成率ですが・・・

さらに次回につづく

三菱自動車が燃費不正を行ったということが、ここ数日、自動車ニュースを駆け巡っていますね。
今日から数回にわたってこれに関する話題を書こうと思います。


私の母親は、典型的な「クルマは移動するハコ」「家電と一緒」だと思っている人間でした。
何を隠そう私も、ＤＳ４に出会うまでは母親と全く同じ考えを持っていたのです（私は幸いにしてクルマとは何かを考えるに至った）
仮に母（昔の私）のようなタイプを「クルマ興味なし人間」と定義してみます。

クルマ興味なし人間に、「今度●●っていう素敵なクルマが出たのですよ！」と持ちかけてみてください。又は
クルマを買い替えざるを得ない（？）興味なし人間に、クルマ好きから「●●や△△が素晴らしいクルマだよ！」と紹介してみてください

帰ってくる答えは決まってこれです
「そのクルマ、燃費いいの？」「へえー、燃費はどれくらい？」

いい加減にしてください！　ほかに聞くことはないんかい！！<`～´>
クルマの良しあしを決める要素は
①走行性能（エンジン、トランスミッション、足回り）
②エクステリア、インテリアデザイン
③ドライブにあたってのマシンインターフェイス
④内装（椅子）、外装（塗装）の質感
⑤車両価格とこれらとの釣り合いが取れているか
など
いろいろあるでしょう！！そこに
⑥後席、トランクの使い勝手
⑦燃費
などほかの諸要素も参考にするなど、いろいろな考慮要素を考えるでしょう。
（ちなみに、上の①～の番号順は私のチェック項目の気にする順番です）


しかし、クルマ興味なし人間のアタマの中は
①燃費
②・・・広さ？
・・・・
ほんっと、われわれクルマ好きからすると、どうしようもない・・（笑）
まー、別に「興味がない」んだから別にいいじゃん！と言われると、まあ確かにそうですが。

ただ、だからって「燃費はどう？」って壊れた機械みたいに聞くのはどうかと思いますよ。
だって、多くの日本メーカーのクルマのモード燃費なんて「ほとんどウソ燃費」なんですから。

私が今回の三菱自動車のニュースを知って、ゲキオコなのは「モード燃費」基準自体です！！（いや、前からオコッてますが・・）

まあ、三菱自動車が「決められたルール（計測方法）を破った」こと自体は「不正」だから糾弾されるべきとは思います。
それはそれとして、もっと根底の問題がある。
私は「ＪＣ０８モード(10・15モード)燃費基準」自体がおかしいもので、ただちに「実走行に即した燃費基準」に改正すべきであると思います。



１　あなたが、ある数値が「１００」であると思っているとします。その数字は「多少の変動幅」がある性質を有するものです。
２　あなたはその数値を「１００」だと思っているが、相手から「１００と言っていたが、実際は数値が少し少なく出る性質があるから、実際の数値はもっと小さくなります。でも、変動幅だから、１００とみてもいいよね」と言われたとします。
３　そのとき、あなたはどれくらいの数字まで「１００の変動幅」として許容しますか？これは、常識の話として考えてください。
４　ちなみに、私なら「１００だと思っていたけど、変動する性質の数値ですか。少なく出るものなんですって？でも１００としてみてもいい範囲としては、９５くらいじゃないですか。９０だと、もう１００とは言えないようなきがするんですが・・」と答えると思います。

次回に続く