スイッチング電源(GZV4000)のファン変更による静音化

ネジの数は多いですが、とりあえずネジを外して金属蓋を外します。

＊この改造は、自分の使用環境で問題ないと「個人的」に判断して行っております。
静音化はファンの冷却能力を下げることにつながる可能性があり、ケースを開けることで、メーカ保証も受けられません。
また、内部回路には高電圧が充電されている可能性があり、感電等の防止策が必要です。

内部ですが、比較的部品が少ないなあと言う印象です。
ファンの前に放熱板が2個立っていて、片方にパワーダイオード片方にトランジスタかFETか判りませんがスイッチング素子が付いているようです。
今回は、ファンを交換することが主目的なので、この辺の調査はしないことにします。
ファンのケーブルを外すため、内部配線を縛っているインシュロックを2か所切ります。

パソコン屋で買ってきた静音ファン80mm（右）\648を準備します。

ファンを交換するために、外したファン（左）、買ってきた静音ファン（右）を並べてみました。
電源の基板には、コネクタで刺さっています。
ファンのサイズは同じですが、末端コネクタの形状が異なります。

初めは、ファンケーブルを切って繋ごうと考えましたが、ファンの名板のシールを浮かせてケーブルのはんだ付け部にアクセスできるようなので、ケーブルを取り変えることにしました。
まず、元のファンからケーブルを取り外しました。

交換するファンの方も同様に名板シールを浮かすとはんだ付け部が触れます。
こちらの方のケーブルは、黒、赤、白とあり、白は、回転数検出のパルス出力なのかな、接続不要です。

新ファンを元々付いていたタッピンネジで固定して問題ありません。

最後に、ファンケーブルを元々他のケーブルとインシュロックで縛ってあった部分を再度インシュロックで縛ります。

今回交換工程を知っていたらインシュロックを切らずにファンの付け替えのはんだのみで交換できていたと思います。

上蓋をネジ留めしたら完成です。
ネジが多いのでなくさないように注意が必要です。
見た目は変わりませんが、作業完了です。

回転数も1200rpmと速くないので、冷却性能が下がっているかもしれませんが、まあ、定格連続運転ほどはしないので、充分でしょう。

温度が心配なので、PC用のサーミスター温度計を取り付ける予定です。

ずいぶんと静かになりました。
いまは、アマチュア無線用に使っているノートPCのファンが一番うるさいです。