4Dimensionのブログ一覧

個人的にサーキット系が好きなので、
チューニングパーツ類の他のみんカラさんのブログや整備手帳・パーツレビューを読ませてもらうと、
ほにゃらら付けて速くなった・動きが変わった。
（プラシーボ効果込み）
といった感覚的な...つまり付けてよかった、
楽しかった的なモノの一方、
データ等、客観的な事実・事象の積み重ねで、
論理的に検証しているモノと、大きく二分されているなぁ...と感じました。

自分はドイツ系の某部品メーカーに勤めてますので、
仕事柄、CAD（設計ソフト）と解析ソフトを使うと、
例えばタワーバー一つとっても、動解析・構造解析するだけで、
おおよその効果とそれに対するボディの攻撃性なんかも分かります。
エアクリーナーのダクトも流動解析すれば、
今現存の製品の差も容易に結果がでます。

そして、そのシミュレーション結果の再現性は今はものすごく高いです。

でも、これはあくまで仕事なので、
この分野をこの場所に持ち込みたくはないなぁと思ってます。

だってねぇ、おもしろくないじゃん。理系はつまらんです。
自分の持ってるささやかな知識ひけらかして公開オナニーしたって、
それは単なる裸の王様ですから。もっと上には上がいます。

そんなことより、自分であれやこれやDIYしたり、
仲間内とわいわいやりながら取り付けたりして、
自己満足込みで、いいじゃん！カッコいいじゃん！って方が楽しいと思ってます。
サーキットもオレは30万の車高調入れたから２秒アップだぜ！
で、いいと思います。（ホントは４秒アップのポテンシャルがあったとしても）

実際のところ、タイヤとブレーキだけ変えて、
そのクルマのチューニングパーツ代全額サーキットで走り込んだ方が、
腕もタイムも上がりますよね。

それは分かっているんだけど、何か付けたい。
そんな衝動との戦いでもあります。
やっぱり見た目も大事じゃん、雰囲気とか。


あ、でも、エンジンやボディの寿命を縮めても、
本気でそのクルマの限界まで高めたい方は別ですよ。
そんな時はこのシミュレーション技術は有効です。

ブレーキ一つとっても、今はABS.EPSやらなんやで、多くの制御が入ってます。
これからはパッドとか単品での話ではなくて、
ブレーキまわり一式のモジュールでのチューニングに変わっていくと思います。
つまり、機械的な油圧は姿を消して、4輪別々の制御になって、
バイワイヤでECU一元管理でしょう。

今後数年くらいまでが、
比較的自分で自由にイジれる最後の世代のクルマになりそうな気が...

先週末、よーやく
ビルシュタイン+ブレーキパッド+タイヤ
のテスト走行ができました。

人里離れた山奥でしたが、
往路：SW20 MR2、SWIFT Sports
復路：R32 GT-R、GDB インプレッサ、R34クーペ
のみなさまとご一緒できて楽しかったです。

他にも、こんなにいるの？ってくらい、
当日はたくさんの方々がいらっしゃって、
もう全て国産スポーツ系。かなり場違いな感じも（苦笑）
見た限り欧州車は他に１台もいませんでした。

自分も国産スポーツ系のクルマばかり乗っていた頃は、
ワーゲン？ファミリーカーでしょ？くらいの知識がなかったので、
バックタービン鳴らして走るファミリーカー？に対する
みなさまのヘンな視線が妙に快感だったりも（笑）

ビルシュタインのおかげで、コーナーはスムーズに。
ZONEのブレーキパッドで突っ込みも安心。
PINSOのタイヤは、なかなかやってくれました。

前回、インプレッサに手も足もでなかったノーマルの時に比べて、
ずいぶん、楽しい仕様になりました。

サーキットでない限り、
パワー的にも230ps前後が山道だとバランスがちょうど良さそうです。

2速・3速 4000～6000rpm常用、連続15分程度走行で、
水温85℃一定（GTI ピレリサーモ使用）、油温90～95℃
数度、連続走行しても状態変わらずです。
外気温28℃でこれなら全く問題ナシですね。



いちお、ゴルフの乗りのはしくれとして、
みなさまと同程度のペースで安心して走れるようになりました。
（ぶっちぎりで速い人除く）