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2017年08月12日 イイね!

ANGVILLA

ANGVILLA
8月6日(日曜日)は朝から夕方までイベントのハシゴでした。まずはこの時期恒例、ドリームオートからお誘いの栃木市「蔵の街サマーフェスタ」で512BBは久しぶりの出動です。

 しかし前日に重大トラブル発生。明日のパレードに向けてノーズに貼り付いた多数の虫の屍骸を除去しておこうかとガレージから出したところに後ろからゴツンという軽い衝撃。何事かと思ってルームミラーを見ると恐怖に震えながら目を見開いてハンドルを握る妹の顔。なんと駐車場内で妹の車にリアバンパーをぶつけられてしまいました。「どうしてくれるのよっ!」と怒り狂う私に妹は平謝りですが怒っていても解決はしませんのでダメージの確認が先です。幸いバンパーの塗装が一部はがれてしまった程度で損傷は軽度でした。これならそれほど大修理が必要ではなさそうです。妹よ、命拾いしたな。

 いずれにしてもこのまま放置はできません。栃木のイベントには1年ぶりにお会いするお友達も大勢いらっしゃるので挨拶もしなければならないし、当日はとりあえずそのままドリームオートへ。512BBはこの日のうちに板金塗装をお願いするため入院となりました。

 しかし相変わらず良さげなクルマが在庫されていますね。写っている3台だけで総額は4m(うひょー!)だそうです。

 上記のような事情で私はパレードには参加できないためこの日の私は出発する皆様をお見送りする立場になりました。

 お友達のハリガヤさんも元気にご出発。こうしてパレード参加車両を全て見送った後に栃木駅から特急で浅草に戻りました。
ところでこの日は土用の丑の日でしたのでウナギを食べない手はありません。ところがうちの従業員のポカでお店の予約が取れておらず、やむなく今年のウナギは表題の写真のごとく宮川の鰻弁当(しかも並)。まあそれでも縁起事だし鰻弁当は美味しかったからいいけどね。

 そんな経緯で鰻弁当をお腹に収め、クルマを575Mマラネロに乗り換えて幕張メッセへ。去年停めた地下駐車場は満車だったのでやむなく灼熱の屋外駐車場にP。なんだか暗雲立ち込める東の空を見ながら展示場へ向かいます。

 さて今年もやってきましたオートモビル・カウンシル。この日は全日程3日間の最終日とあって終了時刻が早く、駆け足で見て回りました。去年はどこいこーか?さんからチケットを頂戴しましたが今年は自腹で(笑)。

 このイベントについてはすでに多くの皆様が詳細にリポートなさっているので今回は私が個人的興味をそそられた車だけを取り上げさせていただきますね。
まずはシボレー・コルベア。ボディを取り巻くラインは当時の自動車デザインに強い影響を与え、「コルベアルック」なんて呼ばれてわが国でも真似した車種がたくさんありましたね。でもこの車にはそうしたポジティブなイメージよりもラルフネーダーの著書によって大企業の暗黒さを象徴するアイコンになってしまったのは悲劇です。実際あのときのGMのやり口は悪辣そのものでしたからね。でも実際に発生した事故の多くが大出力リアエンジン車の扱いに慣れていない消費者のドライビングにあったことも事実で、今日のスーパーカーの事故の原因と共通する側面もあるように思います。

 続いてロールスロイス・コルニッシュです。最近どうもロールスロイスやベントレーのクーペがカッコ良く見えて仕方がありません。目下仕事の足として活躍しているM6は実用的で速く乗用車としての能力にはまったく不満は無いのですが、やっぱりバレーパーキングなどでは「単なる古いBMW」とナメられてしまいます。英国高級車は部品供給などサービス体制が整っていることもとても魅力的に感じています。ロールスロイス、本気でいいなあ。

