アイドリング調整

RB20エンジンは冷間時にエアレギュレーターで回転数を上げていますが、RB25はサーモワックスでファーストアイドル調整を行います。温度が上がるとスロットルバルブがとじるので、回転数を上げるにはスクリューを左に回します。

ベースアイドルはTAS（スロットルアジャストスクリュー）で調整します。このスクリューがスロットルボディーの裏からアプローチするような位置についており、調整が大変です。TASでスロットルバルブを開け、ベースアイドルを上げると、AACを通るエアを増やすより、クラッチを切った時の回転数の落ち込みが減ります。RB20のノーマルだと600回転くらい、私のエンジンでは800くらいでしょうか。AACのカプラを外し（全閉）、AACのスクリューを全閉から左に2回半緩め、TASで調整します。

ベースアイドルが決まったら、カプラをはめると、ECUでセッティングされた回転数まで上がります。そこからさらに上げたい回転数までスクリューを左に回し、最終的なアイドル回転数を決めます。

以上が基本ですが、私の場合、アイドリングはノーマルの回転数で制御されていますので、アイドリングを1000回転で調整してもECUは700回転を目指し、AACは常に全閉、コントロールは難しいです。