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この際、畳みかけてシレッと橋の事なんかを書いちゃいますｗ

ワタシの身近にある凄い橋を３つだけ紹介したいのです！
というか関西圏…ですけどね。

まず、この橋！

夢舞大橋

いきなり大阪やん…。
でもまぁ、近いですからね。

これまでワタシの橋梁講座(？)を受けてきた皆さんには、この橋の形式は何だと思われるでしょうか？

中路式２重アーチ橋？

…のように見えますが、この橋の形式は浮体式旋回可動橋。

浮体？

旋回？

つまりこの橋は…実は海の上に浮いていて、ぐるっと回って開く事が出来る橋なんです。

まぁ、知ってる人も多いでしょうね？
ワタシも実際に見てみたいものですが、最近は可動試験をしていないそうです。

ちなみにこの橋…。
橋長　940m
浮体部　410m
幅員　33.8m
と、超巨大です。
アーチの左端に写っているのは大型トラックです。

何故開くのかとか、知りたい人は調べてみて下さいｗ
６３５億円もかけて作った理由が解ります…。


さて、ドーンとスケールが小さくなって…次はこの橋。

近鉄沿線にお住まいの方はお馴染み？
宇治川を渡る、近鉄京都線澱川橋梁です。

見た目は普通の橋ですけどね、この橋の何が凄いかって…
ペンシルバニアトラス橋
長さ　１６２．４ｍ
幅　９．７５ｍ
最大支間長　１６４．５９ｍ
１９２８年１０月１６日完成

どの部分が凄いんだって？

１９２８年（昭和３年）に完成で現役というのもですが、現在まで橋脚無しに１スパンで川を渡る長さが１６４．５９ｍと日本最長なんです。
しかも都合により６か月半で完成させたという…。

あまりに時間が無かったので、設計は通常では考えられないほど余裕を持たせ、一部では耐荷重試験をする必要もないくらいに作られています。
想定されている荷重は６０．８トン級電車６両編成が橋の上で行き交うというもので、約７２０トンですね。
でも実際に走っている電車は６両で２００トン程度だそうです。

国の登録有形文化財にも指定されています。
その凄まじい工程はウィキペディアに載ってますので、興味があれば見て下さい。


そして最後は…強烈です。

はい、この写真。


木津川に架かる上津屋（こうづや）橋です。

八幡の流れ橋として有名で、見ての通り流されたまんまになっています…。

でもこれ実際に間近で見ると、橋が落ちているのって衝撃を受けますよ…。
普通はあり得ない光景でしょう？

長さが３５６．５ｍ、幅が３．３ｍありますから、決して小さな橋ではありません。
何と言っても現存する木造の流れ橋としては日本最長ですから。

結構長い間この状態になってますが、いつになったら修復するのやら…。
ちなみにこの橋は京都府道２８１号線なので、現在は不通区間という事になりますね。

早く直さないと時代劇の撮影が出来ませんｗ


以上、身近にも実は凄い橋があるもんです。
特に大阪は湾岸に大きな橋が沢山かかっているので、橋見学ツアーなんかも楽しいですよ。
大阪の負の遺産見学ツアーとかもｗ