ぐしゃＭＩＮＩ思い出～2台目の車

最初に乗ったのが先に挙げたとおり、ユーノスロードスター。
90000キロくらいで捨ててしまった理由のもうひとつが
「ＭＩＮＩに乗りたい」
ということでした。未だ旧車に対して
「何とかなるや」
と言う感覚で接することが出来なかった頃でしたから、
「ディーラーで買わなきゃ。」
と言う気持ちで近所のＲＯＶＥＲへ。聞くと94年式1.3Ｉクーパーの良い出物が有る。とのこと。105万円と言うプライスの付いた黒のクーパー。ホコリをかぶってて良い印象が有りませんでしたが当時としてはとても安いプライスでしたしディーラーで買うんだし、とちょこっとエンジンを掛けてもらっただけで即決。納車は1ヶ月後だってずいぶんかかるんだなあ。それと、105万がなんだかんだで乗り出しが125万になってる。
「外車だしディーラーだしこんな物かなあ？まあ、ローンだしいいかあ。」
首が伸びてちょうちょ結びでも出来そうなくらいにようやく納車。綺麗に磨かれた車は黒と言う色のせいか高級感も有り、小雨降る夜の納車だったので試運転は翌日にして、うきうきしながら眠りについたのでした。
一夜明け、朝仕事前にひとっ走り。（5時ごろ）初めからＲＳＲなんて言うヤル気の有るセンター出しのマフラーだったので早朝に申し訳ないような音を出しびくびく車を駐車場から暖気もせず走らせました。楽しく走ること1週間。或る時、急にブレーキが利かないとととっ！ペダルを2回3回位踏んだときようやく思い出したように効いてくれました。これはっっと早速ディーラーへ。
「ブレーキが利かなくなった。2.3回ポンピングすれば急に制動がかかるんだけど。」
と営業に言うと、
「これ中古車ですよね。エンジン以外の保障は出来ないんですが。」
「えーっ！ディーラーでしょ！そんな保障の仕方でまかり通るわけないでしょ。」
「そういわれましても、うちはこれでやっておりますから」
「ありえない。ローバージャパンに電話して確認する。」
というといきなり上司が出てきて、
「わかりました、ただ他のお客様にはそこまでの保障をしていないので他言無用としていただけるなら保障範囲に修理します。」
理屈は通らないが私も自分さえ良ければいいので承諾。どうやら各営業所（ＲＪ直営ではない）の裁量で勝手に保障範囲を決めているようです。
ブレーキは結局倍圧装置をそっくり交換ということで直ってきました。またしばらくは楽しいＭＩＮＩライフを楽しんでいて、有るとき中央道を仕事で走ることがあって、初めてのＭＩＮＩでの高速体験をしました。そこでブレーキをかけると左にハンドルが取られることが判明。最寄のＰＡでよく見てみると、明らかに左のヘッドランプが中央よりを向いておる。後に分かることだが、オルタネーターのブラッケットにひびが入っていて手で折れた。
アライメント調整でも完全には直らないようです。
いろいろあって事故車ということまで判明したＭＩＮＩでしたが、購入から2.3ヶ月たったころでしょうか？
交差点でこちらが優先道路、夕方の日も完全に落ちた頃でした、
「ガシャン、ドーン。」
左からガシャーン右からドーンです。左にはインスパイヤー黒が一時停止無視ノーブレーキで突っ込んできて助手席ドアにガシャーン、そのまま押されて、右の運転席側はカーブミラーにドーン。です。ＭＩＮＩは写真のようにぐしゃぐしゃ。しかしインスパイヤーはバンパーが取れたくらいで自走できそうなくらいです。
当然ＭＩＮＩは廃車。保障が8：2なんていうので、ごねて9：1までにして、なおかつ購入金額に細工をしてじっしつ10：0で次の車の購入資金に。