 英国車で「オオッ!」っと声が出てしまったのがラゴンダ。子供のころ実家の斜め向かいにお住まいの社長さんが乗っていましたが1年のうち8ヶ月間が入院だったとぼやいていたのを思い出します。デザインとデジタルメーターが「未来」を感じさせる車でしたがオーナーの皆さんはご苦労な去ったことでしょう。

 そしてズラリと並ぶDSとSM。

 その中でも目を引いたのはデカポタブル。アンリ・シャプロンの手による美しいデザインのオープンは魅力満点です。もともとDSはシャーシで剛性のほぼ全てを確保する設計なので屋根を切っても問題が無かったそうです。前にチラリと見える子供用もトレビアン。

 フランス車といえばわが国でも30年前に一世を風靡したのがプジョー205。このクルマのデザインはかのフィオラバンティ氏で今見てもお洒落ですよね。あんなにたくさん走っていたのに今ではトンと見かけなくなっちゃいました。

 1980年代に若者が乗る「外車(この言葉自体古いなあ)」で一番人気はなんと言ってもゴルフでしょう。初代ゴルフが出たばかりのころはまだ輸入車に関税がありゴルフといえどもそれなりに高価で、メルセデスなどで日頃からヤナセと付き合いのあるお金持ちの御曹司が乗っている印象でした。ゴルフ・カブリオレの屋根を外して女の子に声をかけるお金のある男子大学生が当時の青山通りには多発していましたが、女性側の事情としても「外車に乗ってる彼氏」というのは自慢になる時代でしたので男女の利害は一致していたとも言えるでしょう。まあ男女ともどっちもどっちでしたね(笑)。

 全くの偏見だと思いますが80年代のヤナセ自動車が取り扱っていたブランドのうちアウディは「奥様用」というのが私の認識でした。実際お父さんがメルセデスに乗り息子はVW、お母さんはその間隙を縫ってアウディというご家庭はウチのご近所には多かった記憶があります。そんなアウディの中にあって「硬派」として一目置かれていたのがこのクアトロ・クーペ。気取って「Ur」なんて呼ぶ人もいましたね。このクアトロ・クーペはスキーの国体選手だった友達のお兄さんが乗っていて、スキー場への雪道を駆け抜ける姿がかっこ良かったのを覚えています。

 そんなスポーツのイメージが強かったアウディ・クアトロのなかでも飛び切りのスペシャルはグループBカーのスポーツ・クアトロですよね。ホイールベースを切り詰めて当時としては超強力な300馬力のターボエンジンを心臓に持つこの車はBカー時代のラリーファンにとってカリスマ的人気を誇っていました。

 ドイツ車といえば空冷ポルシェの高騰ぶりにはいつも驚かされます。74のカレラで30cm超とは。

 イタリア車に目を移すと以前ドリームオートに展示されていたのを見て本気で欲しくなったギブリ。フランス車以外で一番青が似合うのはこの時代のマセラティではないでしょうか。伸びやかで破綻の無いデザインと鍍金パーツが美しく、大人の魅力にあふれていますね。

 そしてイタリアンエキゾチックカーの西の横綱といえばカウンタックでしょう。

 すっきりしたLP400こそがデザイン上の最骨頂と主張する人もいますが、私が一番好きなのはLP500QV。それにしてもお値段がしびれますねえ。

 シャマルも以前は3cmくらいの出物があったのですが、こちらも高騰していたんですね。もっともビトルボも含めて当時のマセラティは現存率が相当に低そうなので希少な極上車だと高くなるのはやむをえないというところでしょう。

 今でも時々虎ノ門あたりで見かけることがある412スパイダー。展示されていたのは程度の非常に良い個体でしたがこのお値段はどうなんでしょうか。

 去年はプジョー204に目を奪われた私ですが、今年はフィアット124にビビッときちゃいました。セアトやラーダでもライセンス生産されていたフィアット124は我が国のカローラやサニーに相当するイタリアのファミリーカーですので使い潰された個体が多く現存は少ないのでしょうね。展示車はラリーですので生産台数も少なく希少性もさらに高いのでお値段もそれなりに張ると思われます。

