1/2からの続き
エアパークは主に
3階建ての展示資料館+全天周シアター
実物の航空機が置いてある展示格納庫
屋外展示場
に分かれてます
展示資料館 3階
簡易シミュレーターが4台設置されてます
外観はT-4ブルーインパルス
平日だったので空いてましたが
1回で交代するように注意書きもあるし
柵が何重かに置かれてて週末などは混雑してそうな感じです
操縦桿とスルットルレバーで操縦します
ヒコーキは着陸が難しい
本物だったら私はこの世に居ません・・・
喫茶店 スカイラウンジ Fuji
浜松基地の滑走路が一望できます
時間が合えばT-4中等練習機等が離着陸する様子が見れるかも
カレーライスメニューが豊富
「よこすか海軍カレー」
長期間の海上勤務だと景色が変わらないし曜日感覚がなくなってしまうので
海上自衛隊では毎週金曜日に地上勤務 海上勤務に関わらず
すべての部署でカレーライスが出されてます
しかし部署によってレシピが違い 様々なカレーがあり
横須賀で「護衛艦カレー ナンバー1グランプリ」が開催されたそうです
「いい体格してるなぁ 自衛官にならないか?」
パイロットになるには
中学・高校卒業後に航空学生として入隊
大学卒業後に一般幹部候補生(飛行要員)として入隊
防衛大学卒業後に入隊
となってます
展示格納庫へ
使用されてきた航空機が並んでます
手前に吊るされてるのは 「零式艦上戦闘機五二型甲/A6M5a」(ゼロ戦)
1963年グアム島で発見された機体だそうです
当時 日本軍の軍用機は採用年「皇紀」の下二桁から取ってあり
1940年は「皇紀2600年」にあたり「00」からの名称
高い運動性能と20mm機銃2挺の大火力
気化器(キャブレター)が優秀で背面飛行してもエンジンストール(エンスト)しにくい構造だったため
大戦初期 米軍パイロットたちに「ゼロとドッグファイトを行なうな」と指令が出たほど
政府専用機(ボーイング747-400 特別輸送機)で使用されてた座席です
政府専用機は日本国政府が所有し
管理・運用は航空自衛隊「特別航空輸送隊/千歳基地(北海道)」が行っています
総理大臣も座った座席があるとか
救難ヘリコプター KV-107 通称「バートル」
前後に回転翼(ローター)のあるタンデムローターの大型機
前後のローターが互いに逆回転することで
ローターのトルクを打ち消すので安定度が高いです
ボーイング・バートル V-107 (CH-46)を
川崎重工業がライセンス生産したので
「K」が付きます
日本では陸・海・空の各自衛隊に採用されました
航空自衛隊では救難ヘリとして2009年まで使用してました
防音や断熱のために内張りが貼られてます
シートが布張り・・・ 長時間は辛そう・・・
F-104J戦闘機 愛称 スターファイター
細長い胴体に強力なJ79型ターボジェットエンジンを搭載
小さく薄い台形の主翼は超音速飛行のために効率のいい形
しかし低速飛行や着陸時は安定性が悪く墜落事故が多かったため
「未亡人製造機」や「空飛ぶ棺桶」などと悪い渾名が付いてしまったとか
それと開発当時 ミサイルの発達が著しく
近い将来は戦闘機同士の空戦は不要になるだろう
との理由から「最後の有人戦闘機」とも言われてました
航空自衛隊では三菱重工がライセンス生産していたものを導入してたので
その細長い形から「三菱鉛筆」とも言われてたようです
F-86F戦闘機 ブルーインパルス(初代)
1964年に開催される東京オリンピックで
開会式会場上空に五輪のマークを書い欲しい との要請があった
何度も練習したが 当時ビデオカメラなどは普及しておらず
地上の整備員がスケッチブックに五輪の位置を書いてもらい
着陸後に確認してはまた飛んで
と位置確認に苦労したというエピソードがあります
しかし いくらやっても いびつな五輪のマークだったそうです
開会式の前日は土砂降りの雨 もし開会式当日の10月10日も雨の場合は
開会式は中止されることになっていました
このためブルーインパルスのパイロットも明日は雨だと早合点して
前日に酒を多く飲んでしまいました
しかし開会式の当時は快晴
ブルーインパルスのパイロットは二日酔いのまま本番へ
練習で1度も成功したことが無かった五輪のマークは
15時10分 本番で見事成功し 国立競技場の青空に描かれました
衛星中継もされててブルーインパルスの前代未聞のアトラクションは
全世界に知れ渡ることとなりました
T-2高等練習機 ブルーインパルス(2代目)
戦闘機パイロットの養成には 超音速高等練習機が必要 との考えにより
日本が独自に開発
最小限度の改造で支援戦闘機に出来ることを目指し共通化
量産による開発費低減を達成
F-86Fの後継機は日本で製造した「国産機」によってパフォーマンスを行うことが
自国の防衛力や航空産業のレベルを誇示する上で大きな意義があると考えられ
T-2 ブルーインパルスが誕生
しかし超音速機なので飛行速度の高速化に伴い
ターン(旋回)やループ(宙返り)の半径が大きくなり
会場上空へ戻るのに時間がかかるため
単独機を1機増加させた6機体制での展示飛行になり
編隊飛行後の演技の間を単独機による演技で補えるようにしました
コクピットに座ることが出来ました
ヒデキ 感激(←カレー食べた後なので・・・)
現代の戦闘機と違いアナログメーターの並ぶコクピット
演技をしながらメーターを見るのは大変そう・・・
後席にも同じように操縦系統があります
ほとんど前が見えない・・・
T-2高等練習機型の動揺シミュレーター
実際に使用されてたものをアレンジして設置
休日は2~3時間待ちにもなるほどの人気アトラクション
簡単な受付 ガイダンスの後 搭乗
初心者コースだと自らは操縦せずに
離着陸などの飛行を自動操縦
中級コースは自分で操縦して離着陸
上級は 離着陸に加え 空中戦(目標物への射撃)
せっかくなので上級コースをチャレンジしましたが・・・
やはり着陸が難しい 私 2回ほど生き返りました
時間内に着陸が出来なかったのでそこで終了
降りた後は 前後左右に揺れたため
乗り物酔いらしく しばらくは足元がフラついてました
浜松基地の滑走路ではE-767 AWACS(早期警戒管制機)が離着陸訓練でしょうか?
タッチアンドゴーを何度か繰り返してました
E-767はボーイング社の旅客機「767」をベースに
胴体上部に円盤型の直径9.14m、厚さ1.83mのロートドームを装備
警戒監視中では毎分6回転(10秒/回転、毎秒36度)で回転
それ以外では軸受けにオイルを循環させるために
毎分1/4回転(4分/回転、毎秒1.5度)で回転しています
ロートドームから放射される電波は非常に強力であるため
地上で駐機しているときは許可なく電波を放射することは禁止されてます
1機 およそ550億円
飛行警戒管制隊/浜松基地に4機導入
E-767を導入してるのは日本の航空自衛隊だけです
展示資料館1階に戻り ミュージアムショップ「ツバサ」
Tシャツや帽子 ストラップ
プラモデルやステッカー
お菓子 などなど
航空自衛隊グッズがもりだくさん
宝の山 欲しいのがいっぱい
ブルーインパルス公式ガイドブックと ナップザックでやめときました
散財してしまうし・・・
無料で1日楽しめます
ゆっくり見れる平日がオススメ
静岡県浜松市西区西山町無番地
航空自衛隊浜松基地 浜松広報館(エアーパーク)
開館 9:00~16:00
休館 毎週月曜 年末年始 他