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2016年10月24日 イイね!

福島の人々にありもしない放射能問題をぶつける活動家たち

福島の人々にありもしない放射能問題をぶつける活動家たち今年も福島産コシヒカリの新米が届いた。
毎月買うので新米は既に2回目だがw

福島産の米をずっと買い続けていることは前にも書いたが、普通の電気釜で普通に炊いて、冷や飯でもうまい極上の米である。
にもかかわらず、安いんだな。

農家から直接発送も安価の理由であるだろうが、根強く残る風評被害が影響しているとすれば気の毒な話だ。



福島にはあと一万年人が立ち入ることは出来ない。

反原発派の理論はこうだ。
しかし、何を根拠にそういうのだろうか。

福島の被ばく報道はデマだらけ
iRONNA福島の被ばく報道はデマだらけ

iRONNA福島の人々にありもしない放射能問題をぶつける活動家たち
大江紀洋(Wedge編集部)

「若者を殺して賠償を減らす殺人行為」
「直ちにやめろ。殺す気か!」
「こんな企画をするなんて悪魔のよう」
「美談にすり替えた子どもへの虐待」……

 10月10日に行われた「みんなでやっぺ!! きれいな6国(ろっこく)」。福島県の沿岸部、浜通り地区を縦断する国道6号のゴミを拾おうという清掃活動だ。地元を中心に中高生200人を含む1440人ものボランティアが集った。

みんなでやっぺ!! きれいな6国 当日、あちこちで見られた清々しい笑顔の裏側で、主催者事務局を務めたNPO法人ハッピーロードネットには冒頭のような言葉が寄せられていた。理事長の西本由美子さんは、2011年のうちにいち早く広野町の自宅に戻り、浜通りの復興に心血を注いできた人物である。苦情FAXの束を記者に見せた西本さんの表情は、いつもの活力に満ちたそれとは全く違っていた。

抗議のロジックはこうだ。

「国道6号は車外に出ることが禁じられているほど高線量で、放射線の影響を受けやすい子どもは危険」

「既に小児甲状腺がんがたくさん発生しているのに、掃除で土ぼこりを吸い込めばさらに内部被ばくする」

 国道6号が通るいわき、広野、楢葉、南相馬、相馬、新地には現に人が住んでいる。我が町の我が道のゴミを拾う事がなぜいけないのか。車外に出ることが禁じられているのは確かに高線量地点があるからだが、それは帰還困難区域の話。避難指示が残る浪江と富岡は大人たちで掃除することは情報開示されていた。多くの子どもたちにとって国道6号は通学路でもある。

>>特定非営利法人ハッピーロードネット
 結果を先に示そう。主催者によればボランティアが身につけた30個ほどの線量計は、全て3時間ほどの清掃活動の積算値で1マイクロシーベルト(μSv)未満だった。記者も線量計を持って同行したが、示す値は大抵毎時0.1~0.3マイクロシーベルトで、たまに0.5がある程度。時々わざと道端の茂みに入ってみたが、最高は瞬間値で毎時1マイクロシーベルトだった。3時間の積算値が1マイクロシーベルトに満たないという測定結果は、記者の線量計の測定値とも符合している。

原発事故によって追加される被ばく線量は年間1ミリシーベルト(mSv=1000マイクロシーベルト)以下とするというのが国の掲げる長期的な目標だが、今回の被ばく量はその1000分の1にも満たない量だったということである。

 これがどの程度の値なのか、福島県外の人にはピンと来ないかもしれないが、不幸なことにおそらく放射線量に世界で最も詳しくなっている浜通りの人たちは、0.23マイクロシーベルトを基準に考える。

 住んでいる地域の空間線量が毎時0.23マイクロシーベルト以下であれば、原発事故によって追加される被ばく線量が年間1ミリシーベルトに収まるというのが、国が示した換算式だからだ。

※詳しく説明すると、0.23から自然放射線0.04を除いた0.19マイクロシーベルトを基に、1日のうち8時間が屋外で16時間が屋内で暮らすと仮定し、さらに屋内は遮蔽効果で屋外の4割の被ばくで済むと考えて、0.19μSv×(8+16×0.4)×365=998.64μSv≒1mSv)

 同じように考えて、除染目標も毎時0.23マイクロシーベルトとなっている。だから、3時間の積算が1マイクロシーベルト未満(つまり毎時0.33マイクロシーベルト未満)という値なら、地元の人のほとんどは心配しない。

それでも「ゼロ」でないと心配だ! そんな方は、震災前の日本各地の自然放射線量のばらつきを示した図を見ていただきたい。もともと年間1ミリシーベルトに近い、赤色のエリアは結構存在する。有馬温泉などラドンの温泉は放射線が出ているので、細かく見ていけばもっと放射線量の高いところはたくさんある。