 巡りめぐって国産車に目を移すと素晴らしいスカイライン・スポーツ。こういうイベントじゃないと拝めないお宝ですね。

 日産のブースにあった戦前のロードスター。このクラスになるともう近代工業遺産でしょう。維持していらっしゃるオーナーの方には心から敬服します。

 マツダには初代RX-7。当時スーパーカーの象徴でもあったリトラクティブライトを装備して颯爽と登場し、当時の子供向け雑誌に「日本にもスーパーカーが誕生!」と高らかに喧伝されていたのを思い出します。それにしても緑色が似合うクルマって初代RX-7とX1-9 だと思うのは私だけでしょうか。

 去年はモリゾウこと豊田章男社長が自分の給料で最初に買ったというカローラGTを展示したトヨタですが今年は初代プリウス。今ではすっかり巨大化&複雑化したプリウスですが最初のモデルはシンプルで小さい車ですね。

 そんなプリウスも登場から早20年。今では低エミッション車のスタンダードとなったハイブリッドシステムですが登場したばかりの頃は世間に受け入れられるかどうか疑問視する向きもありました。同じように燃料電池車ミライも将来は「普通」になる日が来るのかもしれませんね。ガソリン車の黄昏が少し現実味を増してきたように感じます。

 それからオーテック・ステルビオが展示されていたのは驚きました。発表されたときの私の感想は「デザイン、もうちょっとどうにかならなかったのかなあ」という微妙なものでしたが、今見るとちゃんとザガートらしいダブルバブルルーフもあったりしてそれほど奇抜に見えないのが不思議です。確か新車価格がベラボウに高く、バブル期の金満時代にあっても高過ぎてあまり売れなかった気がします。

 17:00になって会場に流れ始めた「蛍の光」のメロディーに終われるように出口に向かうと来年開催のオートモビルカウンシル2018のポスターが見送ってくれました。当然また来るつもりです。もちろん自腹でね(笑)。


●表題の意味「鰻」 ※読み方「アングィーラ」

ANGVILLA「鰻」第Ⅱ変格女性名詞主格単数。
鰻を表すラテン語としてもう1つMVRAENAを挙げている書物もありますが、このラテン語の名刺が指すのは正しくはウツボで、ときにヤツメウナギのことをこう呼ぶこともありました。MVRENAは意味も綴りも変わらず現代イタリア語に残っています。この名のマトラ製3人掛けミドシップカーがありましたが、いったいどういうセンスでこう命名したのか謎ですね。
意外にお感じになるかもしれませんが鰻は古代ギリシアでも普通に食べられていて、うな食の習慣はそのままローマ人にも夏のご馳走として受け継がれました。ローマ人は鰻をどうやって食べていたかというと背開きに割いて串を刺して炭火で焼くことが多く、その際「タレ」を何度もくぐらせながら鳥の羽やパピルスで編んだ団扇で煽ぎながら焼くのがローマ市民の間では一般的でした。使われていたタレのレシピは数々の研究で明らかにされていて、ガルムという魚醤をベースに蜂蜜と少量の香辛料を混ぜたものが使われていたことが分かっています。要するにこれって完全に「蒲焼」ですよね(割き方は関東風、焼き方は関西風)。古代ローマ人も夏のスタミナ源としてウナギを食べることが推奨されていましたし、古代ギリシャでもウナギの食べ過ぎは太るので注意せよと言われていました。現代日本の我々と見事に一緒ですね。 
Posted at 2017/08/12 15:51:43 | コメント(6) | トラックバック(0) | 日記
2017年07月30日 イイね!

