いよいよ待ちに待った「カートランド四国シリーズ」が開幕致しました~
今年は例年に比べ少し遅い幕開けとなり・・考えて見ると、かれこれ、もう・・
レースから5か月位は離れていたことになるのですね(汗)
少し前にもこのブログで書いたように、特に今回の開幕戦は僕にとってまた「新たな挑戦」となります。
知っての通り、突然の身に起こった不幸からフレームが昨年の「イントレピッドクルーザー」から格安フレーム「イントレピッドMT01」へとなり、エンジンが「まっちゃん」の好意で貸して貰っていた物が「自家製!?エンジン」と変更なりポテンシャル的に全くの白紙の状態での参戦。
題して「貧乏カーターの星!」プロジェクト!?なんちって(汗)
とにかく昨年から引き継いだ物が一切ない状態での参戦となります。
そんな中、今回は「アイランドシリーズ第2戦」ということで追い打ちを掛けるかのように各県から沢山のツワモノがKTクラスにエントリー。
高知からは、お馴染み元KF-1ドライバー「俊君」、香川からは昨年KLS‐PRDEXチャンピオン「まっちゃん」を初めベテラン「Yさん」、徳島からはアイランドシリーズPRDEXチャンピオン「K部君」、ベテラン「北さん」他多数が参戦。
「レース当日」
レース当日は、前日から夜半までの雨に加え、今朝まで風が酷く、コースには枯葉等が散乱、空は何時雨が降り出すか判らないといった、どんよりとした、この時期には珍しい最低気温が10度を下回る位のかなり寒い理想とは程遠いコンディションでのレースとなりました。
そして、上記でも書いたように今回は、全くの「白紙での挑戦!」・・ならばと「噂のSL9」を履いて出場!(この時は未だ、まっちゃんと僕はテスト走行を一切していないにも関わらずギャンブルと最早言えないギャンブルだと信じていました・・)
フリー走行で逸る気持ちを抑えて他クラスの「SL9」を履いた仲間のカートの動きに注目。
「ん!?・・何かオカシイ」
「ブルー7君」は1コーナーで思わずテールスライドし、コースアウトして3コーナーまでテレポーテーション。
「やっぱりオカシイ!」
そして遂に・・
過る不安を否定しながら、いざ、コースイン!
いつものようにタイヤの皮むき&路面のコンディションを確かめながら軽くタイムアタック・・。
「全くグリップしない・・エア圧は確か・・0.9と少し多めを入れたハズ・・」
フィーリングはフロントグリップが決して高い訳では無いのだけれど、リアタイヤのグリップが極端に悪くオーバーステア。(進入スピードも上げられない上、立ち上がりオーバーステア)
当然タイムも37秒を若干切るのがやっとといった状況。
ピットに返り直ぐさま、エアーチェック。
信じられないことに全く熱が入ってない・・0.9と少し多めにエアーを入れたのに内圧の変化が殆ど無い・・こんなことは初めての事。
空気圧を上げるべきか・・下げるべきか・・。
メカニックに来て貰った「はやいねサン」と「Sサン」としばし悩む事に。
結果的には若干下げてタイトラに臨むことになりました。
「タイトラ」
タイトラはとにかくスピンしないように・・そしてタイムアタック後は積極的に車体を振りタイヤに熱を入れる事に努め、内圧の変化等予選ヒートの設定圧を探る事にしました。
結果はポールの「俊君」から遅れること約0.8秒の5番手と不幸中の幸い!?の未だ立て直しのきく結果に留まる事が出来ました。
因みに「SL9勢」トップは3番手の「まっちゃん」。(これって、ある意味ポールに匹敵するスーパーラップっすよ(汗))
そして何より・・
タイトラを終えタイヤを温めてピットインする間際、ようやくタイヤが鳴きグリップ感が上がるのを感じ予選①ヒートに向け少し光明が見えて来ました。内圧にも変化が!!!
「予選①ヒート」
何時ものように!?ポールの「俊君」が隊列を引き連れローリング開始。僕を含めた「SL9勢」には冒頭でも書いたように気温が低いこともあり、ヨコハマを履く俊君にとってはいつも以上にSL9勢を含め、他車にタイヤを温める猶予を与えてくれない。
僕と同じ心境であることが前車の「まっちゃん」の首を振るリアクションを見て取れる。
蟻の歩く速度並みの超スローローリングから俊君の思惑通り、タイヤに熱を入れさせて貰えないままスタートフラッグが振り下ろされる。若干諦めムードが幸いしてか緊張感も無く上手くアクセルを合わせることができたこと、2番手のK君がキャブを少しカブらせたことで右偶数列の2台をパスし3番手で1コーナーへ。
前半、少しづつ熱が入るにつれ増していくグリップ感を感じながらペースアップするも後半は少しづつフロントの入りが悪くなり、前車2台に引き離されゴール。ヒートの内容どうこうより、タイヤがグリップした事に内心ほっとしたというセッションでした。
後半のアンダーステアの原因は大体判っていたのでフロントセットと空気圧を変更し第2ヒートへ。
「予選②ヒート」
第2ヒートは変わらずポールは俊君、2番手に「まっちゃん」、そして僕という昨年KLS‐PRD開幕戦を思い出させるイントレピッドワン・ツー・スリー体制。
そんなどうでも良い!?変なプレッシャーを感じながらローリング。
ローリング最終コーナー立上がりの際、「まっちゃん」のアクセルがややフライングぎみであることが僕にも、「俊君」にも感じられた。「俊君」がブレーキをかけ減速、スタート成立はしないだろう・・と思っていたらスタートフラッグが振り下ろされ俊君と僕は完全に置いて行かれる羽目に。
右偶数列から2台位は抜かれただろうか…。気が付けば5番手走行。
なんともついていない。そして中盤前方をいく、「ゆうちゃん」、「ななちゃん」が1コーナークリップ辺りで接触。
「ななちゃん」はコース脇へ飛ばされてしまい、幸い怪我は無かったものの大きく順位を落とすことに。
「ゆうちゃん」を抜くべきか・・しばしポイント等考えながら4番手で追走。
ファイナルラップの4コーナーで「ゆうちゃん」のインを刺し3番手に上げるも最終コーナーで周回遅れに引っ掛かり、その際、また抜き替えされ結局、4番手でゴール。
「決勝」
決勝もグリットは変わらずポール「俊君」、2番手「まっちゃん」、3番手僕のイントレピッドワン・ツー・スリー体制!
ローリングは「俊君」の思惑通りあっけなくスタートが成立し、2番手「まっちゃん」を追走。
序盤かなり「まっちゃん」は内圧を低く設定してかグリップが悪くペースが上がらない様子。
チャンスを窺うも逆に中盤辺りから「まっちゃん」のペースについて行けず引き離され単独走行となりそのままゴール。
無謀なタイヤギャンブルで始まった開幕戦を良くも悪くも3番手で終えることになりました。
「レースを終えて」
今回の一番の反省点は「俊パパ」にもアドバイスを頂いたように・・
1度も使用したことの無いタイヤを「単なる噂」を真に受け、それを履きレースに出た事に尽きると思います。
ましてや冒頭で書いたように使用するフレームも今回のレースが初めてなのですから・・。
なので何かレースした感じがしていません・・自業自得ですが。
神様は見ていますね・・
レース当日、あれだけこの時期に気温が低かったのはきっと・・そういう事だと思います。