メルセデスベンツE320CDIアバンギャルド試乗記

登場以来、1度乗ってみたい・・・と思っていた
車にやっと乗れました・・・その車は、Eクラスの
CDI・・・・

雑誌などでの評価も良く、乗ったことのある方の話を
聞いても良い評判ばかり・・・国産メーカーでも、日産
スバル、ホンダとディーゼル車市販に向けて活発に動いて
いますが、このベンツのCDIはクリーンディーゼルの市販車の
先駆けという存在ですよね。
それだけにこの車、1度は乗ってみたい・・・と思って
いました。

Eクラス自体は前期型のE350のアバンギャルドに仕事で
乗ったことあるのですが、その時は左ハンドル初体験と
いうことで、ほんとんど楽しむ余裕が無かったです・・・

試乗前は、ベンツとは言え、ディーゼルはディーゼル・・・
どんな走りをするのか？というのが1番の不安でもあり
楽しみでもありました・・・
その不安はエンジンを掛けた瞬間から払拭されました・・・
室内にいる限り、この車がディーゼルということを全く
感じません・・・エンジンを掛ける時の振動もありません
し、走り出しても、ディーゼルということを全く感じません・・・
と言うより、車としての完成度が高く、走りが気持ち良いので
ディーゼルを感じる以前に運転していて楽しく、ディーゼル
かどうか？はどうでも良いと思ってしまいます・・・

ディーゼルと言うことで、トルクがあるので、発進加速は
アクセルを踏んだ瞬間から、力強い加速で、とてもスムーズ
です。ディーゼルなので高回転の延びは無いのかな・・・と
思いきや、アクセルを踏んで行くとあっという間に80キロ・・・
運転してる感覚も、ガソリン車と違いは無く、運転していて
この車がディーゼルだから、どうのこうの・・・というのは
全く無く、もし、同じ値段で同じ装備のEクラスがあるとすれば
ガソリン車を選ぶ理由は無いと思います・・・
恐らく、一般の方にこの車を何も言わずに運転させても
この車がディーゼル・・・と気づく人はいないと思います。

唯一、ディーゼルと感じるのは、アイドリングしたまま
外に出た瞬間・・・最近とバスやトラック同様、音は静か
ですが、ガラガラ音を隠すことは出来ないですしね・・・
しかし、リヤに回ると、全く音は気にならず、イヤな匂いも
全くありません・・・マフラーの揺れでディーゼルと感じる
程度です。

後期のEクラスとして見ると、完成度が非常に高く、乗り味は
熟成の域に・・・前期よりしなやかな足回りで、乗り心地は
かなり良いのに、ベンツらしいどっしり感があります・・・
ハンドリングも、シャープという物は無いのですが、意のままに
動くと言うか、ハンドルを切った瞬間の動きがとても気持ち良く
人が車にこう動いて欲しい・・・というのを車が人に返して
くれているような感じ・・・
とにかく、コーナーを抜けるのが気持ち良いです。

EクラスCDI、自分の中でも衝撃を受けた1台でした・・・