一応、私自身、品質保証の仕事もやっているので、その担当者から見た内容です。
トヨタのページにある記者会見も見ましたが、この日数が経ったにも拘らず、結果的に国土交通省に提出した内容以上の事は触れていません。
「各部門の連絡を取りながら品質の向上を図る」と言う言葉に留まっています。
品質保証という所が考える品質と言うのは、基準があり、その基準に合致しているかどうかと言うことです。
今回のサーフの問題で発生した内容は、担当役員も含めて、その基準が低くても良いとされていた事が問題になるのです。
つまり、品質基準の基準と判断の厳格化を行なわなければならないと言うのが必要な話であるにも拘らず、その部分には一切触れない内容になっているどころか、[
その基準で良いのだ]と国土交通省への回答を行って居るのです。
なんとも御粗末な話です。
記者会見の中でも、トヨタは組み立てメーカーに徹する様な内容もされており、そのうち、クレームに関しては部品メーカーの責任で、うちは組立てただけだと言いそうな内容になっているのが大変残念です。
だんだんグローバルな会社のやり方に近くなっていますね。
シンドラーのやり方に似て来ている感じがします。
まぁ、トヨタの会長は国内の景気回復していると言っていながら、国内の販売台数が大きく落ち込んでいると言うのは見ない方ですので、仕方の無い話なのかもしれません。
(国内のトヨタ販売会社が販売を落としていても、トヨタ本体ではないから関係ないと言う感覚なのでしょうね・・・)
昔は好きだったメーカーだけに、大変残念な話です。
Posted at 2006/07/22 00:03:59 | |
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