日常使用における、あなたの車の平均速度はどれくらいでしょうか?
新しく採用される、国際的な燃費基準の
平均車速は
これまでの24km/h から
36km/hに引き上げられる、という。
記事ではこれを、燃費の悪化につながり、より実燃費に近い数値が得られるはずだと説く。
これは正しいですか?
目的の速度まで加速することにおいて、その速度が高値であれば、消費燃料は多く、燃費は悪く出るでしょう。
しかしより高い速度での定速走行を試験するならば、そちらのほうが燃費はよくなるでしょう。
先日、私が寄せた記事では、
目的加速速度が、日本では法律上想定外の120km/hまで行うのが国際基準でありました。
この検査項目の追加が、試験速度の24→36km/hへの変化分と考えれば、
実際のところ、燃費がよくなるのかどうかは定かでありません。
特に、試験方法に合わせたECU設定を行ってくるメーカーばかりなのですから、
新たな国際基準に合わせた、プログラムをすればよいとだということになります。
40までの加速、60までの加速、80までの加速、100までの加速、120までの加速、と
試験情報を人工知能で読み取って、最適値を出すようなプログラムを組めばいいのですから。
(試験パターンが公表されている=試験問題が公表されている、のですから、
カンニングしたい放題の試験ですね。こんなの意味があるのでしょうか)
さて、結局のところ、われわれ消費者は、実車を試乗して、燃費を確認すること以外に
方法のないことは、これからも変わりはないでしょう。
ちなみに、わがC70のこれまで3年の平均車速(リセットを一度もしていない)は
20km/h台半ばです。
平均車速だけ見れば、現状の燃費試験が、一番実用的なものだと考えられ、
確かに、カタログ値前後の燃費で走っているので、
カタログ値は合格点だと、思っているのですが・・・。
Posted at 2016/05/30 21:50:38 | |
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