メインの追加メーターはDefiのZDを使用しています。リセットするまで各測定アイテムのMax値を記憶してくれるので便利です。
油圧、油温、エンジン回転数(数値とインジケーター)、水温をCVTの油温として使用しています。
エンジン回転数のインジケーターは5000RPMからLEDが点灯する設定としていますので、視界の下隅に見えるこれでマニュアルシフトをしています。
外気温度35度でエンジンに高負荷を10分程度かけると、水温98度、油温118度で、制限値は超えませんでした。CVT油温はN-Tec製のアルミオイルパンのおかげでMax106度でセーフティー温度まで上がる事はありませんでした。
エンジンルームの熱対策(ナサダクト、インタークーラー部のバンパー開口など)の成果を見るために温度計を設置しています。
KOSO製のデュアル温度計のセンサー入力線に切り替えスイッチを付けてセンサー数を2か所から4か所に増加して使用しています。
カシムラ製のデュアル温度計も使用して6か所を計測しています。
A : タービン上方 (KOSO) Max.120度
B : インタークーラー出側 (KOSO) Max.120度
C : インタークーラー入側 (KOSO) Max.120度
B,Cのセンサーは設置場所がアルミパイプで取り付け穴加工ができないので、銅ブロックをパイプ外形に合わせて削り、パイプに密着させています。外側の熱を拾わないように断熱材で覆っています。
D : エアクリーナーボックス (KOSO) Max.120度
エアクリーナーボックス外面に断熱材を張り付けています。
F、E はカシムラの温度計(Max.60度)で、Eはエアインテーク入口、Fはエンジンルーム内を測定しています。
走行条件によって変わりますが、夏場でも50キロ以上で走行すればE,Dはほぼ外気温になります。同じ条件で外気温に対してFはプラス5~10度、Aはプラス10~15度程度しか上昇しません。
100キロ以上の速度で走行すればF、A共にプラス5度程度に収まります。ナサダクトを塞ぐと開口時より15~20度上昇します。
低速走行時では外気温に対してAはプラス40度、Fはプラス20度程度に上昇します。同条件でE,Dはプラス10度程度上昇します。
夏季に停車すると約2分でFは60度を超え、Aは90度に達します。Eは6分で60度に達しますが、断熱したDは50度程度に収まります。この状態から50キロ以上の速度で10分程度走れば元の状態に復帰します。Aに関してはナサダクトをあけていれば5分で元の状態に戻りますが、塞いでいると15分程度かかります。ナサダクトは冷却に効果があります。
Cの温度は過給圧によって変化します。外気温に対してプラス10~70度程度上昇します。これに対してBは10~20度程度に収まります。インタークーラーへのウオータースプレーも効果(マイナス3~7度程度)が在りますが水量が150CC以上(15秒の連続稼働)必要なので現状のシステム(リヤウォッシャー流用)を変更する必要があります。
今夏は熱中症対策が成功して冬季に対するパワーダウンを最小にすることができました。外気温が20度程度になり、思わずアクセルを緩めてしまう加速がよみがえりつつありますが、今夏の熱対策がどのように影響してくるかが楽しみです。
ブログ一覧 | クルマ
Posted at
2016/10/31 00:07:13