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2015年01月25日 イイね!

アシを替えて、もっと楽しいビートにしよう⑥

いよいよブリッツ車高調ZZ-Rのテストなのですが、その前にやることがあります。

計算上、フロントは「1Gでバンプタッチしている」事になりましたが、実際はどうなのでしょうか。
ダンパロッドにタイラップ巻いて、1G状態のばねの縮み量を測定しました。


1G状態のばねの縮み量(ばねのプリロードは前後ともにゼロ)
 計算:フロント40mm リヤ37mm
 実測:フロント31mm リヤ26mm

上:フロント 下:リヤ




計算と実測でなぜこのような差が発生するのでしょうか?

考えてみれば、タイヤなどのいわゆる「ばね下」部品の重量は、車両が静止している時のばねを縮める荷重に関係ないのですから、ばね下部品を含めた車重をそのまま計算に使用すると正確な値は出ませんね。
厳密にやるなら、その分の荷重を差し引く必要があると思います。
計算に使用する車重は、760 - (ばね下重量)とするべきでしょうか。

また実際には、ダンパやアーム類のゴムブッシュの反力もあると思いますので、これらも除くべきでしょう。
レバー比を考慮するならば、これはばねへの入力が増える方向ですね。

そもそも車重が760kgピッタリではないことと前述の増減分を考慮すれば、計算と実測に差がでたことは納得できました。




ちなみに、今回の測定値が正しくてばねにかかる荷重の増減分をゼロと仮定して、僕のビートの車重を計算してみると…なんと!

前軸重 : 4kg/mm ✕ 31mm ✕ 2 = 248kg
後軸重 : 6kg/mm ✕ 26mm ✕ 2 = 312kg
重量  : 248 + 312 = 560kg(!)

スーパーカーになりました(笑)

つまりゴムブッシュが約200kgを受け持っているということですね。
現物と200kgもかけ離れていては、車重だけではまともな結果が出ないということが分かりました。



計算上のばねにかかる荷重に関して考慮すべきものは、

増加分
 ・レバー比によるもの
減少分
 ・ばね下重量
 ・ダンパやブッシュの反力

などかと思いますが、やはり計算を単純化するために、これらは1または0としておいて、どうしても必要になった時に考えることにします。
(もうすでにその時かもしれませんが…)



今回は実測によって、計算よりもダンパの縮みストロークに余裕があることが分かりましたので、目標である「バンプタッチさせないこと」に対して有利になりました。



やっと現状を確認できましたので、まずは浜松の市街地を走ってみましょう。
なかなか走り出しません(笑)。


つづく。
Posted at 2015/01/25 09:15:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | ビート 足回り | 日記
2015年01月05日 イイね!

追憶の仙台ハイランド

追憶の仙台ハイランド2014年8月に、仙台ハイランドレースウェイへ行ってきました。

東日本大震災で受けた被害を修復できないために2014年9月で営業を終えるとのことで、「最後にもう一度行っておかなければ」という思いが強くありました。

自分のクルマで走ったことはありませんが、僕にとって特別なサーキットです。








生のレースが見たい!

そう思った当時中学2年生の僕は、自宅から約35km離れた仙台ハイランドへ、自転車で行くことを決めました。
(当時の愛車は丸石の黃/濃紫の2トーンカラーのMTBに、スリックタイヤを履かせたものでした)


レースは1995年6月25日の全日本GT選手権第3戦です。


ハイランドまでの道のりは想像以上に険しいものでした。
途中で雨が振り出し、カッパを着て汗だくになりながら熊ヶ根駅まで辿り着きました。
地図ではもう一息というところです。

ところがここからが地獄で、国道48号線の入り口から入場ゲートまでの勾配がハンパではなく、急勾配に次ぐ急勾配。クルマで走っても結構キツイ坂です。
馬鹿な少年は、雨の中、自転車を押してその坂を登り、やっとの思いで入場ゲートまでたどり着きました。
(雨の中の自転車ほど惨めなものはないなぁ)



道中、そんな姿を哀れに思ったのかどうかはわかりませんが、入場ゲートで待っていたバイクのお兄さんが、おもむろにパドックパスをくれたのでした。
想像もしていなかった出来事にあっけにとられ、どんな会話をしたのかは全く覚えていません。
あの時のお兄さん、本当にありがとう。
きっとまともにお礼は言えなかったと思うけれど、「こんなところまで入っていけるのかーっ!!!」と、パドックパスの威力に衝撃を受けましたよ。


当時はバイクに全く興味が無かったので、車種を覚えていなかったことが悔やまれます。
少しでもバイクに興味を持っていたら、それは一生忘れられないバイクになっていたことでしょう…。
もしもう一度会えたなら、しっかりお礼を言って、パドックパスをくれた理由を聞いてみたいです。



また幸運なことに、レースが始まる頃には天候が回復し、父から借りた一眼レフを使うこともできました。
トップの写真はこのレースで撮ったものです。
大切なカメラを貸してくれてありがとう。






自力で到達した達成感。
空腹と疲労と眠気。
腹に響く排気音。
本物が目の前にある、いるという非現実感。

レースを見たいという一心で、無茶苦茶な思いをして辿り着いたサーキットで、初めて目の当たりにした本物の迫力と感動は忘れられません。
そして思いがけない幸運な出来事も。




「ハイランド」の名を目にすると、いつもこの思い出が蘇ってきます。

いまの僕は、あの時の情熱で何かに立ち向かっていけるのだろうか。

パドックパスをくれたバイクのお兄さんのように、カッコ良い大人になっているのかな。






思い出深い仙台ハイランドです。



♪ 仙台 ハイ ランド ♪
Posted at 2015/01/05 19:04:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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