ANTLIA

ANTLIA
 先日12か月点検を終えて戻ってきたと思ったらわずか数時間でコーンズに再入院となっていた575Mマラネロが戻ってきました。今回壊れてしまったのは写真のF1ユニットのポンプ。幸いパーツが在庫されていたためわずか3日での超高速修理となりました。

 この猛暑のなか私を心胆寒からしめていた修理費用は約4㎜で済みました。F1が壊れたら1㎝は覚悟するべしと私を散々脅かしてくれるご親切な方もらっしゃったのですが、最も高価なアクチュエーターは無事だったためポンプ交換だけで修理完了と相成りました。
 
 多くの皆様からまたも暖かいご声援を頂戴いたしまして、誠にありがとうございました。取り急ぎ575Mマラネロの復活の報告と御礼まで。

 
●表題の意味「ポンプ」 ※読み方「アントリア」

ANTLIA「ポンプ」第Ⅱ変格女性名詞主格単数。
 天文ファンの方なら釈迦に説法ですがアントリアとは星座の「ポンプ座」のことですね。但しこの星座名の由来は水を汲み出すポンプではなく空気を吸い出す真空ポンプを意味しています。ボイル・シャルルの法則で有名なアイルランドの物理学者ボイルが高効率の真空ポンプを発明したことを記念して星座に名を付けたという説もありますが、正直この星の並びでどうやって真空ポンプを連想したのか理解困難ですね。
 ポンプを意味するもう1つの単語にSENTINVM(第Ⅰ変格中性名詞主格単数)があります。この言葉は元々「汲み出し」のほか、「窮地にある」という意味もあります。同じ語幹のSENTINAという言葉があり、これは船底に溜まる汚水で所謂ビルジの意味です。ビルジが増える状況=沈没の危険ということになります。
Posted at 2017/07/30 22:29:43 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2017年07月27日 イイね!

MENS AEQVA IN ARDVIS

MENS AEQVA IN ARDVIS
 梅雨は明けてもまだ雨が多い今日この頃。こんな日に活躍してくれるはずの我が「全天候型フェラーリ」575Mマラネロは先週から12ヶ月点検でコーンズに入院中でした。気になる費用は通常の点検に加えて劣化し始めていたブレーキホースの交換などをして総額3㎜程度。思いの外お安く片付いたのはラッキーです(アリガタヤ~)。日中に仕事の空き時間ができた一昨日、気分も軽くコーンズに整備の終わった575Mマラネロを引き取りに行ってきました。


 戻ってきたマラネロはエアコンもバッチリ効いて快適で、AUTOモードのイージードライブはラクチンです。ところが都内数か所で用事を済ませて自宅に帰った時に駐車場で異常発生。F1のポンプが作動したまま止まらなくなってしまいました。エンジンを切ってキーを抜いてもポンプは止まらず、これはどう考えても緊急事態。すわ一大事とコーンズへ引き返すことになりました。幸い冷や汗かきつつドライブした道中の首都高速ではシフトに異常は現れず、このままたどり着けそうだと思って芝公園出口から出た途端にF1の警告灯が点灯しギアシフト不能で5速ホールド状態になってしまいました。それでも低速から太いトルクのあるエンジンのおかげで騙し騙しコーンズの前まで到達した瞬間にエンジン停止。わずか数時間後の再入院となってしまいました。


 気落ちする私を気の毒に思ったのか、コーンズのメカニック氏が浅草の自宅まで送って下さることになりました。ちょうど試乗車が空いているのでそれで送って下さるとのことで待つことしばし、現れたのはこのクルマ。とりあえず色はマラネロと一緒でテールランプ4灯がいいわね。


 前に回って見ると、おおっ!これは最新モデルのGTC4ルッソではありませんか。しかもこのクルマは12気筒の最上級グレード。早速助手席に乗り込み最新フェラーリの走りを体験させていただきました。

