TOKIOのブログ一覧

皆さん知るところのMAZDAの黒歴史「マルチチャネル」戦略
その犠牲となった販売店「EUNOS」
いろいろな業種が参入しそして消えていった。

しかし、TOKIO号の車検証には「車名：ユーノス」と誇らしげに記載されている。
(車検が切れていることには突っ込まないように・・・)
正式名称が「ユーノス ロードスター」だ

NA8Cから
車名「マツダ」になり「マツダ ユーノス ロードスター」となった。
そして平成9年10月27日の
シルバーストーンメタリック　5MT スペシャルパッケージ
NA8C-410187
をもってユーノス　ロードスターと言うクルマの生産は終わった。

北米でも
当初 「MAZDA MX-5　Miata」という名前で生産されていたが
現在は「MAZDA MX-5」だ

しかし、今でもNCのことを未だに「ユーノス」と呼ぶ年配の方を知っているし
海外でも「Miata Mk.3」と呼ばれている。

それだけ愛着がある名前を何故消し去るのか？
私にとってはいつまでも「ユーノス」だ・・・

ユーノスにとって忘れられない日が2月にはある。

1986/02/16　P729が開発PJに移管され平井敏彦氏が自推にて開発主査になる。

1989/02/11　MAZDA MX-5 Miata がChicago Auto Showにて発表される。

1989/02/15　MAZDA横浜技術研究所（現マツダR&Dセンター横浜）にて国内発表される。

国内発表はChicago Auto Showの評判の高さにより国内のマスメディアが
「日本で作って日本で売るクルマを国内より先に海外で発表するとはけしからん」
と広報を吊るし上げ急遽実現したイベントである。
当然展示車両なども予め準備されていないのでテスト車両を磨き上げて展示車両として代用した。

そしてこの場で名言が生まれたわけだ。
「このクルマのボンネットの下には、オイルではなく血が流れている。」

公の場で初めて「人馬一体」論を語ったわけだが、最後に役員から
「只今の主査の話の中で誤りがありましたので訂正いたします。正しくは『人馬一体』ではなく『人車一体』であります。」
今は考えられないことだが26年前の真実だ。

「人馬一体」とは感性工学のフィッシュボーンチャートによると
① タイト感
② ディレクト感
③ 走り感
④ コミュニケーション
に繋がる初期感性コンセプトなのだが
私は④のコミュニケーションを最重要と捕らえている。
愛馬と暮らしてきた人々と同じようにクルマと語り合うことだと私は解釈している。
誰もがユーノスを駐車場にいれ、そばを離れるとき、思わず愛車を振り返って見てしまう経験はあるだろう。あの感覚だ。
最近知り合った友人は通勤路の中古車屋で見たユーノスを「運命の出会い」という。

「科学技術万能の色あいを益々強めていく最近の世の中だが、ロードスターが『精神的な潤い』を提供する素材として『クルマとの付き合いによる感動を忘れかけていた人々』を目覚めさせ、ひとりでも多くの人の共感を得ることができればこれに勝る幸せはない。」

主査の言葉にありったけの感謝の言葉で応えたい。

本日は奥多摩ミーティングの日
今月までは路面凍結注意のため調布で開催
来月からはホントの奥多摩です。

さて本日の会場の風景・・・
ご覧の通りユーノスばっかり♪
ユーノス以外のロードスターは私のNBだけ♪
いや～会話が弾むな～♪

昨日レンタカー屋さんで捕獲したユーノスオーナーも参加されて楽しんでくれたみたい♪
あ～ユーノスいいな～！
やっぱりユーノスだわ！！

Zの父と言われたMr.Kこと片山豊氏が天に召されました。
中年太りしたZにはまるで興味ないがやはり初代S30は別格でした。
享年105歳。
ご冥福をお祈りいたします。

今年2015年は私が社会人になってちょうど30年。
ふと思い立って出かけました。
私が初めて社会人となって暮らした社員寮・・・
既に不景気のあおりで廃寮となっていましたが、エントランスには面影があります。
今、東京で仕事をしている事業部は最初に携わったプロジェクトの事業部。
仕事の取り組み方。考え方。こなし方。
いろいろ学んだことが、今も染み付いています。

環境や手法はいろいろと変わりましたが根底にあるものは変わらず。
それでいいと思います。

またこの寮では趣味に関してもいろいろ影響されました。
ジェミニを買ってモータスポーツにのめりこんだのもこの寮。
みんなでスキーに行きだしたのもサーフィンを始めたのもこの寮。
会社を休んで丸井のバーゲンに徹夜で並んだのもこの寮。

当時は六畳一間に二人部屋など今では考えられない寮生活ですが
紛れも無く30年前にここからスタートしたのです。

過去を振り返っても進歩は無いのかもしれませんが、過去を糧として進んでいきたいですね。