原発事故後5年が経過し、多くの実測データも集まっている。各市町村がガラスバッジ(個人線量計)を配布し、個人ごとの被ばく量を調査しているが、この個人線量実績値がほとんどの場合、空間線量から想定されていた被ばく量を下回っていることも分かってきている(1日のうち8時間が屋外で16時間が屋内、さらに屋内は遮蔽効果で屋外の4割の被ばくという仮定が厳しすぎたということ)。

 例えば、南相馬市の結果をみると、配布後は約9割が年間1ミリシーベルト以内に収まっている。ガラスバッジ配布前の初期被ばくの推定結果も99%が累積2ミリシーベルト以内である。また、屋外クラブ活動への参加、通学時間といった屋外活動に関連する生活様式は、被ばく量と有意な関係は認められないことも分かってきている。

 つまり、そもそも、避難指示が出ているエリアを除いた、人々が生活している地域において、福島の外部被ばくは全く問題になるような値ではないのだ。だから国道の清掃活動をすることにも、地元の人は多くが抵抗を感じない。
「Babyscan」で多くの福島の子供たちの内部被ばくを検査した坪倉正治医師(Wedge)
 いやいや土ぼこりによる内部被ばくが心配だという人々には、10月9日に発表されたある喜ばしい事実を挙げておきたい。事故後、世界にない小児用のホールボディカウンターをメーカーに開発させて、徹底的に福島の人々の内部被ばくを検査してきた研究者グループによるものだ。

「福島第一原発事故後、Babyscanを用いた内部被ばく検査では2707名の小児、乳幼児全員から放射性セシウムは検出されず」(東京大学大学院の早野龍五教授、南相馬市立総合病院の坪倉正治医師(※写真)ら)。この論文タイトルが内部被ばくの実態を端的に言い表している。ちなみにBabyscanの検出限界は全身で50ベクレルという恐るべき低さである(1ミリシーベルトの内部被ばくのためには万ベクレル単位のセシウムの摂取が必要)。

■放射線管理区域のトリック

しかし、国道6号清掃活動をとりあげた週刊誌の記事タイトルはこうなっていた。

「子どもがセシウムを吸い込む“被ばくイベント”が福島で決行された」(光文社「女性自身」10月27日発売号)

「放射能に汚された福島“6国”清掃活動は美談でいいのか」(集英社のウェブサイト「週プレNEWS」)

 こんな記事を見た地元の人々のショックの大きさを、外部被ばくと内部被ばくの実態を知った賢明な読者の皆さんなら、理解することができるだろう。

 タイトルに問題はないのだろうか。弁護士に聞いてみるとこんな解説が返ってきた。「どんなに小さな量でも、このイベントでちょっとは追加的にセシウムを吸い込んだり、被ばくしたりしたでしょうからねえ……、被ばくイベントという表現は間違いとはいえないですよね……。原発事故によって、放射能に汚されたというのも事実ですし……」。
裁判とはそんなものと言うべきか、編集部もそこは弁えていると言うべきか。事は裁判に勝てるかどうかという詮ない話ではなく、「integrity(品格)の問題である」(澤昭裕・国際環境経済研究所所長)。

 両記事が依拠する理屈は、原発事故で売れっ子になった元・京大原子炉実験所助教の小出裕章氏らがいつも持ち出す「放射線管理区域」のロジックだ。

 週プレ流に言うと「放射線管理区域の基準は1平方メートルあたり4万ベクレルだから、それ以上の汚染土壌がある場所には、放射線管理区域と同じように一般人が立ち入ってはいけない」となる。

 法令では、原発作業員や放射線技師など、仕事で追加的に受ける放射線量を「5年で100ミリシーベルト」という線量制限に収めるために、放射性物質を扱う人と場所と扱い方に制限がかけられている。放射性物質等を扱う場所を限定するために定められた区域を放射線管理区域という。

 「1平方メートルあたり4万ベクレルというのは管理区域を設定する際の基準であって、極めて安全サイドのシナリオに基づいて定められたもの。その数字を安全と危険の境目のごとく言うのは誤りで、誤解を引き起こすトリックだ」(放射線安全の専門家、多田順一郎・NPO法人放射線安全フォーラム理事)。