 
 高速のレーンチェンジで4WSシステムによる不思議なスムーズさに驚かされましたが、それ以上に昨今のフェラーリの心憎い演出にはほとほと感心させられます。助手席側にも回転・速度と前後左右のGを表示して楽しませてくれます。
このGTC4ルッソは顧客層が限られることとお値段が災いしたのかまだ少数しか売れていないそうです。う~ん、マラネロ君が復帰できない事態になったらどうしようかなあ。



●表題の意味「逆境でも平常心」 ※読み方「メンス・アエクァ・イン・アルドゥイス」

MENS「精神」「心」第Ⅲ変格女性名詞主格単数。複数形をMENSESと綴ってしまう間違いをよく見かけますがこれは「月経」の意味です(でも何故か女性名詞ではなく中性名詞なのです)。MENSの複数形はMENTIS、英語のmentalの語源であることはすぐ分かりますね。
AEQVA 「冷静な」「平静な」第Ⅰ類女性形容詞主格単数。語幹を同じくする派生語にAEQVITAS「同一」「平等」、AEQVATOR「赤道」があります。
IN 「~においても」「~の中に」奪格支配前置詞。
ARDVIS 「困難」「逆境」第Ⅱ変格女性名詞奪格複数。
Posted at 2017/07/27 13:39:09 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
2017年07月12日 イイね!

FESTINA LENTE

FESTINA LENTE
ここのところすっかり足遠のいていた代官山モーニングクルーズですが今回のお題が「1980年代までのクルマ&OVER50!」ということで512BBも私自身もドンピシャです(笑)。当日は朝から酷暑になると予報されていましたが意を決して久しぶりに参加してみました。

 6:45頃に旧山手通りに到達して列の最後尾に並びました。3台前にどこいこーか?さんの512BB、さらにその前にこだわりおやじことシルキー6さんのBMW635CSiが見えます。
しかし都立一商前の信号から先が大混雑で動きません。この信号を利用して列に入る車もいるので(とくに禁止されていません)この交差点から先がなかなか進まず蔦屋の駐車場に入ることができるまでに30分以上かかりました。


 駐車場ではちょうどどこいこーか?さんの赤黒の512BBの隣が空いていたのでそこへ駐車。


 さらにその隣は先日の長野エムウェーブで拝見したこだわりおやじさんの635CSiでした。この日の気温は7:00の段階ですでに30℃を超えていて湿度も高く不快指数激高なのに、スムーズに回るビッグシックスのフィールを楽しむためにこの635CSiは何とエアコンレスだそうです。いや~気合入ってますね。脱水と熱中症には十分お気を付けくださいね。


 BMW6シリーズは他にもたくさん参加なさっていました。1980年代に遊んだ世代にとって六本木界隈で最も「モテ車」と認識されていたのは何と言ってもBMW6シリーズでしょう。まずはM6です。


 こちらもM6で、前に大黒や長野でお見かけしたアイディングの個体です。


 当時外苑東通りなどで熱い視線を送られていた6シリーズに隠れるように一部の通が好んだのが2代目5シリーズ、E28です。今見るととても落ち着いた大人の雰囲気を持っていてカッコ良く、ちょっと欲しくなっちゃうなあ。


 その5シリーズ随一のホットモデルがM5。6シリーズとシャーシは共通ですがBピラーがしっかりしていて車重も軽く、実は筑波などのタイトなコースではこっちの方が速かったりします。


 そして口の悪い人から「六本木のカローラ」呼ばわりされた3シリーズE30をベースにBMWがツーリングカー世界制覇のために送り出したM3。当時このブリスターフェンダーがしびれるくらいカッコ良く、トランク上のスポイラーはその後の多くの車種に影響を与えましたね。


 さらに当時のBMWより一段格上の存在として憧れだったアルピナ。ノーマルのBMWにアルピナのストライプを\20000で貼り付けてくれる業者が蒲田にあって、当時はかなり繁盛していました(笑)。


