味わい深い車でした - 911

過去所有

味わい深い車でした

giantc2
ポルシェ / 911
930 カレラ (1987年)
- レビュー日：2017年4月9日
- 乗車人数：２人
- 使用目的：レジャー

おすすめ度： 4

デザイン：無
走行性能：無
乗り心地：無
積載性：無
燃費：無
価格：無

満足している点: バイクにも似た爽快感があり、走ることそのものが楽しかったです。
非常にレスポンスの良い空冷フラットシックスは、DOHCをしのぐ高回転域の盛り上がりを見せ、アイドリングスタートも簡単なトルクもありました。

エンジンが主役の車です。
不満な点: 残念だったのはエアコンの効きくらいでした。
毎年ガス補充が必要なうえ、調子が良くても真夏の渋滞では外よりましでしたが汗が出てきました。
総評: とにかく個性的で楽しい車でした。

AMGであっても実用車であるベンツとは対極をなすドイツ車でしょう。
ABSやエアバッグも無い時代で電子制御化はごくわずか。そういう意味ではトラブルも少なく、意外なほど手がかかりませんでした。
数多い車歴の中で最も印象に残る車でした。

経済的な余裕さえあれば今でも笑顔で乗っていたことでしょう。

走行性能: 無評価; DIN 231ps（89年式ヨーロッパ並行）ですので現在のレベルでは知れていますが、1.3ｔ弱のボディーには十分なパワーでその前に乗ってたFD3Sより体感的には速かったです。
アクセルペダルとリンクした硬質な加速感が魅力でした。
重ステゆえコーナリングが続くと大変ですが、そのダイレクト感は他の車では得られませんでした。
鋭いピックアップとちょっと変わったペダル配置のため、ギヤチェンジには神経を使いましたが、それも楽しみの一つ。

普段は家内が買い物に使っていましたが、「やっぱりポルシェ君は気持ちがいい！」と毎度のように口にしました。
乗り心地: 無評価; 購入時はショックがヘタリ気味だったので加速時にはかなりリヤが沈み込んでフワつきましたが、ビルのクラブスポーツに換えたらちょっと硬過ぎ？と思えるほどガッチリしました。
コーナリングは楽しめましたが長距離は疲れました。
積載性: 無評価; そんなもの期待する車ではありませんが、一人ならゴルフにも出かけました。
燃費: 無評価; やはりチョイノリでは大食いでしたが、長距離なら意外なほど少食で、高速で飛ばしても10キロ前後は走り、おとなしく走れば12キロ以上でした。
85Lも入るので1タンク800キロは走れました。
FC3S、FD3Sよりは確実に良かったです。
故障経験: エアコンガス漏れ以外はオイルホースやプレッシャーセンサーからのオイル漏れが1回ずつ、原因不明のヘッドライト球切れ1回と10年以上で数えるほどしかなく、いたって快調でした。