女性自身と週プレの記事には、東京から駆けつけた「ふくいち周辺環境放射線モニタリングプロジェクト」なる団体のメンバーが登場する。

 お揃いの蛍光色チョッキを身に付けた彼らは、線量計が先についた長い棒を金属探知機のように扱いながら、ボランティアの脇を歩いていた。その線量計が指し示した最高値は毎時1.3マイクロシーベルト。最高値といっても、ゴミ広いだからずっとその場所で暮らすわけではない。仮に10秒そこにいるとすれば、1.3÷3600×10で、たった0.004マイクロシーベルト追加的に被ばくすることになる。これがどの程度の値かはもう説明する必要はないだろう。

毎時1マイクロシーベルトを超えた! 離れて!!」わざわざ東京から駆けつけて、そう中高生に声かけする「ふくいち周辺環境放射線モニタリングプロジェクト」のメンバーの様子は熱心にも映る。N95マスク

しかし、記者は、空き時間にタバコを吸い、N95マスクと口元の間がきちんと塞がっていない彼らの姿を目撃してしまった。これは、発がんリスクを真面目に考えている人たちの行動とはとても言えないだろう。

 低線量被ばく問題は難しい。福島の被ばく量が先述の通り小さかったとしても、数十年後の晩発性障害を現時点で完全に言い切ることはできない。科学者たちは誠実であればある程、確たること以外は語りたがらず、「言い切ることはできない」「今のところはわからない」という言いぶりになる。

 そして、その不確実性を悪用して、自らの反原発イデオロギーを補強する専門家も存在する。専門家であれば、親・原発だろうが反・原発だろうが、原発へのスタンスとは切り分けて、福島の被ばくの現実に向き合った発言をしてほしいものだが、世にいろいろな人がいるのと同じで、専門家にもいろいろな人がいる。彼らの言葉をうまくつなぎ合わせれば、いわゆる「エセ科学記事」はいくらでも作れてしまう。

 これが「エセ科学記事」がはびこる温床なのだが、まともな科学者の間で一定の相場観は共有されている。記者は科学者ではないからその相場観を書いておきたい。

――福島の被ばくはチェルノブイリに比べケタ違いに小さい。とくに内部被ばくはあったとしてもごくわずかでゼロに近い。将来、事故由来の晩発性障害が起きる可能性はかなり低い。放射線を気にするなら交通事故から生活習慣病まで、もっと気をつけるべきリスクが山ほどある。福島は「避難が足りない」のではなく「避難させすぎた」。だから、老人ホームなどで1000人を超す関連死を出してしまった――

 本来、いまの福島について語らなければいけないことは放射能ではない。避難による故郷の喪失や賠償金の多寡による軋轢。分断されたコミュニティの再生という問題である

 国道6号の脇によく落ちているゴミで目立つのは、尿が入ったペットボトルや、便入りのビニール袋だという。国道6号は住民たちが行き交うかつての姿はなく、原発廃炉や除染の作業に従事するダンプカーだらけになっている。トイレで下りるのが面倒な運転手たちがそういったゴミを捨てていくのだろうか。住民の多くが避難したまま帰還せず、廃炉や除染の作業員ばかりが目立つ故郷の姿に、どれだけ地元の人々が悩んでいることか。そして、そんな浜通り地区に、外野からありもしない放射能問題をぶつける活動家たちは本当にズレている。

デマは排除できないが、偏見をもたらし、人々を傷つける。迂遠な取り組みかもしれないが、デマに騙されないリテラシーを多くの人が身につけるしか悪意ある活動家に対抗する術はない。

まぁ、アレだ。

反原発の活動家としては、福島周辺の放射線量があまりにも低いので、ひとたび原発事故が起きればこの世の終わりのような大惨事となるというロジックが破たんすることを恐れているのだ。

放射線医学の専門家大阪大学名誉教授中村仁信氏の意見もある。
>>みんカラ強制的避難は不要だった~無駄な除染は即刻中止を

原発というのは科学技術の結晶である。
反原発派の理論は、日本国が原発等の高度なプラントを保有していることが都合が悪いのであろう。
結局、日本が国力を持つことを否定する反日活動に他ならない。

国際基準では、年間20mシーベルト以下で問題がないと言われている。何故、日本は1mシーベルト以下にこだわるのか。あまりにも非科学的過ぎやしないだろうか。

つづく


No.360
Posted at 2016/10/24 01:11:33 | コメント(2) | トラックバック(0) | 原発 | ニュース

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「最近とみにセルモーターの音が弱くなってきた。エンジン掛かるまでの時間は今までと変わらず問題なさそうだけど、壊れる前兆っぽい感じでちょっと不安だ。

写真は今年3月22日、区役所駐車場にて。本文とは無関係ですw」
何シテル?   10/26 01:21
Thomas_です。(使用済みのようでお尻に_をつけました) 一般的には下品と思しきメッキ武装が一番格好イイという固定観念のオサーンですw 大和民族...
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