 1980年代はポルシェの水冷FRスポーツモデルが最も輝いていた時代だったのではないでしょうか。944は私もちょっと好きでした。


 それから928。初めて見たときはその未来的なデザインに驚嘆したものでした(特にリア)。


 それからこのクルマも1980年代の示準化石と言えるでしょう、今ではブランド自体が消滅してしまったサーブの900。当時作家の五木博之さんが乗っていて作品に登場したことから人気となったのも懐かしい思い出です。

 仕事の都合で8:30頃に代官山を後にしましたが、30℃を超す炎天の下でも我が512BBは去年直したエアコンがとりあえず効いてくれたので快適なドライブでした。梅雨が明け35℃超えが当たり前の時期になるとさすがに512BBは限界で、代わりに575Mマラネロが本領発揮です。575Mマラネロもそろそろコーンズから12ヶ月点検の見積もりが送られてくるはずなのでそれを戦々恐々と待っているところです。さあて、お幾らかかるかしらぁ。それを考えると少しだけ涼しくなります、背中が。

●表題の意味「ゆっくり急げ」 ※読み方「フェスティーナー・レンテー」

 「ゆっくり急げ」という一見矛盾を孕んだこの言葉はご存知のとおり初代ローマ皇帝アウグストゥス(本名GAIVS IVLIVS OCTAVIANVS AVGVSTVS、ローマ皇帝としてはIMPERATOR CAESAR DIVI FILIVS AUGVSTVS)の言葉として知られています。でもアウグストゥス本人が好んだ言葉は元々はラテン語ではなく、ギリシャ語の諺σπεῦδε βραδέως「急がば回れ」でした。アウグストゥス没後の1世紀後半~2世紀前半(ちょうど「五賢帝時代」)に活躍した歴史家スエトニウスが著した歴代ローマ皇帝の伝記「皇帝伝(DE VITA CAESARVM)」の中に表題のようにラテン語に訳されて広まったといわれています。
 皇帝伝にはアウグストゥスが好んだもう1つのギリシャ語の諺が記されています。その言葉はἀσφαλὴς γάρ ἐστ᾽ ἀμείνων ἢ θρασὺς στρατηλάτης「大胆な将軍よりも慎重な将軍の方がマシだ。」というもので、ギリシャ悲劇詩人エウリーピデスが著した「ポイニッサイ(フェニキアの女たち)Φοίνισσαι」が出典です。
 そういえば表題の言葉をそっくりそのまま店名にしている小さなイタリア料理店が甘粕横丁にあります。そこのチーズたっぷり茹で上げパスタは絶品ですよ。ダイエットの大敵ですが(笑)。

FESTINA「急げ」、FESTINO「急ぐ」第Ⅰ活用動詞の能動相命令形Ⅱ人称単数です。
LENTE「ゆっくりと」、副詞。

Posted at 2017/07/12 14:39:32 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
2017年07月09日 イイね!

OTIVM EX LABORE

OTIVM EX LABORE
 梅雨の真っただ中なので雨が降ることは当然と言えば当然ですが、こう湿っぽいと比喩ではなくアチコチ黴が生えてきそうです。先週の日曜日は久しぶりに大黒へ行こうと思い512BBで家を出たのですが首都高速に乗った途端にフロントグラスに雨粒がポツリポツリ。512BBは雨にはからきし弱いので急いで引き返し、575Mマラネロに乗り換えて大黒へ向かいました。

 余程私の日ごろの行い良くないのか、皮肉なことに大黒に着く頃にはお天気は晴れ。Kohei様が主催する「456の価値を高める会」にお邪魔させていただきました。

 そのあと辰巳にちょっと寄り道。ランチの約束があったため15分ほどで辰巳を後にして浅草に帰りました。

 そういえば先週日曜は都議会議員選挙。私は家の近所の小学校で投票を済ませましたが、開票速報では投票した候補者(中学の友達のご親族)はあえなく落選。合掌。

 先日のマフラー外れを修理して以来575Mマラネロは快調そのもので、梅雨空の下で全天候型フェラーリの面目躍如といったところです。ちょうど12か月点検の時期になったのでコーンズへご入院。

