2017年07月27日
メルセデスがDTMを撤退してフォーミュラEへ移行することが発表された。
今後SGTと協調していく流れは一旦停滞すると思う。
現在急速に進む欧州でのEV化の路線に沿ったものであり、
まぁ、そんなものかなと思う。
ただ、来シーズンかなりの「ワークス」が参戦していく中で、
日本のメーカーも興味があるようです。
で、これがF1に代わるか?
と言われれば、現状はまだその存在ではない。
今後F1もEVの流れになるとは思うけど、
それが目指すものはまだ時間がかかると言わざるを得ない。
現状F3クラスのマシンで戦っているのがFE。
レースを見ればわかりますが、速度が全く違うんです。
で、今回、メルセデスが参戦決めたのは、
今後ガソリン車の規制が行われるうえで、BMW、アウディが参戦しているからであり、
彼等と違いF1に参戦しているので、FEやってDTMまで予算が回らないというのが現状でしょう。
そして、一番のものは、プロモーターの営業がFE側がDTM側よりも巧かったことが言えるのでしょう。
現状GTカテゴリーは、GT3マシンによるほぼ世界統一規格のマシンへとなっていて、
SGTなんかもそうですが、特化型マシンはコスト面で不利になっています。
参戦側としても、つぶしの利くGT3、4マシンの方が参戦しやすいのです。
ただ、このワンメイク化の流れは、モータースポーツを見る側にとっては、
何を見ても同じようなマシンのレースになりますから、
ファンが離れていく危険性もはらんでいます。
また、欧州でのEV化推進国と原発推進国がリンクしているのも面白いものです。
今後フルEV化が進むと、ヨーロッパでは現状では深刻な電力不足と、
環境へ不可の増大が懸念されています。
なぜなら、自然エネルギー発電がクローズアップされますが、まだ80%くらいは火力発電と原子力発電なのです。しかも、EV化を支えるだけの強大で膨大な電力なんて原発に頼ることになり、
今後この流れが主流になると、イギリスだけで20基は原発が必要です。
ただ、ここに日本のチャンスもあります。
原発と高速増殖炉をセットで売り込むんです。
福島の原発事故での教訓を全て盛り込んだ、原発を売り込むんです。
また、現状、電力もそうですが、バッテリーも含めて最終環境負荷はガソリン車やディーゼル車より大きくなることと、高性能バッテリーや制御技術に使うレアメタルの争奪戦になり、特にアフリカ諸国での紛争の増加や、人道的な問題の増加など、平和を脅かす危険性も多大に孕んでいます。
もちろん、EV化は何十年も前からの規定路線ではあるので、その流れは止まらないし、止めることはできないものです。
では、自動車大国の日本ではどうか?
フルEV化するなら、現在停止している原発はフル稼働しなければ無理でしょうし。
新たに発電所を作らなければ対応は厳しいでしょう。
EV化と原発推進は、どうしてもセットになってしまうんです。
火力で・・・
それなら、EV化する必要はありません。
あと、個人的にボルボが化石燃料車止めるようですが、
スウェーデンあたりで電力を確保するのは大変でしょうね。
バッテリーなんか寒すぎて全然持たないでしょう。
Posted at 2017/07/27 09:34:06 | |
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