もう2週間ほど前の話になりますが、大阪オートメッセ2017最終日の12日、勤務の都合で南港までは行けませんでしたが、地元岡山でみん友さんとオートメッセしてきました。
お目当てのクルマはこちら☆
4代目 ND系ロードスターです!
今の愛機フィットがアボーンした後は、FF以外の駆動方式のマニュアルミッションのクルマに乗ることに決めているので、ロードスターに触れるのを何日も前から楽しみにしてました。
ディーラーに286000km以上走ったGD3で飛び込み、カタログを頂いてコーヒーをズズズッと飲んでからさっそく試乗します。
グレートはS Special Package。
1500ccの4気筒エンジンを6速マニュアルミッションでご馳走になります(^m^ )
私は今までロードスターというクルマに乗ったことがありませんでした。
助手席にも乗ったことがありません。
ロードスターのことについてはクルマ雑誌の記事や、自動車評論家の方々のインプレッションで妄想するくらいしか予備知識がありませんでした。
初めて座るロードスターのコックピット…
クラッチ踏んで左手の人差し指でプッシュボタンを押してエンジンスタートします☆☆
「ドゥゥゥオォォ〜〜ン♬♪」
*・゜゚・*:.。..。.:*・(*゚▽゚*)・*:.。. .。.:*・゜゚・*
エンジンを始動した瞬間、私は非日常の世界へ引きずり込まれましたwww
最初、あまりにも耳の近くで排気音が聴こえるもんだから、後ろにエンジンがあるのかと思っちゃいました(^o^;
後からカタログを見て納得したんですが、運転席の位置が後ろ寄りなんですね〜
この写真だとまだ運転席が中央寄りですが、実際に乗った感覚だとハイエースをバックで走らせてるくらい後ろ寄りに感じましたね。
耳の後ろにすぐマフラーのタイコがある感覚でした。
耳に入ってくるエキゾーストサウンドとシートバックにブルブルと伝わってくるロードスターの鼓動は、運転手の背骨を震わせて脳内に直接伝わり、全身の血管に興奮させる汁を流してくるんですね〜
フィットだとガソリン満タンした後に、ケツの下からチャポンチャポン聴こえるガソリンの音でちょっとビビるくらいです(^.^;
それではクラッチを踏んで、ブルブル小刻みに震えるシフトレバーを1速に入れて、サイドブレーキを降ろし半クラを探りながら発進しま〜す♬
ブゥオォォォ〜〜…ン ガコン♪
ブゥオォォォオォォ〜…ン ガコン!
ンブゥオォォォオォォォォ…ン……
1速から3速までのシフトアップは、リズムを刻みながら自然な右肩上がりで加速を繋いでいけます。
各ギヤのレンジも近すぎず離れすぎず、自然なリズムでシフトチェンジを楽しめます。
1500ccの直噴エンジンの反応も、右足のペダル操作に対してあまり電子制御のちょっかいもなくとても良かったです。
パワー感は私のフィット(1500cc+5MT 車重1000kg 110馬力)が普通のハッピーターンだとしたら、このロードスターはパウダーMAX 250%のハッピーターンに例えられますね。
どちらも同じ1.5の4発なので回り方は一緒ですが、パンパンパンパンとシリンダーで燃焼したときのパワーが私のフィットよりロードスターの方がモリモリ来ます٩( 'ω' )و
気持ちよく3速までシフトアップしたら、左に90°弧を描くコーナーに進入します。
FRの乗り方…?
んなもん、グランツーリスモでしか知りませ〜ん。
普段通りFFのフィットに乗ってる感覚で、コーナー手前で減速してシューッとステアリングを左に回します。
…ウホッ( *¯ ꒳¯*)
右フロントのサスペンションが動く動く♡
前足と後ろ足が別々に働いてるのがモロに分かる〜
コレコレ〜!
