みなさんこんばんは
関東地方もいよいよ梅雨明けし、いよいよ夏本番です!
夏といえば・・・
夏祭り!
親子で夏祭りなんていい風景です^^
祭りに行くと子供は金魚すくい!(私だけかな(^▽^;)やりますよね。
しかし、金魚をすくってきたはいいもののすぐに死んでしまったという経験・・・
みなさんも?あると思います。
せっかく子供がすくってきた金魚、長生きさせたいというのはみなさん同じだと思います。
そこで今回は、私の趣味の一つでもあるアクアリウムで学んだこと(たいしたことは学んでいませんが^^;)を活かして、少しでも金魚が長生きできるような方法を書きたいと思います。
長文になるため読んでいただかなくても構いません(笑)
まず、家に帰ってきてすくってきた金魚を水の入った水槽などに入れると思います。
ここでよくやってしまうミス
①水道水をそのまま使ってしまう。
水道水には殺菌のため、塩素が含まれています。
この塩素が金魚たちには良くないのです。
ではどうするか?
市販されているハイポ(チオ硫酸ナトリウム)とよばれるカルキ抜きを買いましょう。
ハイポは塩素を除去する効果があります。
ホームセンターのペットコーナーでは必ずと言っていいほど置いてあります。
しかも値段は数百円~と格安です。
次にやってしまうミス
②金魚が入っている袋から一気に水槽に入れてしまう。
これは水槽に入っている水と袋に入っている水の温度や水質が異なるため、やってはいけない行為です。
ではどうするか?
金魚の入っている袋をそのまま水槽に浮かべましょう。
金魚の場合、時間は30分~40分くらいで大丈夫です。
いよいよ水槽に!入れたいのですが、もう少し我慢です。
水槽に入れる前に小さな容器(袋に入っている水で金魚が泳げるくらい)に入れます。
そして水槽の水をスポイトやゴムチューブ(無ければ紙コップなど)で水槽の水を少しずつ金魚の入っている容器に入れていきます。
2分で紙コップ1杯などと決め、この作業を数回行います。
この作業が終わったらゆっくりと水槽に入れてあげてください。(この行為を水合わせと言います)
水槽に魚を入れたら、
ろ過装置を入れましょう。
本当は金魚を入れる数週間前から水槽に水を入れ、ろ過装置を回しておくのですが、数週間前から金魚すくいをやる!と決めてる人はなかなかいないでしょう。
ここでの注意点として、ブクブクだけではダメです。
一般的に言うブクブクとはエアーストーンなどから空気が出ているだけで酸素供給はするものの、ろ過能力は無いです。
ここでチョット横道にそれますが、ろ過についてです。
ろ過には3種類あります。
1、物理ろ過・・・スポンジなどで、魚の出したフンや食べ残したエサを取る役割があります。
2、化学ろ過・・・活性炭やゼオライトで水の黄ばみなどを吸着します。
3、生物ろ過・・・この生物ろ過が3つの中でも重要だと思います!底に敷いた砂やろ過槽内のろ材に住み着いたバクテリアがアンモ ニアなどの魚にとって有害物質を分解して飼育に適した水にしてくれます。
私が重要だと思う生物ろ過について少し詳しく書きたいと思います。
魚は生きるためエサを食べます→エサを食べたらフンや尿、食べ残しが出ます→尿などには
アンモニア(NH₃かNH₄^+(猛毒))が含まれています。また、食べ残しが腐敗してもアンモニアが発生します→この猛毒なアンモニアを好気性バクテリア(ニトロソモナス)が分解してくれます→アンモニアを分解したら今度は
※1亜硝酸塩(NO₂)という物質になります(亜硝酸塩はアンモニアより低いですが、まだ毒性があります)→まだ毒性のある亜硝酸塩を好気性バクテリア(ニトロスピラ)が
※2硝酸塩(NO₃)に分解→硝酸塩は毒性は低いですが蓄積すると生態に悪影響を与えます→この硝酸塩を無害の窒素に分解するには嫌気性バクテリアの存在が必要になります。しかし水槽内での嫌気性バクテリアの分解は難しいです。なのでこの硝酸塩の除去という意味でも水換えが必要になります。
※1 2NH₃+3O₂→2HNO₂+2H₂O
水中ではH^+、NO₂^-に電離するため亜硝酸イオンという形です。
※2 2NO₂^- +O₂→2NO₃^-
NO₃^-なので硝酸イオンという形です。
この関係を図に書いてみました。
図から見て取れるように、ろ過装置をセットしてからバクテリアが増え、有害物質を分解して水質が安定するまでは時間がかかります。(約1ケ月ですが、金魚は丈夫なので、そこまで神経質にならなくても大丈夫です。)
急きょ飼育することになってしまった場合、バクテリアが繁殖していないので分解が追い付かず、猛毒であるアンモニアがどんどん増えていきます。
バクテリアがある程度増えるまでエサやりは控えましょう。
また、1週間に1度は水換えを行います。
分解できなかった硝酸塩や物理的なごみ(フンなど)を取り除くためです。
水換えの時にたまに見る光景として、金魚をバケツなどに移して水槽の水をすべて抜き、底に敷いてある砂やコケの掃除をした後、水槽に新しい水を入れる。という水換えの方法です。
この方法は生体にあまり好ましいとは言えません。
水が全て新しいものに変わってしまうからです。
水換えの際は、全体の水量の3分の1から3分の2程度を抜くようにします。(多くても全体の半分程度)
また、市販されているバクテリアを入れることによってより早く水が出来上がります。
そろそろ話を元に戻します。
ろ過装置ですが、いろいろな種類があります。
このろ過装置が良い!と一概には言えないのでここでの言及は控えておきます。
私のオススメはホームセンターなどで金魚飼育セットなどという名前で売られている60cm水槽でライトやろ過装置がセットになっているものです。
水槽やろ過装置などを一つずつそろえなくてもいいため、初心者にはオススメです。
ここまでダラダラと書いてきましたが、まとめです。
① 水道水をそのまま使わない。
② 水合わせは丁寧に。(金魚を水槽に入れる際は時間をかけて慎重に)
③ ろ過装置をセットする。(エアレーションのみは不可)
④ 水槽に入れた当日はエサを与えない
⑤ バクテリアが増えるまでエサやりは控える
⑥ 飼育水ができあがっても1週間に一度は3分の1から3分の2程度の水換えを行う
⑦ ろ過装置も定期的に掃除をする
これをすれば金魚も長生きしてくれるかもしれません!
最後まで読んでくれた方、ありがとうございます。
今回書いたことは100%正解ではありませんし、素人なので間違ったことを書いているかもしれません。私の見解や経験も多数含まれていますので、「こんなやり方があるのか」と軽く参考にする程度にしていただけると助かります(笑)
素人なので誤った部分などがありましたらご指摘ください。