滲み漏れ対処 #1/2
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
出血してます
鮮やかな赤色です
(ガソリンが蒸発した後の残留物です)
とある英国車の
止血について
作業の様子です
SLKに乗っていないので、ネタが
こんなモノ しかない? (^_^;
2
出血の原因は
「コレ」 です (拡大・画像)
なだらかなクレーター……
直径15mm程の妙な凹みです
溶接補修跡の凹みに見えます
( 溶接ビードの上部を研削除去し、補修の
跡を目立たなくした状態に見えます )
部位は、燃料タンク(アルミ製)の底です
3
UT・超音波探傷検査機材
なんて、持ちませんので ……
光の加減と方向を工夫して
クラック(割れ)の状態を
更に時間を掛けて確認してみると……
「二番の割れ」が見つかりました!
「二番の割れ」は、溶接の直後~経時後に
溶接不良で発生する溶接特有のクラックで
独特の位置と形状で割れが現れます
このクレーターは、やはり溶接補修跡!
と、独断判定です
画像からは、クラックからガソリンの
「にじみ漏れ」が観察できます
4
補修材料です
ネットで探してみると
「耐ガソリン・エポキシ」という
便利な接着剤が有りました
右は、0.5mm厚のアルミ板材から切り出した
パッチ(DIY)です、補修部の強度確保と
見栄えと補強を兼ねて、貼り付けます
5
燃料タンクは満タンの状態です、ガソリンを
空にする手間は省き、強行突破です
クラック部分からは、微少ですが
ガソリンが「にじみ出ている」状態のまま
漏れ止めの補修作業です ……
このエポキシは、混錬後4分で硬化開始
なので作業時間に、要・注意です
①混錬後、2~3分程経過、硬化し始めの
手前の状態で塗布
②更に2分程経過した時点で、塗布したエポキシ
部分を、直接、指で強く押し付ける作業を
繰り返す内に、かなり硬化します
③30分程経過した時点で、ガソリンが
「にじみ出ていない」事、漏れ途絶を確認
6
パッチ貼り付け部の表面をサンドペーパーで
荒らして接着性を高める処理です
接着面の脱脂も大切……
シリコンオフやアルコール等でシッカリと
それにしても、応力の掛かる部位では無いし
また、当てたり叩いたりの傷も無し
溶接入熱時の歪み(残留応力)が?
経年の走行時の振動等と共に、クラックを
発症、拡大させたのか?な? 謎
7
アルミ・パッチ……
縁をペンチ等で曲げ、皿形状にし
内部表面をサンドペーパーで荒らしてます。
にじみ漏れの恒久的防止のため
エポキシの肉厚を均一に確保し
補修部の強度維持と、見栄えも整える
ためのパッチです
8
エポキシは、
①タンク側には薄く塗布し
②パッチ側には皿部を満たすように
タップリと塗り付け
③混錬後、2分ほどして、貼り付けます
④その後、位置ズレが生じないように
固着するまで、3~4分程、パッチを
指で押さえ・保持・固定します
● 滲み漏れ対処 #2/2 へ続く
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