この瞬間がFR!!! ブハァ〜(o゚▽゚)
コーナー1つ曲がるだけで絶頂に達するメデタイ男です(笑) ハイ。
正気を取り戻して、このロードスター S Special Packageの印象をレポートしますと、ネットの記事やインプレッションなどで散々言われていた通り、サスペンションは柔らかめでしたね。
例えるならグランツーリスモのアメリカで行われてるマッスルカー選手権に出てくるクルマみたいな柔らかさでした。
でもダブルウィッシュボーンのフロントサスって、上品に動きますよね〜♪
これだけでロードスター買う価値がありすわ(^ー^)
その後の試乗は主に街中だったため、40km/h〜50km/hくらいのペースで流してました。
セールスの方と私の2名乗車でエアコンも使っていた為、主に3速までしか使いませんでしたね。
スピードメーターには現在のシフト位置がデジタル表示されてましたが、3速で流しているとデジタル表示には「3→5」ってシフトアップを催促するような表示が出てました。
自分でギヤを選べれるからこそのマニュアルミッションなのに、軽トラのスピードメーターじゃあるまいし俺に指図するんじゃねぇよ…って思いましたが、とりあえず言われた通りに3→5にシフトアップすると、ンボェ〜〜…ってうなるような音を立てながらトルク感ゼロの感触になっちゃいましたね(^.^;
試乗もあっという間に終わりを迎え、ディーラーの出入口に差し掛かった時にアクセル煽ってシフトダウンすると、ア゛ァァ〜〜ン!ってまた脳内から汁が出そうな音を立ててエンジンブレーキを効かせてくれました。タマラン♡
「そこに止めて下さい」って言われ、ロードスターを斜めに振った後、バックに入れたつもりが6速に入ってたのは私のお約束です(爆)
こうして、私の人生初ロードスタードライブは終わりました。
ロードスターから降りた後は、全国のロードスター乗りの方に嫉妬するくらい、ロードスターにズッキュンズッキュン♡でしたね(。*ω*。)
ロードスターに乗るまでは、フィットの次のクルマは86が大本命に来てましたが、実用性を度外視すると正直86よりロードスターの方がドライビングプレジャーがありましたね☆
ドライビングプレジャーという点では、ホンダにはS660という最強のニュータイプ専用機がありますけど、ここで86vsロードスターvsS660の議論を膨らませる前にもう1台乗らなければならないマシンがありました。
ロードスターRFです!
1500ccのソフトトップモデルに試乗して、その感覚が尻に残っているうちに2000ccのリトラクタブルハードトップを味わってみようという魂胆です(*´∨`*)
この試乗車のグレードはRSの6速マニュアルミッション。
ビルシュタイン社製ダンパーが入った最上級グレードになります。
さらにこの試乗車にはメーカーオプションのブレンボ社製対向4ポッドのブレーキと、BBS社製の17インチ鍛造アルミホイールが装着されていました。
ちなみにセットオプションで税込324000円です(爆)
金額を合計すると最初に試乗したソフトトップモデルとN-BOXが買えるくらいになりますが、1500ccのソフトトップと比べて100kg弱ほど重いボディと27馬力アップされた2000ccエンジンの組み合わせで、一体どんな味付けのロードスターになっているのか…!