 ディーラーマン氏と少しだけ昨今のフェラーリ市場についてお話ししましたが、488は売れに売れているとのこと。すでにスパイダーモデルなどは2年待ちとなるほどの大量のバックオーダーを抱えているそうです。実際にこの日も注文をしているお客さんが2組もいらっしゃいました。アベノミクス、万々歳です。

 ちょっと時間もあったのでショールーム2階の中古車の展示を見てきました。紺の512BBがもしかしたらあるかなと思ったのですが残念ながら納車整備中で工場に入っているとのこと。ショールームから少しだけ工場がのぞけるのですが、リフトの上にはどこかで見たことのある個体が。コメンダトーレ氏はもしかしてスーパーファストに乗り換えるのかしら?

 夜は先日に引き続き中華街へ。この日はここも美味しい名店の萬珍楼。夏に向けた「ボディ軽量化計画」は早くも挫折の模様。


私がフェラーリ(特に512BB)に乗り始めてから多くの人から投げかけられてきた質問があります。大黒だろうが辰巳だろうが場所を問わず繰り返されてきたその質問とは「お仕事は何してるんですか?」というもので、現在でもみんカラのメッセージで直接尋ねてくる人がいるほどです。確かにオバチャンが複数台の12気筒フェラーリを自分用に乗り回しているのですからお金の出所に興味をお持ちになる気持ちは理解できます。きっと私も同じようにそういう人を見たら「あの人は何者?」って思うでしょうから(笑)。
 私は20年すこし前にそれまでの勤務先を辞めて独立起業し、現在もその会社の代表取締役社長として経営を続けています。従業員10人足らずの小さな会社ですが業務内容は経営者の気の多さを反映して多岐にわたっていて、外国語に関連した事業が主体ですが最近ではヨガ教室なんかも始めました(笑)。おかげさまで業績は一貫して安定成長を達成しており、ありがたいことに目標だったベルリネッタ・ボクサーを買って維持できる収入を頂いております。
 何でも金次第と言うと聞こえは良くないのですが、世の中は何をするにも(特にお楽しみには)絶対的にお金は必要です。私には運用益を得られるほどの資産は無いので、楽しむためのお金を得る手段は日々のお仕事しかないわけです。お仕事あってのお楽しみ、逆も裏もまた真なりってところですね。

 ※今日(7月9日)は朝から代官山モーニングクルーズに参加しました。そのリポートはまた日を改めて掲載いたします。


●表題の意味「労働からの余暇」 ※読み方「オーティウム・エクス・ラボーレ」

OTIVM「暇」第Ⅱ変格中性名詞主格単数 。
EX 「~から」「~により」奪格支配前置詞。
LABORE「労働」第Ⅲ変格 名詞

OTIVMの前に否定辞を付けたNEGOTIVM(ネゴティウム)という言葉があります。意味は「暇」の逆、つまり「仕事」です。いうまでもなく英語のnegotiationの語源です。LABOREはそのまま英語のlaborですね。EXはラテン語でよく使われる前置詞で支配する名詞が奪格CASVS ABLATIVVSなので「~により」「~から」「~とともに」といった手段や起点などさまざまな意味を持ちます。なのでA EX Bは「BによってA」あるいは「BついでA」のように訳します。なので表題のラテン語言葉は「仕事あっての余暇」というように意訳できます。
Posted at 2017/07/09 21:56:27 | コメント(5) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「512BBで途中まで出かけたのですが、ポツリポツリと雨粒がフロントグラスに当たり始めたので引き返しました。575Mマラネロに乗り換えてこれから大黒へ向けて再出発します。」
何シテル?   07/02 10:26
子供の頃に展示されていたベルリネッタ・ボクサーを指差して「私、大人になったら絶対この車買うから!」と宣言して早や30有余年、念願かなってやっとオーナーに。
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