さて、車のメンテナンスに、撥水、親水と聞かれますが、どのように使われていますか?
撥水と親水は相反する性質。
撥水は、水を弾くもの。
親水は、水を馴染ませるもの。
両者を使い分けている方はどれくらいいるでしょうか。
撥水は、よくご存知の通りで、ワックスやガラコなどが代表選手です。
一方、親水はあまり聞き慣れない方もいるかと思います。
親水は、光触媒技術を使っています。
表面を親水により幕をつくり、光に当たることにより、光と水で分解をして汚れを落とす技術です。
もともとは、便器で有名な東洋陶器…いわゆるTOTOが開発した技術で、トイレやお風呂のタイルなど、水はつかえど、なかなか頻繁に掃除ができない部分を綺麗にする技術です。
トイレやお風呂だけでなく、ビルや標識、街灯などなかなか掃除ができない場所にも使われているようです。
これを応用したのが、車の親水用品。
以前はTOTOが販売していましたが、カー用品大手のカーメイトが技術を継承して、販売されています。
私の場合、撥水と親水を併用しています。
撥水はもちろんボディーに使いますが、フロントガラス、サイドカラスに使っています。
撥水で水を弾くので、車を走らせると、水を弾いてどんどん水が流れて、きれいに水滴が流れてしまいます。
しかし、撥水には弱点が…
それは、風が当たらない場所は、単に水を弾くだけでかえって視界が悪くなります。
このように車が止まっている状態では、水玉が大量に付着して視界が悪いです。
しかし、車を走らせると飛び散って視界が良くなります。
ということは、撥水では風の流れがあるところが最適。
ボディーはもちろん、フロントガラス、サイドガラスには適しています。
しかし、リアやドアミラーなどでは、風が当たらないので、水玉ができるだけで、視界が悪いです。
そこで力を発揮するのが、親水です。
親水は水が馴染むので、以外と視界が良いです。
親水加工をしているリアガラスです。
見た目は、何もないように見えますが、一面に水の膜が出来ています。
しかも、加工した後は日に当てたり、水を流したりすると、多少油汚れなども着きますが、自動回復して、親水効果が持続します。
しかし、やはり以外とデリケートで、加工が弱いですので、定期的にやりかえる必要があります。
しかし、何故かリアガラスは、何ヵ月も持続しているので、驚いています。
まぁこんな風に、撥水と親水は使い分けると非常に便利です。
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Posted at
2015/09/03 21:44:01