2月23日から29日まで、松屋銀座で開催されていた、世界の中古カメラ市。会社帰りに2回ほど寄ってみましたが、8割はライカ、ハッセルのブランドカメラ。値付けも銀座価格といったところです。
とある出店ブースのワゴンで発見したのが、フォクトレンダーのVF101という135フィルムのコンパクトカメラ。
COLOR-SKOPAR 2.8/40の文字に釘付け、露出計不良のジャンク扱いでしたが、程度はまずまずなのでサルベージしてみました。
ツァイス・イコンのS312(1972年頃発売)のコピーモデルでローライ・シンガポールが1974年頃に出したものらしいです。アグファにも兄弟機があり、会場の別の店で売られていました。(機種名は失念)
ちなみにローライ35Tと並べるとこんな感じです。
三脚ネジの部分をまわすと電池ホルダーになっていて、フィルム巻き取り軸の中に入るようになっています。電池は当時の定番、水銀電池。4個を直並列にして、3Vで容量をかせいでいます。LR44で代用、厚みの足りない部分はゼムクリップを切って挿入。とりあえず受光関連の回路は死んでいないようです。シャッター速度も露出に応じて変化するようなので撮影可能なようです。
底板の中央のレバーを引き起こして90°ひねると一体化した底板と裏板が外れます。
パトローネの軸の巻き戻し機構が凝った設計になっています。普通だと巻き戻しのクランク軸に、パトローネの軸と噛むような突起がついているのですが、このカメラにはそれがなく、巻き戻しクランクをまわすと小さい板バネが軸を締め上げて巻き戻すようになっています。
さっそく試し撮り、デジタル化はフジカラーの現像時CD化サービスを利用
さすがフィルム、なかなか面白く撮れました。
Posted at 2012/03/06 01:49:44 | |
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フィルムカメラ | 日記