2000ccのロードスターRFに乗ることで逆に1500ccのソフトトップの魅力に気付くことができるだろうと思いながら、昆虫ゼリーに吸い付く夏の虫のようにスーッとロードスターRFのコクピットに座りました( ˘ ³˘)♡
クラッチ踏んで1速に入れて、サイドブレーキを降ろして半クラで店の駐車場の中をソロソロ〜っと動かしてみても、先ほど乗ったばかりの1500ccのソフトトップとそんなに変わりはありません。
ところが、そのままディーラーを左折で出て、前の車に追いつくまで加速してみると笑えるくらい速いのなんのwww
パワー感は私のフィットが素のハッピーターンで1500ccのソフトトップがパウダーMAX 250%のハッピーターンだとしたら、この2000ccのロードスターRFはプリングルスのサワークリームオニオンを5枚ほど一気に掴んで口の中に押し込んだようなパンチ力でした♡
後からカタログを見て気づいたんですが、1500ccも2000ccも6速マニュアルのギヤ比は一緒だったんですね。
こうして乗り比べてみると、このギヤ比は2000ccにピッタリ合っているように思いました。
だから最初1500ccに乗った時に、私の本能でシフトアップを3速あたりで止めていたんでしょうね。
86もこのロードスターRFと同じ2000ccの自然吸気エンジンですし、数字の上では86の方が約50馬力近くパワーがありますが、正直言って…86と同じくらいのパワー感がありました。
いや、少し86よりパワー感は上かも…
もうこのロードスターRFは冠の「ロードスター」という文字を取っぱらった方がいいかもしれません。
「ロードスター」という冠があるから屋根の開閉機構が付いてしまい、2000ccという排気量と1100kgの車重というだけで、ライトウェイトスポーツカーなのか否なのかあちこちで議論が始まってしまう…
ボディも脚もエンジンもとても素晴らしいので、電動リトラクタブルハードトップ機構をオミットすれば、今よりさらに車重が軽くなり車両価格も安くなるでしょう。
そして、新たな車名は…「サバンナ」でお願いします(爆)
…話が脱線しました(^.^;
試乗に戻ります。
私がウヒョヒョ♬.*゚ウヒョヒョ⁽⁽٩( ᐖ )۶⁾⁾と絶頂を迎えながらロードスターRFを楽しんでいるうちに、あっという間に試乗コースは半分を過ぎ、セールスの方が「次の交差点でUターンして下さい。」って言ってきました。
…Uターン?
トルグセンシング式スーパーLSDが入ったFRで180°ターン…♡
ウヒョォォーーー!(*´∇`*)ノ
デフバキバキ言わせながら高橋レーシング並みのアクションが出来るわぁ〜♪♬
右ウインカー点けながら直進車の切れ目を待ち、気持ちを落ち着かせながらステアリングを右に切ってクラッチをリリースします!
ンフゥワアァァァァア゛ァアァァーー!
(→2速!)
…ブゥワァァァア゛ァァァァァァーー!!
(→3速!)
ア゛ァァアァァァァァァーーーー!!!
…コレ、タマンネェ(((ο(*゚▽゚*)ο)))
LSDがもたらす縦方向の鋭い蹴りだし!
そんなにアクセルを踏んでないにもかかわらずレスポンスよくカチ回る2000ccのエンジン。
中毒性のある鬼加速は大排気量のエンジンを載せた車やハイパワーターボ車に任せればいいんです。
ロードスターRFの加速はとても繊細かつ上品で、マツダが繰り返し唱えるZoom-Zoom(心ときめくドライビング体験を提供する商品造り)が形となったようでした。
Zoom-Zoomなのはエンジンだけではありません(๑•̀∀- )و
この試乗車のグレード“RS”にだけ装備されたBILSTEIN社製のショックアブソーバーは、加速や減速といった動きでもボディを揺らすことなく乗り心地を引き締めてくれますし、Brembo社製のブレーキシステムはまるでセルシオのブレーキが入ってるんじゃないかと思わせるくらいガッチリしてました。
また、BBS社製のアルミホイールはステアリングを持つ私の手のひらに“BBS…、BBS……”って上質な感触を伝えてきます。
とはいえ、今回のロードスターRFの試乗車はメーカーオプションをプラスするとソーラーパネルが乗っかったプリウスPHVが買えるので、かなり度胸がいる買い物になります(^_^;)
86 vs S660 vs ロードスター ……
毎日妄想を膨らませながら、FFのフィットを転がしています(*^^*)
忙しい中相手してくれたマツダのセールスの方々、そして私が試乗してる間ディーラーのイスで留守番させてしまったみん友さん、ありがとうございました。